ゲーミングキーボードって結構色々な種類があって何を購入すれば良いのか迷ってるという方、結構多いと思います。
私も最初テンキーレスだったら何でもいいやって感じで選んでみようと思ったのですが、それでもキーボードごとに全然仕様が違っていて、どのキーボードが自分に合っているのか全然分かりませんでした。
なので、自分なりに色々と調べてみて、「自分に合ったゲーミングキーボードを選ぶためにはどうすればいいのか?」っていうのを考えた結果、無事自分に合ったゲーミングキーボードを選ぶことができました。
ということで今回は、自分に合ったゲーミングキーボードを選ぶための重要なポイントについて、私の経験を踏まえた上で紹介していきたいと思います。
良かったら参考にしてみてください。
・フルサイズか?テンキーレスか?自分の好みと使用用途で選ぶ
・メカニカルキーボードと静電容量無接点キーボードのモノを選ぶ
・キースイッチは自分の好みと使用用途で選ぶ
・キーのカスタマイズ機能(マクロ機能)が付いているかで選ぶ
・アクチュエーションポイントの変更ができるか?
個人的にオススメのゲーミングキーボードををいくつかピックアップした記事も書いています↓
【買って失敗しない】ゲーミングキーボードを選ぶ5つのポイント
ゲーム大好きライザーです。
ここからはゲーミングキーボードの選び方について解説していきます。
フルサイズか?テンキーレスか?配列は日本語配列か?
キーボードのサイズには主にフルサイズ、テンキーレス、Fnキーレスの3種類があります。
フルサイズ | 一般的な幅の広いキーボード |
テンキーレス | 一番右のテンキーが付いていないコンパクトなサイズのキーボード |
Fnキーレス | テンキーとFnキー(F1とかF12とか書いてあるキー)が付いていない非常にコンパクトなサイズのキーボード |
一応個人的にオススメなのはテンキーレスのキーボードなんですが、これに関しては自分の使用用途によって選ぶのが良いと思います。
頻繁にテンキーを使うのであればテンキーは合った方が良いですし、デスクのスペースが限られているのであればテンキーレスかFnキーレスのキーボードがオススメです。
ただ、Fnキーレスの場合はショートカットキーが複雑でちょっと面倒くさいので、個人的にはあまりオススメはしないです。
キーボードの配列は日本語配列かUS配列か?
キーボードには“日本語配列”と“US配列”というのがあります。
日本語配列もUS配列も基本的には「QWERTY」という一般的なキーボードの配列パターンとなっているので、文字の場所が違うというわけではありません。
もちろん、文字もちゃんと日本語で打つこともできます。
ですが、エンターキーの形状が異なったり“かな”が印字なかったりします。
また、日本語配列だからと言って必ず“かな”が印字されているというわけでも無いので、そこにも注意が必要です
ゲームをするだけならどちらの配列でも問題無く使うことができると思いますが、チャットをしたりブログを書いたりする方は日本語配列の方が使い慣れていると思うので良いと思います。
キーボードの種類は何がオススメ?
まず、キーボードには大きく分けて4つの種類があります。
メンブレンキーボード | よくあるキーボード。ただ、キーボードの戻り?が遅く、打鍵感があまり無いかも |
パンタグラフキーボード | キーストロークが浅い。ノートパソコンとかによく使われている |
メカニカルキーボード | 各キースイッチに機械式スイッチと金属製のバネを組み込んだ特殊な構造を採用している。ゲーミングキーボードによく使われている |
静電容量無接点キーボード | 電極が接することなく、一定レベルに近づくことで回路が接続されてキーが押されたことを認識する。物理的な接点が無いので耐久性がめちゃ高い |
で、ゲームを快適にプレイしたいのであれば、個人的にメカニカルキーボードか静電容量無接点キーボードのどちらかがオススメです。
もちろんどのキーボードでも十分快適にゲームをプレイできるのですが、キーの反応速度はメカニカルキーボードと静電容量無接点キーボードの方が圧倒的に上です。
メカニカルキーボードや静電容量無接点キーボードに使われているキースイッチの場合は、最後までキーを押さなくてもある程度まで押された時点で反応するように作られています。
メンブレンやパンタグラフキーボードは基本的に最後まで押し込まないと反応してくれません
なので、ガチでゲームをやりたいって方は反応速度の速いメカニカルキーボードか静電容量無接点キーボードのどちらかがオススメです。
ただ、キーの反応速度が速いと言っても、ゲームの勝敗に大きく左右するほどの差ではありません。
私も実際にメカニカルキーボードを使っていますが、反応速度が速くなったとは感じるものの、ゲームで反応速度の速さを実感したことはほとんど無いです。
なので、ゲームが上手くなりたいがために、キーボードに無理してお金をかける必要性はあまり無いのかなぁと個人的には思っています。
もし、ゲームが上手くなりたくてお金をかけるのであれば、キーボードよりもエイム力に影響の出やすいマウスにお金をかけるべきだと私は思いますね。
一応ゲーミングマウスに関しての記事も書いているので、良かったらそちらも参考にしてみてください。
赤軸?青軸?茶軸?キースイッチはどれがオススメ?
メカニカルキーボードはキースイッチに特殊なバネやスイッチなどを使用していて、打鍵感や打鍵音というのはメーカーや“軸の色”によって異なります。
で、このスイッチっていうのは打鍵感や打鍵音にもろに影響が出てきて、個人的にゲーミングキーボードを選ぶうえで1番重要な要素だと思っています。
キーを打った時にほとんど音がしなかったり、キーが浅すぎて打ってる感じがしなかったらめちゃくちゃストレス溜まりますから、かなり重要ですよね。
で、それぞれの軸の主な特徴は以下の通りです。
赤軸 | 感触が軽く音が静か。ただし、キーボードを打っているという爽快感が無い |
青軸 | 打鍵感は気持ち良いが、タイピング音がデカい |
茶軸 | 赤軸と青軸のちょうど中間くらい。変に主張しすぎていないのでかなり使いやすいと思う |
黒軸 | キーの押し心地がかなり重い(60gくらいある)。なので、強く押し込み過ぎて指が疲れる可能性がある |
銀軸 | 他の軸に比べキーストロークが短く、反応速度が速い(赤軸の強化版的な立ち位置)。キーも軽さも普通のキーボードと同じくらいのため使いやすい |
緑軸 | Razer製のキーボードに使われている。青軸をより強化させたような感じ |
出典:ふもっふのおみせ
軸に関しては簡単に説明するとざっとこんな感じです。
ただ、タイピングした時の音は言葉で説明するよりも動画で実際に見てもらった方が分かりやすいと思います。
海外の方がYouTubeにアップしていた比較動画が非常に参考になるので、良かったら見てみてください。
ちなみに、この動画で紹介されているキースイッチ『Cherry製(ドイツ)』なのですが、自社オリジナルのキースイッチだったとしてもそこまで差はないので結構参考になるかと。
後、個人的に軸は何がオススメなのか?っていうのを用途別にまとめてみました。
ゲームと並行してボイスチャット又は実況をする→赤軸、銀軸、黒軸がオススメ
ガチでゲームがしたい(とにかく反応速度が速い軸)→銀軸がオススメ
キーを打った時のカチカチ音が好き→青軸、緑軸がオススメ
どちらの性質も持ったキーが良い→茶軸がオススメ
一応個人的に一番初心者にオススメなのは茶軸ですね。
キーを打った時の音もそこまで大きくなく、打鍵感もしっかりあるので1番無難かと。
ただ、青軸や緑軸の独特のクリック音も最高なんですよね。
まぁその辺は動画を見たり、どういう環境で使用するのか?自分なりにどのキーボードが合っているのかというのを考えて選んでみてください。
アンチゴースト、ロールオーバー機能は付いているか?
アンチゴースト、ロールオーバーというのは、簡単に説明するとこんな感じです。
アンチゴースト:複数キーを連続で押した時の信号認識不良を防ぐ機能
ロールオーバー:複数キーを同時に押してもそのキーが認識される機能
「100%アンチゴースト」とか「Nキーロールオーバー」とか書かれていると思うので、そういった表記を頼りに選んでみると良いかもしれません。
ちなみに100%アンチゴーストというのは「全てのキーを複数キーを連続で押した時の信号認識不良を防いでくれる」という意味で、Nキーロールオーバーは「任意の数のキーを同時に押してもそのキーが認識される機能が付いている」という意味となっています。
任意のキーっていうのは、ほぼ全てのキーと捉えてもらっても問題ないかと。
キーのカスタマイズ機能(マクロ機能)は合った方が良い
キーのカスタマイズっていうのは、具体的に言うとキー毎にショートカットキーの割り当てができたり、キーを無効化ができたりとかですね。
まぁキーのカスタマイズ機能に関しては合った方が良いと個人的には思います。
特に、動画や画像編集、ゲーム実況(配信)をするという方にとってはかなり役立つはずです。
ショートカットキーってctrlキーを押しながら何かしらのキーを押さなくちゃいけないと思うのですが、キーのカスタマイズができればマウスを操作しながら片手で操作できるようになりますから。
また、キーの無効化に関してもWindowsキーやアプリケーションキーの誤操作を防げるので、ゲームをする方にとってかなり有効かと。
なので、キーのカスタマイズ機能(マクロ機能)は個人的には合った方が良いのかなぁって思います。
アクチュエーションポイントの変更機能(ACP機能)は付いているか?
まず、アクチュエーションポイントというのは、簡単に説明すると「キーをどれだけ押し込んだ際に反応するか?」というものです。
で、キーボードの中には、そのキーがどれだけ押し込まれたら反応するのかを変更できるACP(Actuation Point Changer)という機能がついているものがあります。
ゲーム以外にも動画編集やブログを書いたりする方だと、キーの反応速度が速すぎると誤字ったりしてしまうので、ACPの変更ができるというのはかなり大きなメリットだと思います。
ただ、必要かと言われたらぶっちゃけ微妙なところです。
というのも、アクチュエーションポイントの変更ができるキーボードっていうのは基本的にめちゃくちゃ高いです(少なくとも3万前後はする)。
キーボードの種類について解説した際にも言いましたが、キーボードにはあまりお金をかける必要はないと思っているので、ちょっとコスパ的にはあまりよろしくないかなぁと個人的には思っています。
なので、結論を言ってしまうとACP機能は無くても良いということになりますが、あったらあったでめちゃくちゃ便利なのには変わりないので、お金に余裕のある方は選んでみる価値は十分にあります。
後、ACPの変更ができるキーボードを選ぶ際は、必ずゲーム用と仕事用の両方で設定ができるものを選ぶと良いです。
1度設定したらいちいち変えなくちゃいけないってなったら不便ですからね
【番外編】無音のキーボードは存在するか?
ゲーム実況を撮ったり、ゲームをしながらボイスチャットする方は特にキーボードのカタカタ音とか結構気にする方多いと思います。
ただし、結論を言ってしまうと無音のキーボードは存在しません。
いくら静音性の高いキーボードとは言っても、耳を傾けなくても普通に聞こえるレベルの打鍵音がします。
ですが、どうしてもキーボードの音が気になるという方には、やはり静音性の高いキーボードがオススメです。
例えば、先ほど紹介したメカニカルキーボードの場合だと、赤軸(Logicoolだとリニア)や茶軸(Logicoolだとタクタイル)などが、比較的静音性の高いキーボードとなっています。
一応メカニカルキーボードの場合、限りなく音を小さくするための対策としては、
・赤軸、茶軸、銀軸などの比較的静音性の高いキースイッチを搭載したキーボードを購入する(特にピンク軸がオススメ)
・静音化リングを付ける
といった対策ができます。
一応キースイッチを分解して潤滑油を塗るって摩擦を軽減させるとかあるのですが、難易度が高いのでオススメしません
ただし、静音化リングを付けてしまうとキーストロークが短くなってしまうので、その辺考慮しつつ付けるかどうか考えてみると良いかもしれません。
後、メンブレンもパンタグラフも構造上静音性の高いものが多いので、特に打鍵音とか反応速度にこだわりが無いという方はそちらも選択肢に入るかと。
自分に合ったゲーミングキーボードを見つけよう!
ということで、ゲーミングキーボードを選ぶ5つのポイントについてお話してきました!
今回お話したことをまとめるとこんな感じです。
・フルサイズか?テンキーレスか?自分の好みと使用用途で選ぶ
・メカニカルキーボードと静電容量無接点キーボードのモノを選ぶ
・キースイッチは自分の好みと使用用途で選ぶ
・キーのカスタマイズ機能(マクロ機能)が付いているかで選ぶ
・アクチュエーションポイントの変更ができるか?
取り敢えず、以上のことに注目してキーボードを選べば、買って失敗するようなことはまず無いと思います。
良かったら以上を踏まえた上で、自分に合ったゲーミングキーボードを是非選んでみてください。
また、個人的にオススメのゲーミングキーボードををいくつかピックアップした記事も書いているので、良かったらそちらも合わせて参考にしてみてください。