ぶいすぽっ!初の公式ブランド「VSPO! GEAR」から、ゲーミングキーボードが発売。
ゲーミングデバイスというと、LogicoolやRazerなどの有名メーカーがプロゲーマーやアニメキャラとコラボしているのをよく見かけます。
そのせいか、性能もまぁまぁ高めなモノが多いです。
ただ、今回VSPO! GEARから発売されているゲーミングキーボードの性能は、2024年時点で有名メーカーのハイエンドモデル並に高性能!
何なら有名メーカーの同価格帯のゲーミングキーボードよりも性能が高いかもしれません。
「ゲームが上手くなりたい」という方はもちろんのこと、「プロゲーマーを目指している」という方にオススメしても全く問題ないレベルで性能が高いです。
ということで、この記事では「ぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボードがどれだけ凄いのか?」っていうのを筆者のライザーが詳しく解説していきます。
興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
1万円以下なのにぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボード並みに高性能▼
ぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボードの性能が凄すぎる件
こういったキャラ系のコラボって聞くと、ほとんどの方はあまり良い印象を持ってないかもしれません。
「値段の割に性能がイマイチ」
「性能は良いが、値段が高すぎる」
といった感じで、とにかく価格に対するコスパの低さに言及される方が多いです。
ゲーミングデバイスとは関係ありませんが、実際某Vtuber事務所のライブで提供されていた弁当は、何とも言い難いクオリティの割に値段は高めでしたから。
まぁそういったイベント系はどうしても価格が高くなりがちなので、仕方ないとは思うんですけどね。
ただ、ぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボードについては心配無用。
むしろ下手なゲーミングキーボードよりも遥かに性能は上ですし、コスパも決して悪くありません。
VSPO! GEARゲーミングキーボードのスペック
出典:VSPO!GEAR
・テンキーレスの日本語配列で扱いやすい
・アクチュエーションポイントの変更が可能(0.1~4.0mm)
・ラピッドトリガー搭載(0.1~2.5mm)
・キーの割り当て及びキーの無効化が可能(マクロ機能設定)
・ゲーム毎にアクチュエーションポイントなどの設定変更が可能
『VSPO! GEARゲーミングキーボード』のスペック | |
コネクタ形状 | USB-A to C |
接続方式 | USB有線接続(USB3.0対応) 本体着脱可能 ※8,000Hzの動作を安定させるために、USB3.0での接続を推奨します。 |
対応OS | Windows:7以上、MacOS:X v10.0以上、Xbox、PlayStation |
キー配列 | 日本語配列TKL(JIS TKL) |
キー数 | 93 |
キースイッチプレート | アルミニウム合金 |
キーキャップ素材 | PBT |
キーキャッププリント | DYE-SUB(Dye Sublimation) |
キーストローク | 4.0mm |
キータイプ | 磁気式スイッチ |
耐久性 | 5,000万回のキープレス |
ホットスワップ機能 | なし |
アクチュエーションポイント | 0.1~4.0mm |
Nキーロールオーバー | 全キー対応 |
押下圧 | 35~60g |
ポーリングレート | 8,000Hz |
推奨環境温度 | 周辺温度-10℃~55℃以内 |
キーボードバックライト | RGBライト ※ドライバにてカスタマイズ可能 |
キーボードサイドライト | RGBライト ※ドライバにてカスタマイズ可能 |
オンボードメモリ機能 | 対応 |
本体寸法 | 幅約369mm×奥行き約146mm×高さ40.5mm |
重量 | 本体:約985g ※ケーブル含まず |
ドライバ機能 | ラピッドトリガー設定 0.1~2.5mm アクチュエーションポイント設定 0.1~4.0mm デフォルト2.0mm ダイナミックキーストローク設定 マクロ機能設定 ライトカスタマイズ設定 |
内容物 | VSPO! GEAR ゲーミングキーボード本体×1台 コイルコードケーブル×1個(2m) 交換用キーキャップ ESC×1個 スペース×1個 キーキャップ交換工具×1個 キースイッチ交換工具×1個 USBケーブルA to C 説明書×1部 |
製品保証期間 | お届けから1年間 |
カタログスペックだけ見ても、かなりハイスペックなゲーミングキーボードだと分かります。
性能だけで見れば、プロゲーマーも愛用する『Wooting 60HE』とほとんど変わりません。
性能はプロゲーマーが愛用するゲーミングキーボードと同等
『VSPO! GEARゲーミングキーボード』の性能は、最強のゲーミングキーボードとも言われている『Wooting 60HE』と同等です。
・FnキーレスでUS配列のみ販売
・ケースやキーキャップ、キースイッチも自分好みにカスタマイズ可能
・アクチュエーションポイントの変更が可能(0.1~4.0mm)
・ラピッドトリガー搭載
・キーの割り当て及びキーの無効化が可能
・ゲーム毎にアクチュエーションポイントなどの設定変更が可能
『Wooting 60HE』はVALORANTの世界大会、『VALORANT Champions 2023』出場者の半数近くが使用していた知る人ぞ知るゲーミングキーボード。
初めてラピッドトリガーを搭載したゲーミングキーボードとも言われたり・・・
日本のプロゲーミングチームでもあるZETA DIVISIONのメンバーほか、国内外問わず多数のプロゲーマーが愛用しています。
アクチュエーションポイントの変更はもちろんのこと、タキオンモードと呼ばれるキーボードの入力遅延を最適化する設定があり、入力遅延を大幅に短縮。
そのため「とにかくゲームをプレイするうえで最上のゲーミングキーボードを手に入れたい」という方は『Wooting 60HE』一択とまで言われていました。
ただ、購入するハードルが高く、現時点では海外の公式サイトから購入するしか入手する手段はありません。
で、そんな最強のゲーミングキーボードでもある『Wooting 60HE』なんですが、それと同等の性能を持っているキーボードもあります。
それが『VSPO! GEARゲーミングキーボード』なんですよね。
アクチュエーションポイントは0.1mmから4.0mmまで、0.1mmごとに変更できますし、ラピッドトリガーも搭載しています。
しかも日本語配列ですし、日本国内で販売しているので入手性も高いです(もしかしたら秒で売り切れるかもしれませんが・・・)。
ということで『VSPO! GEARゲーミングキーボード』の性能については、完全にプロ仕様と断言できます。
何なら入手性や使い勝手を考慮すると『Wooting 60HE』よりも良いかもしれません。
打鍵音は静音性が高く、ゲーム配信に最適
打鍵音サンプル
打鍵時の衝撃を吸収するガスケットマウントが採用されているため、“赤軸”のキースイッチのように静音性が高いです。
そのため、打鍵音がマイクに乗りづらく、ゲーム配信に最適と言えるでしょう。
打ち心地は試したことがないので分かりませんが、スコスコと心地よい打鍵感だと思います。
っていうかちゃんと公式サイトに打鍵音のサンプルが公開されてるのって、購入者側からしたら非常にありがたいですね。
カラーバリエーション豊富でデザインもめっちゃ良い!
出典:VSPO!GEAR
実のところ、筆者はぶいすぽっ!って全然知らないんです、ごめんなさい。
たまにYouTubeの切り抜き動画が流れてくるので名前だけは知っていますが、配信はほとんど見たことがありません。
とはいえ、キーボードのデザインは唯一無二で、キャラを全く知らない私でも惹かれました。
キャラのモチーフだって一発で分かるような見た目で、キーキャップにもそのキャラにゆかりのあるロゴが印字されていますし。
特に、花芽なずなのキーボードは配色が可愛らしくて女性人気も高そうに思いました。
出典:VSPO!GEAR
ちなみに、個人的には花芽すみれと一ノ瀬うるはのキーボードがめっちゃ好みです
ぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボードの気になるところ
ここまでぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボードをベタ褒めしましたが、一応気になるところもいくつかありました。
・ワイヤレス接続ができない
・メディアコントロールが無い
・キースイッチの変更ができない
・テンキーレスだから数字の入力が不便
・製造元が明かされていない(OEM元が分からない)
ぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボードは優秀ですが、使い勝手は並のキーボードとほとんど変わりません。
最近のキーボードだとワイヤレス接続ができたり、メディアコントロールが搭載されていたり、何かと便利ですから。
特に、今まで手元で簡単にミュートのON OFFやボリュームの調整できていたのに、いざ使えなくなったら不便に感じると思います。
ワイヤレス接続も、複数PCを扱う時にいちいちキーボードを切り替える必要が無くてめっちゃ便利なんですよね。
なので、ゲーム以外にも使用する方や、使い勝手の良いキーボードが欲しいという方は、別のキーボードがオススメかもしれません。
もし「他のキーボードも興味がある」という方は、下記記事を参考にしてみてください。
下記記事では、ラピッドトリガーやメディアコントロールを搭載のゲーミングキーボードをいくつか紹介しているので、もしかしたら役に立つかもしれません。
ゲーミングキーボードの機能について簡単に解説
「専門用語が多すぎてゲーミングキーボードの機能がイマイチ分からない」という方のために、ゲーミングキーボードの機能について簡単に解説します。
ただ、全部解説するとキリがないので、分かりづらそうなところだけピックアップしました。
アクチュエーションポイント
出典:SteelSeries
アクチュエーションポイント(AP)は、キーを押した時に反応する深さを表します。
例えば「APが1.8mmと書いてあれば、キーを1.8mm押したら反応する」ということです。
『VSPO! GEARゲーミングキーボード』の場合、0.1mmから4.0mmまで、0.1mmごとにAPをユーザーの好みに合わせた入力感度を設定できます。
これによって、FPSゲームでは浅く、スキルゲームでは誤入力を防ぐためにAPを深めの入力感度に設定するなど用途によって使い分けることも可能です。
また、APはキーごとに入力感度を設定できるので、キャラ操作のWASDは浅く、スキル操作のキーを深く設定でき、より理想のキーボード操作を実現できるようになりました。
余談ですが、ゲーミングキーボードを謳っている製品でもAPを変更できる機能を搭載していない場合があります。
例えば、メカニカルキーボードやメンブレンキーボードのほとんどは、ゲーミングキーボードであってもAPを変更できる機能は搭載されていません。
そう考えるとぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボードってかなり優秀なんですよね。
ラピッドトリガー
出典:VSPO!GEAR
ラピッドトリガーは、キーをどの深さまで押し込んでも、設定した数値分キーが戻れば入力オフの状態になるという機能。
これによって、FPSゲームにおけるストッピングが最小限の遅延で可能となり、連打入力にも優れた効果を発揮します。
ちなみに、ラピッドトリガーは最新の機能で、2024年時点だと搭載しているゲーミングキーボードはごくわずか。
ポーリングレート
マウスやキーボードがPCに情報を送信する頻度を表すものです。
1,000Hzの場合であれば、1秒間に1,000回の頻度でデータを送信していることになります。
ちなみに『VSPO! GEARゲーミングキーボード』のポーリングレートは8,000Hzで、一般的なゲーミングキーボードのポーリングレートは1,000Hz程度。
従来のゲーミングキーボードと比較して入力速度が速くなり、入力遅延が最小限に抑えられ、より正確な連続入力が可能になりました。
まぁ1,000Hzでも十分だとは思いますが、8,000Hzってめっちゃ凄いですよね。
ダイナミックキーストローク
キー押し込みが浅い時と、深い時、キーを離した時で別のアクションを割り当てられる機能。
キーを浅く押し込んだ時にゆっくり歩き、深く押し込んだ時に走るなどの設定ができます。
マクロ機能
複数のキーの同時入力や、一連の入力をキー1個で入力できるようにする機能。
例えば、「1」のキーを押しただけで、Altキーと1キーを同時に入力したと認識させられます。
Nキーロールオーバー
複数のキーが同時に押された場合、その押された順序に従ってすべて認識される機能。
「A」キーを押しながら「D」キーを押した場合、「D」キーが反映されます。
また「D」キーを離したらずっと押しっぱなしだった「A」キーが反映される、地味にゲームをプレイするうえではかかせない機能です。
磁気式キースイッチ
ラピッドトリガーの元祖とも言える『Wooting 60HE』にも搭載されているキースイッチ。
可動部に磁石が付いていて、ホールセンサーと組み合わせることで、磁界の変化によってキー入力を検知できます。
キーの押し込み量まで検知できるため、アクチュエーションポイントの調整やラピッドトリガーといった機能を実装できるのが最大のメリット。
今後ゲーミングキーボードの主流のキースイッチになることは間違いないでしょう。
ぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボードはガチゲーマーにオススメ
ということで、「ぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボードがどれだけ凄いのか?」っていうのを力説してみました。
とにかく、プロ仕様のゲーミングキーボードと遜色ない性能で、ゲームをガチでプレイしたい方にも最適。
それでいて、キー配列はテンキーレスの日本語配列なため、使い勝手も抜群。
カタログスペックだけで実機は触れていないので、キーのグラつきとか専用ソフトの使い勝手とか、不安な部分も多々あります。
っていうか製造元を明記していないのって個人的には1番怖いですね。
カタログスペックと実際のスペックの乖離が大きすぎて、全然使い物にならなかったら普通に困りますから。
後、ぶいすぽっ!の信頼度も落ちるので、今まで推してきたファンが可哀想です。
断言はできませせんが、スペックだけみるとAkkoのキーボードっぽいので問題ないと思っています
ただ、それらを加味したうえでも、ゲーミングキーボードとしての性能は十分でしょう。
何ならぶいすぽっ!全然知らないって方でも、ゲーム好きで興味のある方は購入を検討してみても良いかもしれません。
【これはヤバイ】1万円以下なのにぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボード並みの性能
ここまでぶいすぽっ!公式ゲーミングキーボードの素晴らしさについて解説してきました。
ただ、最近になって『e元素 Hz-61 60% エスポートゲーミングキーボード』というキーボードが登場。
ラピッドトリガー搭載(作動範囲0.1~4mm)で、ポーリングレートは8,000Hz。
キーボード本体は金属製で、キーキャップはダブルショットPBTを採用。
カタログスペックだけで言えば申し分ありません。
ただ、打ち心地や専用アプリの品質があまりよろしくないのは大きなデメリット(打ち心地は妥協できる範囲内かも)。
とはいえ、1万円以下でこのスペックは最強。
初めてラピッドトリガー搭載のキーボードを触れるのであれば、悪くない選択肢だと思います。
金銭的にキツイって方は、e元素のゲーミングキーボードも選択肢としてはアリかな?