・組み立てるのに時間がかかる
・パーツ選びが面倒くさい
・パソコンが動作すると保証されていない
・不具合が出た場合の対処にかなりの時間がかかる
ライザーです。
私は現在、完全な自作ゲーミングPCを使っています。
なのに、何故「自作ゲーミングPCをオススメしないのか?」疑問に思うかもしれません。
確かに、ゲーミングPCを組み立てること自体はとても簡単です。
個人的にはパーツの数もそこまで多く無いので、ガンダムのプラモデルを素組するよりかは全然簡単だと思っています。
ですが、パソコンというのは組み立てる“だけ”では動きません。
BIOSをアップデートしたり、OSを自分で入れなきゃいけなかったりと、やることもいっぱいでとにかく時間がかかります。
なので、時間もかからず、ちゃんと動くという保証もあるBTOパソコンを購入した方がオススメです。
今回はその辺のゲーミングPCで自作をオススメしない理由について詳しくお話していきます。
ちなみに、BTOパソコンは(Build To Order)の略で、CPUやグラフィックボード等ある程度自分好みのパーツを選んで購入できる受注生産のことです。
BTOパソコンに関しては、公式サイトに色々と載っているので、良かったら参考にしてみてください。
自作ゲーミングPCをオススメしない5つの理由
自作ゲーミングPCはマジでオススメしないで・・・
組み立てるのに半日かかる
まず、組み立てるのが面倒くさいですねw
正直私も組み立てるのはそんなに好きでは無いです。
私の場合はパーツをゼロから組み立ててPCがちゃんと起動するまでに大体半日くらいかかってしまいます。
組み立て自体はそんなに時間はかからない(多分1~2時間くらいあれば十分)のですがOSをインストールしたり、必要なソフトをダウンロードしたりすると結局半日くらいにはなっちゃいますね。
自作経験あるなしに関わらず大体このくらいはかかるかと
パーツを選ぶのが面倒くさい
BTOパソコンの場合だとある程度構成は決まっていて、自分で選ぶのはせいぜいメモリとストレージの容量くらいでしょう。
後は、どの程度ゲーミング性能を求めるのかある程度決めるだけで終わりだと思います。
多分決めること自体は1日もあれば十分でしょう。
ですが、自作の場合はPCケースからCPU、マザーボードに電源と、何から何まで全て自分で選ぶ必要があります。
しかも、ただ選ぶだけじゃなくて、
「メモリとマザーボードの互換性はあるのか?」
「どこのショップが1番安いか?」
といったことも考えて選ばなければいけません。
で、この“選ぶ”っていう作業は非常に時間がかかり、こだわりにこだわり続けると1週間とか2週間、最悪の場合は1ヶ月間ずーーーっとパーツ選びのことで頭がいっぱいになります。
例えば静音性能にこだわるとすると、
「静音性の高いCPUクーラーはどれか?」
「静音性の高いグラフィックボードはどれか?」
「静音性の高いケースファンはどれか?」
「静音性の高いPCケースはどれか?」
といった感じでパーツ1つ1つについてどれを選ぶのかをYouTubeの動画を見たり、比較表を見たり、Amazonのコメントを見たり、といった感じで調べるだけでもとても時間がかかります。
BTOパソコンの場合は仮に静音性を求めるとしても選択肢はほとんどありません。
精々静音のファンにするかしないかの2択くらいでしょう。
それに対して自作の場合は無数の選択肢から1つを選ばなければいけませんから、とても時間がかかります。
ということで、パーツ選びに関しては人によってはかなり苦労すると思いますし、面倒くさい作業になってしまいます。
パソコンが動作すると保証されていない
自作PCの場合は、実際にパーツを自分自身で組み立てるまで動くかどうか分かりませんし、動く保証もありません。
例えば、間違えて互換性のないパーツを買ってきてしまったらその時点で終わりです(相性問題で返品できるところはそんなに多くないです)。
対して、BTOパソコンの場合は、動作が確認されたのち、自宅まで配送してくれます。
仮に、PCが動かなくてもそれはBTOショップ側の問題です。
なので、ちゃんと動くPCが欲しいって方はBTOパソコンの方が良いと思います。
不具合が出た場合の対処にかなりの時間がかかる
運が良ければ組み立てた時点でパソコンは動きます。
ですが、仮に動かなかった場合は何かしらパーツやソフトに問題がある可能性が高いです。
例えば、「OSが不安定」とか「電源が途中で切れる」とか「そもそもパソコンが起動しない」とか色々あります。
で、そういった自作PCが動かなかった時は、どのパーツないしはソフトが不具合を起こしているのか検証する必要があります。
検証する方法としては、
・新しく自作したPCからグラフィックボードを今まで使っていたグラフィックボードと差し替える
・mentest86でメモリのテストをする
・Windows10を上書きインストールする
といった検証ですね。
で、そういった検証をしていくと・・・
・今まで使っていたPCでも新しく買ったグラボが使えない→グラフィックボードの不具合が原因
・メモリのテストをしても不具合が見つからなかった→メモリの相性問題又はマザーボードの不具合で動かなかったのが原因
・仮にどのような検証をしてもうまくいかなかった場合→検証していないパーツが原因
といったことが分かってきます。
ですが、こういった検証するのは非常に時間がかかります。
私の場合はメモリの相性問題が原因でパソコンが動かず、対処するのに2週間近くかかりました。
ちなみに、私が行った検証というのが、
・新しく自作したPCからグラフィックボードを今まで使っていたグラフィックボードと差し替える
・mentest86でメモリのテストをする
・今まで使っていた電源に替える
・Windows10を上書きインストールする
・BIOSをアップデートする
ざっとこんな感じです。
で、以上の検証を行った場合、
・CPUの不具合
・メモリの不具合
・マザーボードの不具合
ここまで絞ることができました。
まぁ結局のところネットで調べてみたら「メモリのバージョンが古いと動作が安定しない」というものを見つけ、別のメモリを新しく購入したら直ったといった感じです。
で、そのメモリのバージョン違いで動かなかった旨を話て返品手続きをするまで約2週間かかりました。
ちなみに、マザーボードとCPUの不具合に関しては、1台のPCで検証するのは難しいのですが、BTOパソコンを取り扱っているショップでパーツを購入すれば、自作したPCをそのまま預けて検証してもらうことは可能です。
また、ある程度不具合の出ているパーツを割り出すことができれば、そのパーツだけ持っていくだけでショップで検証してくれるので、多少は安心ですかね。
とにかくめっちゃ時間がかかる
ということで、パーツを組み立てるだけじゃなくて、パーツ選びから仮に不具合が出た時の原因の究明といった感じで、自作PCっていうのは何から何まで時間がかかります。
ちなみに私もつい最近、AMD Ryzenの自作PCを組み立てたのですが、パーツの相性問題とパーツの不具合がダブルブッキングして調べたり検証するのに何週間もかかりました。
なので、すぐにでもゲームがしたいって方はBTOパソコンが1番オススメです。
ただ、BTOパソコンのほとんどはデスクトップPCなので、場合によっては置き場所に困るかもしれません。
その場合は、省スペースで設置できるゲーミングノートPCもアリです。
ゲーミングPCを自作するメリットはあるの?
ということで、初めてのゲーミングPCで自作をオススメしない理由に関しては以上です。
基本的には自作PCってデメリットが多いのですが、メリットもちゃんとあります。
まぁそうでなくちゃ私もPCを自作なんてしませんからね。
なので、それらデメリットを踏まえた上で、何故私が自作PCに手を出したのか?っていうのもお話していきます。
基本的に安く組める
個人的に1番大きいのはこれですね。
例えば、私が現在使っている自作PCはこんな感じ。
現在使用しているPC | |
マザーボード | ASUS TUF B450-PLUS GAMING CPUとセットで約50000円 |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X |
CPUクーラー | AMD純正クーラー(CPUの付属品) |
メモリ | CFD W4U3200PS-16G(メモリ DDR4-3200 16GB×2)約15000円 |
グラフィックボード | Palit GeForce RTX2060 SUPER JS 8GB約50000円 |
キャプチャーボード | AVerMedia Live Gamer HD 2 C988 前のPCから流用 |
SSD | サンディスクのやつ OSを含め、前のPCから流用 |
HDD | 東芝のやつ 前のPCから流用 |
内蔵Blu-rayドライブ | 多分LGのやつ 前のPCから流用 |
電源 | ANTEC NeoECO GOLD NE750 GOLD(80PLUS GOLD認証取得/750W)約10000円 |
PCケース | CORSAIR 110Q 約9000円 |
で、現在私が使っているPCと似た構成をBTOパソコンで購入する場合、価格は約21万円します(ドスパラ調べ)。
ですが、私が今回使ったお金はケースファンとか諸々含めても約13万円です(ポイントを含めるともっと安くなる)。
もちろんSSDとかHDDとかOSとかそのまま流用したからというのもありますが、それでも8万円以上の価格差になります。
仮にSSDとHDDを新調していたとしても+2万円くらいでしょう
正直、個人的にこの価格差はめっちゃくちゃ大きいと思います。
だってこの8万円でグラボを『RTX2060Super』から『RTX2080Super』にグレードアップしてもおつりが出てるレベルですから。
自由度が高い(パーツの選択肢が多い)
基本的にBTOパソコンっていうのはパーツの選択肢が圧倒的に少ないです。
PCケースは基本選べませんし、メモリもGB数しか選べませんし、とにかく制約は多いです。
PCケースは色々な大きさやデザインやオモシロ機能とかあるので選びがいがあります。
ちなみに、私が今使っている『CORSAIR 110Q』はメンテナンスがしやすくて静音性の高いケースとなっています
メモリに関しても色々なデザインがあったり、仕様(クロック数など)も様々で色々こだわりたいところもあります。
後、これも地味に痛いところなんですが、BTOパソコンについてくるグラボって何故かDisplayポート(又はHDMIポート)が少ないんですよね。
なので、画面を3つにしたいって方は無理やりDisplayポートと、DVIポートと、HDMIポートを使うしかないっていう(Displayポート3つで統一できないってことです)。
なんか自分でパーツ選んで+1万円くらいで動作確認とかしてくれるとありがたいんですけど、多分採算は取れないと思うので自由度に関しては今後もBTOパソコンは低いままだと思います。
パーツ選びが楽しい(とことんこだわれる)
私の場合特別パーツを光らせたりありえないくらい超ハイスペックのPCを組んだりとかしないんですけど、私みたいな地味な構成でもパーツを選んだりするのは結構楽しいんですよね。
特に、私の場合は少ない資金でいかに自分に合ったPCを組み立てることができるのかっていうのを考えながらパーツを選んでいるのですが、それでも普通に楽しかったりします。
すぐにでもゲームがやりたい方はBTOパソコンかゲーミングノートPCがオススメ
↑以前私が使っていたBTOパソコン
ということで、初めてのゲーミングPCで自作をオススメしない理由に関しては以上になります。
個人的には、
・安く組める
・自分好みのパーツを選べる
・パーツ選びが好き
という点で自作PCの方が個人的はメリットを感じます。
特に、安く組める分、高性能なCPUやグラボを搭載できるっていうのはかなり大きなメリットだと思います。
ですが、
・組み立てるのに時間がかかる
・パーツ選びが面倒くさい
・パソコンが動作すると保証されていない
・不具合が出た場合の対処にかなりの時間がかかる
っていうのかなり大きなデメリットもあります。
特に、不具合が出た時に自分で一から全部調べていかなくちゃいけないっていうのはかなりの時間かかりますし、時間がかかるということは、その分ゲームができる時間も無くなるということですから。
個人的には自作の方が好きなのですが、「どちらの方が人にオススメできるか?」って考えると個人的にはやっぱりBTOパソコンなんですよね。
その中でも、
・自作できるか不安
・組み立てるのに時間をかけたくない
・とにかく早くゲームがやりたい
といった方はやっぱりBTOパソコンの方が良いと思います。
BTOパソコンは様々なメーカーがあるので、良かったらそれらサイトを色々見てみて、自分に合いそうなパソコンがあればそれを買うのが最善かと。
一応有名メーカーに関しては下記URLに貼っておくので、良かったら参考にしてみてください。
どちらの企業もBTOパソコン業界ではかなりオススメです。
デスクトップPCを設置できる場所が無い場合はゲーミングノートPCもオススメ!
で、もしこれらBTOパソコンショップやゲーミングノートPCで良い感じのパソコンが無かった場合は・・・
もう自作するしかないです。
一応私のブログでも自作PCに関する記事は色々書いているので、良かったら参考にしてみてください。
BTOパソコンの実機レビューも書いています↓