ゲーム大好きライザーです。
先日、YouTubeでゲーム実況するためにAVerMediaのPC内蔵のキャプチャーボード「Live Gamer HD 2 C988(以下C988)」を購入しました!
先に結論を言っておくと、買ってめっちゃ満足してます(≧▽≦)
少なくとも「コンシューマーゲーム機の実況・配信を考えている」といった方にとっては最高の選択肢となりえるキャプチャーボードです。
Amazonのレビューを見る限りそこまで評価が高くなかったので心配だったんですけど全然使えてます。
ということで、今回は実際に私がC988を使用感を踏まえて「良かったところ」「気になるところ」等を紹介するので、よかったら参考にしてみてください。
※2023年追記:ゲーム配信・実況はほとんどしませんが、現在も現役で問題なく使用できています。
【コスパ最強のキャプチャーボード】 Live Gamer HD 2 C988とは?
詳しくは公式ホームページを見た方が早いので、ここではC988の要点のみ簡単に解説していきます。
C988はデスクトップ専用のPC内蔵型キャプチャーボード
このC988は“PC内蔵型キャプチャーボード”です。
つまりは、ノートPCとかデスクトップにPCIeの空きスロットが無いと付けけられないってことです。
ちなみにPCIeスロットっていうのは、グラフィックボードを付けるところと同じ「PCI Express」っていうところに差せます(画像「XFast USB」と書いてる下のスロット)。
なので、ゲーミングノートPCとか空きスロットが無い人は注意してください。
で、そういった方にオススメなのが、同じAVerMediaから出されているGC550又はGC550 PLUSがC988とほぼ同スペックで価格も同じくらいなのでオススメ。
C988と大きく違うのは、外付けするタイプのキャプチャーボードで、ただケーブルを繋ぐだけでセッティングできるという点です。
詳しくは動画を見てもらえれば分かると思います。
動画見れない方のために画像を貼っておくとこんな感じ。
これならノートパソコンを使っている人も安心ですね。
GC550について詳しく知りたいって方は商品の詳細は公式ホームページを見てみてください。
動作環境
使える環境に関しても公式ホームページに書いてありました。
取り敢えずこの条件さえクリアしておけば問題なく使えるとのこと。
正直要求スペックはかなり低く、この程度であれば10万円以下でも組めるレベルですね。
で、実際に「こんな低スぺPCでちゃんと動作するのか?」ってことなんですが、公式で紹介されている動作環境に近い状態で実験した結果問題なく動作しました。
ちなみに、私が使用したPCのスペックは以下の通りです。
CPU | Intel Corei7-4770 |
グラフィックボード | GeForce GTX 660(2GB) |
メモリ(RAM) | 8.00GB |
マザーボード | ASRock B85M |
といった感じで、推奨環境さえクリアしていれば全く問題なく動作するってことで。
「どんな感じで動作しているのか?」っていうのは後程私がC988を使って撮った動画で紹介します
ただし、公式サイトによるとIntel X99チップセットを搭載していたマザーボードには対応していないと書かれていたので注意!
しかも動作については原因不明とのことなので、対策される可能性はかなり低いです。
なので、Intel X99チップセットを搭載しているマザボを使っている人はGC550の購入をオススメします。
内容物
・C988本体
・HDMIケーブル(1.5m)
・3.5mm ステレオオーディオケーブル3極(1.8m)
HDMIケーブルが付属しているため、新しくHDMIケーブルを購入する必要はありません。
Live Gamer HD 2 C988を実際に使ってみた
ちょっと解説が長くなってしまいましたが、ここからはしっかりとレビューしていきたいと思います!
付けるのは簡単だった
私の場合は自作PCってことでパソコンに何かしら付ける作業は慣れているんですが、本当にただ差すだけで使えるようになる(BIOSの設定とか必要無いです)ので、初心者の方でも簡単に取り付けられると思います。
ただ、取り付ける際に「カチッ」と音がならないので、うまく刺さっているのか不安になりますね。
この辺に関しては取り敢えず「奥まで差している」っていう感覚さえあればちゃんと刺さっていることになっているのでその辺は安心してください。
一応刺さっているかどうかの確認としましては、こんな感じでPCの電源を入れた時に青く光っていればちゃんと認識されていることになるっていう一つの目安になるかと思います。
Switchのスプラトゥーン2の動画を撮ってみた
配線をした後、早速OBSを使ってスプラトゥーン2を撮ってみました。
ちなみに、FPSは30、720Pで撮ってしまったので画質は若干荒いです。
でもちゃんと撮れていて良かったですね。
パススルー方式最強、キャプチャ画面見ながらゲームは出来ない
動画内でも言ってるんですけど、キャプチャー画面を見ながらゲームをするのはかなり厳しいです。
特にスプラトゥーン2とかスマッシュブラザーズといったアクション系のゲームではかなり致命的です。
移動しているだけだとそんなにラグは感じなかったんですけど、いざ敵と戦ってみると数フレーム分動きが遅く感じてしまうので、物凄く動きづらい感じになってしまいました。
一応低遅延と謳ってはいるものの、パススルーは絶対に使った方が良いですね。
ちなみに遅延に関してはちゃんと測っていないので分からないんですけど体感0.3秒くらいあったかと思います。
で、2時間くらいぶっ通しでキャプチャーしていたんですけど、遅延が酷い時でも体感0.5秒くらいなので安定性はかなりあるかと思います。
テレビとキャプチャ画面の色が若干違う
後もう一つ気になったのが色彩ですね。
色彩が若干テレビと違っていて、OBS側の方がちょっと暗めに感じました。
一応この辺はOBS等で色調補正等して対策できるので問題無いとは思います。
まぁ私はそんなに気にならなかったんですけどねw
iPhoneを使ってモンストの動画を撮ってみた
次はiPhoneのゲームをやってみました。
iPhoneのゲームをキャプチャーボードに取り込むためには、HDMI変換ケーブルが必要なので、それも別途購入しました。
HDMI変換ケーブル▼
で、実際にゲームを撮ってみたんですけど、正直iPhoneはかなり遅延がヤバかったですね。
特に音ズレに関してはもう即体感しちゃうレベルで分かっちゃいます。
まぁモンストとかアズールレーン等音はあまり関係無いゲームなら特別気にしなくても良いと思うんですが、デレステとかスクフェスといった音ゲーをやるのであればかなり致命的です。
ちなみに私は有線で繋ぐタイプのHDMI変換ケーブルを使って実況してみたんですが、パススルーを使っていても遅延は絶対にするみたいです。
これはiPhoneの純正品だろうがなかろうが関係ないです。
というのも、そもそも映像をHDMI出力するのにかなりのラグがかかるみたいなので、いくらパススルー方式を使ったとしてもケーブルそのものが遅延の原因になっているのでどうしても避けられないみたいです。
一応遅延を抑えるための対策方法としては、イヤホンジャック変換ケーブルをiPhoneに付けて、その音声をパソコン側に出力するっていうのが一番良いと思います。
これを使えば、音ズレも全く気にならずにゲームをできるので、音ゲー実況とかする人は買っておいた方が良いですね。
iPhoneの色がめっちゃ変わる
動画を見てもらえれば分かると思うんですが、iPhoneの映像とパススルーされているテレビ画面、OBSのキャプチャー画面(PCディスプレイ)の映像を見比べるとかなり色の差がありますね。
テレビ側の方がかなり白飛びって言いますか、全体的に白っぽくなっています。
試しにGoogleマップでスクショを撮ってみたんですけど、色の違いはこれだけあります。
左が、iPhoneのスクショで、右がOBSのスクショです。
これに関しては私が使っているHDMI変換ケーブルが悪いのかもしれませんが、これに関してはOBS側の設定でどうにかするしかないですね。
※追記
どうやら私が使っている非純正のHDMIケーブルが悪いらしく、Apple純正のHDMIケーブルであれば日付のバグも無く、色味に関してもそこまで違いは無いみたいです。
なので、値段はかなりするんですけど失敗したくないって方は純正のHDMI変換アダプタの購入をオススメしたいです。
詳しくはまた別記事で紹介していきたいと思います。
C988の良かったところ、悪かったところをまとめてみた
ということで、ざっと使ってみましたが個人的には買って正解でしたね。
まだ数回程度しか使っていないので耐久面とかは分からないんですけど今のところは使い勝手も申し分なく、画面の遅延もテレビゲームに関してはほとんど無いのでYouTubeで生配信する方なんかにはかなり良いんじゃないかと思います。
一応性能に関して個人的に思ったことを「良かったところ」「悪かったところ」にしてまとめるとこんな感じです。
・低遅延なので生配信に最適(しかも安定性も抜群)
・PC内蔵型だから配線がスッキリする
・パススルー機能が付いているので、テレビ画面を見ながらゲームができる
・低スペックなゲーミングPCでも使える
・低遅延とは言ってもパススルーを使わないと厳しい(これはどのキャプチャーボードでも対応できないので何とも言えない)
・ゲーム画面とキャプチャー画面では若干色が異なる(上に同じく)
・4K入力、出力に対応していない
・設置する際にある程度条件が必要(デスクトップに空きスロットがあるか?等)
特に低遅延に関しては、PC内蔵型のソフトウェアエンコードタイプということもあって、安定して低遅延を発揮してくれるのでかなり良いですね。
デメリットについては、正直キャプチャーボード全体に言えることなので何とも言えません。
4K出力については、C988の完全上位互換であり、4K出力にも対応しているGC573を使えば解決できます。
ただし、C988が2万円代で購入できるのに対して、GC573は価格が3万5千円以上とかなり高価。
ちなみに、C988は1080p60fpsまでしか対応していません。
ということで、GC573については今後4K配信が主流になる可能性を考えてから購入を検討するのが良いですね。
C988を買ってゲーム実況・配信をしてみよう!
メリットデメリットをまとめてみましたが、やはりコスパを重視するのであればGC573よりもC988の購入をオススメしたいです。
PC内蔵型キャプチャーボードではあるものの、セッティングもただパソコンに取り付けるだけで使えるため、特別な知識も特に必要ありません。
また、性能面もキャプチャーボードとしては必要十分な性能を持っていて、現行のコンシューマー機でも問題なく使用できます。
特に「初めてゲーム実況・配信をする」といった方にとって、比較的手を出しやすいラインのキャプチャーボードなので、めっちゃくちゃオススメです。
※2023年追記:ゲーム配信・実況はほとんどしませんが、現在も現役で問題なく使用できています。