ライザーです。
今回はフルカスタムBTOパソコンの中でも特に人気と名高い『パソコンショップSEVEN』でBTOパソコンを購入する方法について解説していきます。
パソコンショップSEVENの特徴は何と言ってもケースとパーツの品揃えが豊富で、フルカスタムBTOパソコンにもかかわらず低価格という点。
価格に関しては、BTOパソコン業界でも特にコスパが高いドスパラやパソコン工房などの有名メーカーとほぼ変わりません。
ただし、フルカスタマイズPCは良い意味でも悪い意味でも品揃えが豊富なので「パーツ選びに苦労する」という方が多いです。
特に、BTOパソコンを買ったことが無い方や、自作PCの組み立て経験が無い方だと、PCパーツの知識がないため余計苦労すると思います。
なので、今回は購入方法と併せて失敗しないためのPCパーツの選び方についても解説していくので、良かったら参考にしてみてください。
まぁパーツ選びに苦労するとは言っても、『パソコンショップSEVEN』では購入画面で相性の悪いパーツの組み合わせを自動で選択不可能にしてくれます。
なので、自分でカスタマイズしたPCが動かないなんてことは絶対にありえないので安心してください。
パソコンショップSEVENでBTOパソコンを購入する方法
まずは下記公式サイトからパソコンショップSEVENの販売ページに進んでください。
そうするとCPU別、グラフィックボード(VGA)別、ゲーミング、普通のデスクトップ、静音・水冷など様々な選択肢が表示されると思います。
取り敢えず、この辺は自分の予算だったり目的別に選べば問題ありませんが、まず最初は「自分が最も重要視する部分」から先に選んでください。
例えば、ゲームをするなら「自分がやりたいゲームに合ったグラボ」を選べばOK。
ゲームによって推奨環境は異なるので、ゲームの公式サイトを参考にしてグラボを選んでください。
他だと、ゲームの配信や実況をする際に「PCの音がうるさいと困る」という場合であれば「静音・水冷」の項目からPCを選んでみましょう。
予算の場合はトップページの「スペックからBTOパソコンを探す」という項目で、価格帯を設定してから検索すればOKです。
といった感じで、まず最初は「自分が最も重要視する部分」から先に選んでください。
今回は、グラボを事前に決めた状態から解説していきます。
グラボを決めるとこのような感じで、そのグラボを搭載したデスクトップPCの候補がいくつか上がります。
いっぱい候補が出てきて分かりづらいとは思いますが、選び方はとても簡単かつ単純。
見るべき場所は“CPU”です。
CPUには主にIntel製とAMD製の2種類があります。
個人的にはIntel製を推していますが、AMD製でも問題ありません。
実際、Intelを推していると言っておきながら、私はメインのPCでAMDを使用していますから。
なので、特にこだわりがなければどちらを選んでも構いません。
ちなみに、CPUの後ろに「Intel Core i〇〇」とか「AMD Ryzen〇〇」とか書かれていますが、この時点では特に気にしなくても良いです。
後程解説する「カスタマイズ」の項目で後からいくらでも変更できます。
ということで、良さそうなデスクトップPCがあったら、次に赤枠で囲った「カスタマイズ・お見積り」をクリック。
そうすると、こんな感じでカスタマイズの画面に飛ばされます。
この画面で自分好みにカスタマイズしたら、1番下又は画面右側にあるオレンジ色の「配送先・お支払方法を入力」をクリック。
そうすると、住所などを入力する画面に飛ばされるので、必須事項を全て記入してください。
全部記入し終わったら「注文確認画面をクリック」
すると、こんな感じで商品の構成と合計金額が表示されます。
特に問題がなければ「利用規約に同意の上、ご注文内容を確定」をクリックすれば、パソコンを購入が確定します。
これで、パソコンショップSEVENでBTOパソコンを購入する方法の大まかな流れの説明は以上です。
注文自体は簡単なので、躓くということは多分無いと思います。
BTOパソコンのカスタマイズ方法【正しいパーツの選び方】
ここからは、パソコンショップSEVENでパーツのカスタマイズをする際に気を付けるべきことについて解説します。
「どのパーツを選べば良いのか分からない」という方は是非参考してみてください。
PCケースは基本デザインで決めてOK
PCケースに関してはデザインで決めてOKです。
自分の直感で「これだ!」と思ったものを選んで貰えれば良いかと。
ただ、ケースによっては「電源ユニットが取り付けできない」「グラボのサイズが大きすぎて入らない」といった注意書きが表示され、場合によっては選択できないようになっています。
もし、好みのケースが何かしらの不具合によって選択できなければ、そのケースに合うように自分自身でカスタマイズしてみてください。
特にケースにこだわりがなかったり、そのケースに合ったパーツを選べる自信がないという方はそのままでも大丈夫です。
電源ユニットはグラフィックボードに合わせて選択する
最初にCPUを選択した方だと、「グラフィックカードの必要電力に対して、ご選択中の電源容量が不足しています。」という警告表示が出てグラボが選択できない場合があります。
なので、このような表示がされた場合、グラフィックボードの消費電力に合わせて電源ユニットを変更してください。
ちなみに、電源ユニットにはBRONZE、SILVER、GOLDなどランクがありますが、あまり気にしなくても問題ありません。
簡単に説明すると、80PLUS、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUM、TITANIUMの順に変換効率が上がり、省エネルギー性能が上がります。
マザーボードは1番安いヤツを選択してもOK
マザーボードに関してはぶっちゃけ何でも良くて、何なら1番安いヤツを選択してもOKです。
強いて言うなら、個人的に選ぶ際のポイントとしては
・USB端子がいくつあるか?
・USB Type-Cに対応しているか?
・PCIeスロット(グラボを挿すところ)はいくつあるか?
といったところを基準にして選んでみると良いかもしれません。
PCIeスロットに関してはキャプチャーボード(家庭用ゲーム機をPCに取り込む機器)やサウンドカードを増設するといった方であれば、なるべく多い方が良いと思います。
まぁいくら増設するとは言っても大半の方は標準のマザーボードでも十分だと思うので、変更する必要はあまりないです。
CPUは基本的に「5」か「7」辺りを選んでおけばOK
CPUに関しては、主にIntelとAMDの2種類があります。
個人的にはIntel製を推していますが、AMD製でも問題ありません。
っていうかIntelを推していると言っておきながら、私はメインのPCでAMDを使用していますから。
CPUの性能に関しては基本的に予算で決めてもらって問題ないです。
強いて言うならIntelであれば「Intel Core iシリーズ」、AMDであれば「AMD Ryzenシリーズ」を選ぶことをオススメします。
その中でも特に、「i7」や「Ryzen7」辺りが人気も高く性能のバランスも良い感じなのでオススメです。
実際、私もCPUを購入する際はノート、デスクトップ問わずナンバリングが7のCPUを購入しています。
もちろん、金銭的に余裕がなければ「i5」とか「i3」でも全然問題ありません。
実際、ゲームに関しては基本的にグラボの性能が重要になってくるので、CPUの性能はあまり必要ありませんから。
ただし、
「CPU依存の作業(動画のエンコードなど)をする」
「ゲームをしながらYouTubeを見たり配信をする」
「グラボの性能が高い(RTX○070以上)」
の場合は「7」か「9」辺りを選択するのがオススメです。
後、何度も言いますが、安いからといってIntel Celeronだけは絶対に選んではいけないということ!
YouTubeの動画をフルHDで見るくらいなら別に良いのですが、ゲームとか動画制作といった作業には全く向きません。
なので、Intel Celeronだけは絶対に手を出さないでください。
金銭的に余裕があれば、CPUクーラーは別途購入した方が良い
標準装備されている純正CPUクーラー(リテールクーラー)のほとんどは動作音がそれなりにうるさいです。
PCの動作音に関して特に気にならないという方はそのままでも良いのですが、金銭的に余裕があれば、CPUクーラーは別途購入した方が良いと思います。
例えば、Intel Core i5などCPUの数字が「5」以下の場合であれば『虎徹MarkII SCKTT-2000』辺りでもよく冷えてくれますし、動作音も静かになるのでオススメです。
Intel Core i7などCPUの数字が「7」の場合はファンが2つ付いている大きさが240mmくらいの簡易水冷式CPUクーラーであれば十分。
もちろん、空冷が良ければ『虎徹MarkII SCKTT-2000』や『Noctua NH-U12A』でも問題ありません。
特に、『Noctua NH-U12A』はその辺の安い簡易水冷より全然冷えるし静かなのでオススメ。
ただ、『Noctua NH-U12A』はめちゃくちゃ大きいので、その分ケースが大型になってしまうのが欠点。
「9」になってくるとCPUの発熱がかなりヤバくなってくるので、空冷だとあまり効果が期待できません。
なので、静音性と冷却性能を重視するならとにかくデカい簡易水冷式CPUクーラーを付けましょう!
といった感じで、金銭的に余裕があれば、CPUクーラーは別途購入するのをオススメします。
メモリは最低16GB合った方が良い
メモリは最低でも16GBは絶対に合った方が良いです。
理由は単純で、最近のゲームやソフトや検索エンジン(主にGoogle)はとにかくメモリに負荷をかけまくってきます。
その結果、メモリは最低でも16GBはは必須という結論に至りました。
ちなみに、私は1枚16GBのメモリを2枚積んでいるのですが、そこそこ重めのゲームをしながらDiscordを開いて配信しても問題なかったです。
といった感じで、マルチタスクをする方は32GBくらい積んでも良いと思います。
ただ、YouTubeで動画を見たり、ネットサーフィンをするくらいであれば、8GBでも十分です。
OSを入れるSSDはNVMe M.2 SSDが1番オススメ
OSを入れるSSD、要は「SSD(1台目)」と書かれている項目です。
ここにはとにかく読み書き速度が速いNVMe M.2 SSDを選択するのがオススメ。
NVMe M.2 SSDの説明をするのは面倒なので、とにかくOSやソフトの起動が速いということだけ覚えていただけたらと。
まぁ実際のところ普通のSSD(SATA接続)と体感的な速度の差はあまり感じないのですがw
後、設置場所はマザーボードの上というのも特徴的で、配線がかなりスッキリします。
こんな感じで設置します↓
ちなみに、個人的にオススメのSSDメーカーはWD(ウエスタンデジタル)とSamsung。
容量に関しては500GBでも1TBでも良いです。
この辺は自分の用途に合わせて変更してください。
一応参考までに、ゲームや容量多めのソフトを入れるなら1TBくらいあった方が良いと思います。
ただ、個人的にはOSとは分けて2台めのSSDに保存するのがオススメです。
後、2台目のSSDやHDDに関しては必要に応じて購入してください。
例えば、ゲームを保存するならSSDがあった方が良いですし、動画や画像を保存するのであればHDDはあった方が良いです。
グラフィックカードグ(ラフィックボード)はゲームやソフトの推奨環境に応じて選択する
グラフィックボードはデスクトップPCに1番お金をかけるべきパーツと言っても良いでしょう。
とにかく、ゲームをするにしても画像編集するにしても、グラフィック性能が超重要です!
なので、自分がやるゲームやソフトの推奨環境をしっかりと調べてからグラフィックボードを決めてください。
ちなみに、グラフィックボードにはファンが2つ付いているやつと3つ付いているヤツがありますが、基本的にファンの枚数が多ければ多いほど静音性と冷却性能が高いです。
その他のカスタマイズについてはどうでもいい
地デジチューナーとかサウンドカード、無線LAN/Wi-Fi、ケースファン、USBポート
この辺は必要であれば導入してください。
一応言っておくと、デスクトップPCには場合によっては無線LAN/Wi-Fiが備わっていない場合があります。
無線機能を使用したい場合は、別途無線LAN/Wi-Fi機能を付けても良いかもしれません。
マウス、キーボード、モニター、スピーカーなどはAmazonなどで購入した方が安く済む
SEVENの販売ページでもマウス、キーボード、モニターなどを購入できるのですが、値段が少々高めな場合が多いです。
また、製品のレパートリーもそこまで多くないので、自分好みのマウス、キーボード、モニター、スピーカーを見つけるのが難しい。
なので、個人的にはAmazoなどのネット通販と比較してから購入することをオススメします。
ただし、マウス・キーボードなどのセットに限ってはそこまで価格差が無いので、SEVENで購入しても良いかもしれません。
一応オススメのマウスやキーボード、スピーカーに関しては下記記事で紹介しているので、良かったら参考にしてみてください。
オススメのマウス↓
オススメのキーボード↓
オススメのモニター↓
オススメのスピーカー↓
モニター付属のスピーカーは基本的に音質があまり良くないので、安いヤツでもスピーカーは買っておいた方が良いです。
以上を踏まえた上で自分に合ったカスタマイズに調整してもらえればと思います。
パソコンショップSEVENでBTOパソコンを購入する方法
ということで、パソコンショップSEVENでBTOパソコンを購入する方法については以上です。
パソコンショップSEVENのBTOパソコンはフルカスタマイズということもあって、パーツ選びには難儀するかもしれません。
ただし、逆に言えば自分に合ったパソコンにカスタマイズできるというメリットがあります。
これは大手のドスパラやパソコン工房では絶対にできません。
なので、今回解説したことを踏まえて、自分に合ったパソコンをカスタマイズしてみてください。