「PCの画面をデュアルモニターにして、ついでにテレビも見たい」
「フルHD(1920×1080)出力されるテレビを探している」
「24インチのテレビで低価格かつキレイな映像を楽しみたい」
そういった方にオススメなのが『TOSHIBA 24S24』。
まず、テレビのサイズは24インチと一般的に使われるデスクトップPCのモニターサイズと同じで、デュアルモニターとしても違和感なく使えます。
解像度は1366×768とHD(ハイビジョン)ではあるものの、フルHD出力しても違和感は全くありませんでした。
もちろんテレビとしての性能も申し分なく、東芝製ということもあって映像はかなりキレイで、音質も全体的にバランスが取れていて聴き疲れしませんでした。
また、スマートリモコンやネット動画視聴などの無駄な機能が一切付いていないため、コスパもかなり高いです。
※スマートリモコン搭載モデルもあります。
ということで、今回は筆者のライザーが『TOSHIBA 24S24』を実際に使って感じた「良かったところ」「気になるところ」を踏まえたうえでレビューします。
ちなみに、私はデスクトップPC用のサブモニターとしてこのテレビを購入しましたが、正直最初は解像度がHDで心配でした。
ただ、実際に使ってみてたらフルHDで使用しても違和感がなく、テレビとしての性能も高く映像がかなりキレイで今では買ってめちゃくちゃ良かったと思っています。
「TOSHIBA 24S24に興味がある」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
TOSHIBA 24S24 概要
付属品 |
本体 |
リモコン(CT-90486) |
スタンド |
電源コード |
乾電池×2 |
転倒防止用バンド、ネジ長×1、ネジ短×1 |
取扱説明書 |
仕様
19インチ、24インチ、32インチの3サイズが展開されています。
外観 入出力端子の解説
表面は一般的なテレビと全く変わりません。
電源ボタンが出っ張っているのが気になるかな?って思うくらい。
続いて裏面はこんな感じ。
TOSHIBA 24S24の場合VESA規格が200×200となっており、一般的なモニターアームに使用されている75×75や100×100といった規格には合いません。
そのため、モニターアームを使用する際、別途200×200を75×75や100×100に変換するプレートが必要です。
ちなみに、私の場合は変換プレートを使用して無理やりモニターアームの規格に合わせました。
「モニターアームを取り付けたい」という方は下記変換プレートとを使用してみてください。
実際に使ってみるとこのような感じで、問題なく使用できます。
手前がモニターアーム、テレビ側に付いているのがVESA変換プレートです
続いて裏面の配線について。
まず右側は「ビデオ入力(3色ケーブル)端子」「HDMI入力端子」「アンテナ入力端子」「音声入力端子」「mini B-CASカード挿入口」が搭載されています。
HDMI入力端子は2つ付いているので、PCとは別にブルーレイレコーダーの機器も同時に接続可能です。
後、今時珍しいビデオ入力(3色ケーブル)に対応しているため、スーファミやゲームキューブなどの古いゲームも遊べるのも魅力的。
音声出力端子については実際に使ってみた結果、ヘッドホンやスピーカーなどが接続できました。
反対側は「有線LANポート」「ハードディスク専用USBポート」「光デジタル音声出力」「電源ゲーブル挿入口」が搭載されています。
特に光デジタル音声出力できるのが良いですね。
スピーカーでよくある「サー」というホワイトノイズがほとんどしませんから、光デジタルに対応している機器があれば積極的に使っていきたいところ。
TOSHIBA 24S24を使って感じた良かったところ
ここからは実際に『TOSHIBA 24S24』を使って感じた「良かったところ」について解説していきます。
・フルHD(1920×1080)出力しても違和感がない
・視野角が広いため、見る角度を気にしなくても良い
・映像が綺麗で音質も普通に良い(3,000円程度のスピーカーと同じくらい)
・映像モードを切り替えることで様々なシーンに対応できる
・番組表や設定画面などのレスポンスが速い
フルHD(1920×1080)出力しても違和感がない
現在も解像度フルHD(1920×1080)リフレッシュレート60Hzで使用していますが、全くと言って良いほど違和感はありません。
視野角が広いため見る角度を気にしなくても良い
使用しているパネルは分かりませんが、視野角が広いため角度がある程度変わっても映像はキレイなままです。
映像が綺麗で音質も普通に良く、テレビとしての性能は申し分なし
映像が綺麗で音質も普通に良かったです。
特に、映像については他社製と比較して大きく勝っているかもしれません。
まず、映像については 「レグザエンジンファイン」を搭載していて、大型テレビのように「高精細化」「ノイズ除去」「広色域化技術」に関する技術を持ちます。
もう少し具体的に書くと以下のような機能が備わっています。
・地デジ映像をさらに高精細に復元できる「地デジ精細感復元」
・色の濃い映像も質感まで再現できる「カラーテクスチャー復元」
・より立体感のある映像を実現できる「質感リアライザー」
また、これら技術は以前東芝テレビの上位モデルにのみ搭載されていたものです。
それが現在ではS24のような廉価モデルでも使用されており、これが映像については他社製と比較して大きく勝っていると言える根拠となっています。
“映像の美しさ”については公式サイトで詳しく解説されているので、良かったら下記URLを参考にしてみてください。
スピーカーについてはサイズが2.5×6.5cm、出力が4Wで2つ搭載しています。
私は今まで様々な価格帯のスピーカーを使用してきましたが、大体3,000円くらいのスピーカーと遜色ないかなと感じました。
聴き疲れしない音質でよくあるテレビの音質といった感じです。
ただし、音全体がまとまって聴こえてしまい、細かい音が埋もれているような感じもあります。
とはいえ、音質自体は壊滅的に悪いわけではないため、PC用のスピーカーとしてはそこまで違和感はないかと。
ただし、サブモニターとして扱う場合、スピーカーが左右のどちらかに偏ってしまう場合があるので、その場合は別途外付けのスピーカーを買っておくことをオススメします。
映像モードを切り替えることで様々なシーンに対応できる
映像モードを切り替えることで様々なシーンに対応。
例えば、映画モードの場合は部屋を暗くした状態でも温かみのある色に、ゲームモードだと格闘ゲームもできるほど低遅延になります。
しかもこの映像モードは地デジであれば「あざやか」、HDMI1は「PC」、HDMI2は「ゲーム」といった感じで入力毎に別々に設定できるのも良いですね。
番組表や設定画面などのレスポンスが速い
番組表や設定画面などのレスポンスが速いので、ストレスはほとんど感じません。
特に、10年近く前のテレビを使用していたという方であれば、レスポンスの速さをより実感できると思います。
TOSHIBA 24S24を使って感じた気になるところ
ここからは実際に『TOSHIBA 24S24』を使って感じた「気になるところ」について解説していきます。
・解像度がHD(1366×768)とPCモニターに最適な解像度ではない
・リモコンの一部ボタンが小さくて使いづらい
・アンチグレア(非光沢)加工されていない
解像度がHD(1366×768)とPCモニターに最適な解像度ではない
PCモニターのほとんどは解像度がフルHD(1920×1080)となっているため、ドットバイドットにこだわる方だとデメリットに感じるかもしれません。
ドットバイドットとは拡大などの処理を行わず、入力された画素をそのまま表示する設定のことを言います
とはいえ、実際に使ってみた感想としては、フルHD出力したとしても文字が滲んだり映像が粗く見えたりはしなかったので、フルHD出力にこだわる必要は無いと感じました。
そのため、ドットバイドットにこだわりが無ければ解像度フルHDで使用しても全く問題ありません。
アンチグレア(非光沢)加工されていない
アンチグレア加工されていないため、黒色はめちゃくちゃ反射してしまいます。
反射って地味に気になるデメリットで「テレビを見ている時にふと自分がテレビを見ている時の表情だったり部屋が反射して写ると気になる」という方も多いかと。
まぁアンチグレア加工されているテレビ自体ほとんど無いので仕方ないですね。
どうしても気になるって方は別途液晶保護フィルムの購入をオススメします。
リモコンの一部ボタンが小さくて使いづらい
正直“慣れ”もあるとは思いますが「録画リスト」と「番組表」のボタンが小さくて使いづらいと感じました。
個人的には東芝のブルーレイレコーダーのボタン配置が好みだったので、もう少しこのデザインに寄せてほしかったですね。
24インチテレビはTOSHIBA 24S24で決まり
ということで『TOSHIBA 24S24』のレビューは以上になります。
最後に実際に使ってみて感じた「良かったところ」と「気になるところ」をまとめてみました。
・フルHD(1920×1080)出力しても違和感がない
・視野角が広いため、見る角度を気にしなくても良い
・映像が綺麗で音質も普通に良い(3,000円程度のスピーカーと同じくらい)
・映像モードを切り替えることで様々なシーンに対応できる
・番組表や設定画面などのレスポンスが速い
・解像度がHD(1366×768)とPCモニターに最適な解像度ではない
・リモコンの一部ボタンが小さくて使いづらい
・アンチグレア(非光沢)加工されていない
24インチのテレビは色々ありますが、これら「良かったところ」「気になるところ」を踏まえたうえでAmazon価格が約2.3万円なのは非常にコスパが良いですね。
もちろん、24インチのテレビでREGZAより価格の安いテレビも中華製のよく分からないメーカー(ハイセンス除く)であればいくらでもあります。
とはいえ、それらよく分からない中華製のテレビはお世辞にも映像が綺麗とは言えませんし、操作性もあまり良くないため選択肢に入れるのはあまりオススメできません。
後、そういったメーカーだとスマート家電化したり不具合発生時に色々と不便ですから。
ちなみに、ハイセンスの場合は東芝映像ソリューション(TVS REGZA株式会社)の株を購入して東芝のテレビの技術を完全に取り込んでいます。
そのため、性能自体は東芝のREGZAと遜色なく、コスパもかなり良いので“ハイセンス除く”と書きましたし、普通にオススメですね。
ただし、ハイセンスはあくまで中華製なので、日本のテレビ事情に最適化されていない部分もいくつかあるので個人的にはREGZA推し。
例えば、番組表はハイセンスよりもREGZAの方が見やすくて操作しやすいと個人的に思いました。
といった感じで、『TOSHIBA 24S24』は24インチテレビの中ではトップクラスで性能がよく、PCのサブモニターとしても最適。
少なくとも、
「PCの画面をデュアルモニターにして、ついでにテレビも見たい」
「フルHD(1920×1080)出力されるテレビを探している」
「24インチのテレビで低価格かつキレイな映像を楽しみたい」
といった方であればきっと満足のいく製品だと思います。