ライザーです。
今回は、エレコムのBluetoothアダプター『LBT-UAN05C2/N』のレビューをしていきます。
まず、Bluetoothアダプターは良い製品が少なすぎてほとんど選択肢がありません。
Amazonで検索してみると分かるのですが、ほとんどが中華製のBluetoothアダプタです。
その中でもエレコムのBluetoothアダプターは日本の有名メーカーということで、幾分かマシではありますが、正直なことを言うと品質は価格相応。
Bluetooth接続に対応したキーボードやマウスであれば遅延なく快適に使えるのですが、イヤホンだとノイズがちょいちょい入ってしまうので品質が良いとは言えません。
また、ソフトウェアに関しても少しクセがあって、説明書通りに設定してもうまくいかない場合があります。
まぁそれでも他の製品よりは使えると思うので、「まぁ買っても良いかな?」というレベルです。
一応今回はレビューするにあたって、使い方に関しても軽く解説していくので、購入予定の方は是非参考にしてみてください。
http://qa.elecom.co.jp/faq_detail.html?id=6534&category=275&page=1
※Windows 10の場合、公式サイトにあるソフトウェアをダウンロードすると不具合が発生し、Bluetooth接続ができなくなるので注意してください。
エレコムのBluetoothアダプター『LBT-UAN05C2/N』
デバイス自体はかなりコンパクト。
重量もたったの2gなので、ノートPCに付けたままにしても全く邪魔になりません。
接続方法はとても簡単で、Windows 10の場合は「ソフトウェアをインストールせずに」そのまま本体又はUSBハブに接続するだけで使えます。
正しく接続すると青色の光が点滅します。
後は、Windows 10の「設定」にある「Bluetoothとその他デバイス」の項目にある「Bluetoothまたはとその他デバイスを追加する」をクリック。
次に、「Bluetooth」を選択して、ペアリング状態にしてあるデバイスをクリックすればOK。
これでBluetooth接続ができるようになります。
マウス・キーボードは問題なく使えるが、イヤホンは雑音が目立つ
実際にマウス、キーボード、イヤホン、スピーカー、コントローラー(ゲームパッド)の5種類を使ってみました。
ちなみに、使用したデバイスは『Logicool製のマウス』『Logicool G913 TKL』『AVIOT TE-BD21J』『JBL 104-BT』『DUALSHOCK 4』の5つです。
Bluetoothアダプターとの距離は大体1m前後。
で、使ってみた結果、マウス、キーボード、コントローラーは遅延も全く感じずストレスなく利用できたのですが、イヤホンを使用した際はかなり雑音が目立ちました。
雑音の種類に関してはホワイトノイズとブツブツと途中で途切れるような感じです。
しかも、Bluetoothアダプターと2~3m離れるとより雑音がかなり激しくなります。
スピーカーの場合はそこまで雑音が目立たず、途切れることもありませんでした(雑音が無いとは言ってません)。
もちろん、今回使用したイヤホンはiPhoneとの接続時には雑音が全くしないので、イヤホン側の不備は無いです。
といった感じで、マウスやキーボードなど、音を出さないデバイスであれば特に問題は無いのですが。
正直イヤホンやスピーカー用にこのBluetoothアダプタ―はあまりオススメはできません。
もし、イヤホンやスピーカー用にBluetoothアダプターを購入するのであれば、もう少し品質の高いアダプターを購入した方が良いと思います。
例えば、AnkerのSoundsync。
Bluetoothの規格は比較的新しいBluetooth5.0に対応していて、価格もそれなりということもあって通信の品質はかなり良く、雑音もほとんど乗りません。
エレコム Bluetoothアダプター『LBT-UAN05C2/N』 注意点
エレコム Bluetoothアダプター『LBT-UAN05C2/N』を使用するにあたって、いくつか注意点があります。
取り敢えず、注意するべき点は以下の3つ。
・接続が不安定で、2~3m離れただけでも接続が不安定になる
・本体に接続したからといって接続が安定するというわけではない
・Windows 10の場合、公式サイトにあるソフトウェアをダウンロードすると不具合が発生し、Bluetooth接続ができなくなる
その中でも特に重要なのが、公式サイトにある専用のソフトウェア。
Windows 10の場合、絶対に公式サイトにあるソフトウェアをダウンロードしないでください。
ダウンロードすると、Windows 10と競合してしまうのか、Bluetoothアダプターを接続してもBluetoothをONにできなくなってしまいます。
なので、Windows 10を使用している場合は、ソフトウェアをダウンロードせずにそのまま接続してください。
『LBT-UAN05C2/N』はイヤホンさえ使わなければストレスなく使用できる
ということで、エレコムのBluetoothアダプター『LBT-UAN05C2/N』のレビューは以上です。
使ってみた感想としては、「まぁ価格相応だな」といった感じでした。
まず、キーボード、マウス、コントローラーなど、音を出さないデバイスであれば問題なく使用できたので良かったです。
また、遅延も全く感じないレベルで、ゲームをプレイする時もストレスなく使用できました。
ただ、イヤホンやスピーカーなどの音を出すデバイスだと、雑音が乗ってしまったり、2~3mほど距離が離れてしまっただけでより雑音が酷くなってしまうというのはかなり残念でした。
とはいえ、決して使えない製品ということはないので、個人的には場合によっては買って良いと思います。
少なくとも、キーボード、マウス、コントローラーなど、音を出さないデバイスの使用を考えている方であればオススメできます。