
ライザーです。
今回、SOUNDPEATS様より最新ワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS H3』をご提供いただきました。
このモデルは、国内最大級のオーディオビジュアル機器アワード「VGP2025 SUMMER」にて、ノイズキャンセリングイヤホン(1万円以上3万円未満)部門 金賞を受賞した注目の製品です。
フラット寄りのドンシャリ傾向でクセがなく、音の分離感、解像度、音場の広さ、全てにおいて1万円とは思えないほどのクオリティ。
さらに高性能なノイズキャンセリング機能とハイレゾ級の音質を備え、コストパフォーマンスにも優れていることから、多くのユーザーから高い評価を得ています。
この記事では『SOUNDPEATS H3』の音質や使い勝手を徹底解説。
「1万円台で音質重視のワイヤレスイヤホンを探している」
「通勤・通学中でもストレスなく音楽を楽しみたい」
「ゲームや動画視聴でも快適に使えるイヤホンが欲しい」
そんな方にとって参考になる内容になっているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
・コーデックは aptX Lossless / aptX Adaptive / LDAC / AAC / SBC に対応
・Bluetooth 5.4 対応(※Bluetooth 6.0は未対応)
・デュアル高性能BAドライバー+12mm複合素材ダイナミックドライバーのハイブリッド構成
・最大-55dB のAI適応型ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)対応
・トランスペアレンシーモード(外音取り込み機能) 搭載
・ENC(Environment Noise Cancellation)+防風メッシュによる通話ノイズ低減機能付き
・バッテリー:イヤホン単体 約7時間、ケース併用で最大約37時間再生可能(ANCオフ時)
・急速充電対応(10分充電で約2時間再生可能)
・マルチポイント対応(最大2台の端末と同時接続可能)
・専用アプリ『PeatsAudio』でEQ調整、ANCモード切替、ファームウェア更新が可能
・軽量設計(片側約6g)&人間工学デザインで長時間装着しても疲れにくい
・ワイヤレス充電非対応

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• クーポンコード:SPH3120203
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• 対象商品:SOUNDPEATS H3
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SOUNDPEATS H3 概要
| 付属品 |
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| イヤホン |
| ケース |
| イヤーピースXS/S/M/L/XL 各サイズ1ペア |
| USB Type-AtoCケーブル 1本 |
| ピーツくん(パンダ)のシール |
| 取扱説明書(日本語対応) |
| 専用アプリダウンロードマニュアル |

外観
イヤホンケースは半透明で、中を開けるとレザー調のシボ模様とメタリック感のある金色のロゴが現れ、高級感を漂わせています。
材質はオールプラスチックですが、見た目はかなり良いですね。
イヤホンを取り出しやすいように、大きめの切り欠きが設けられています。
イヤホン本体はスケルトン調になっていて、一昔前のゲームボーイやたまごっちを思わせる、いわゆる“平成レトロ”なデザインで、どこか懐かしさを感じます。
イヤホンの出っ張りが耳甲介(耳のくぼみ部分)にフィットして、長時間装着してもズレることがありません。
実際に装着してみるとこんな感じ。
イヤホン本体をひねることなくスッと装着するだけでガッチリハマってくれます。
本体サイズはやや大きめではあるものの、装着時の違和感や重さはそこまでありません。
専用アプリ『PeatsAudio』で細かい設定が可能
アプリをダウンロードする際は、必ず公式アプリ『PeatsAudio』であることを確認してください。
アプリではノイキャン・外音取り込み、ゲームモードなどのオンオフ切り替え、バッテリー残量の確認、イコライザの設定、イヤホンタップ時のコマンド割り当てなど様々なことができます。
イヤホンのタップ操作は以下の通り、割り当ての自由度が高く、自分好みに細かく設定可能です。
ただし、コントロールカスタムでは「ノイズキャンセリング機能」しか割り当てられません。
また、切り替え時には必ずノーマルモードを経由しなければならないのは惜しい点。
アプリ上で両機能を独立して操作できるよう設定できれば最高でした。
ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能の両方が割り当てられるか、ノーマルモードを介さないサイクルで切り替わるなら良かった
SOUNDPEATS H3を実際に使ってみた
実際にiPhone 16で『SOUNDPEATS H3』を使ってみました。
1万円台では思えない解像度の高さと分離感
『SOUNDPEATS H3』は、デュアル高性能BAドライバーと12mm複合素材ダイナミックドライバーを組み合わせた、合計3基のドライバーを搭載しています。
デフォルト設定では全体的に音一つ一つに金属的な固い印象でメリハリがあり、クセは無くかなりフラット寄りなほどよいドンシャリ感を楽しめました。
音の分離感が優れており、バンド演奏ではギターがドラムやベースに埋もれず、ボーカルも他の音に混ざらず独立して響きます。
その効果もあって音の解像度が高く、さらに映画館のように広がりを感じる音場でした。
高音域は明るくハッキリとした印象で、シャープに聞こえます。
人によっては歯列音が耳に刺さるかもしれませんが、私はそこまで気にならなかったです。
中音域は高音低音に埋もれず、ボーカルの歌声もしっかり前に出ているように思えます。
低音域は“響きすぎる”ほどではないものの、ズンとした重さ(深み)が感じられました。
低音域が他の帯域を邪魔せず、しっかり分離していて心地良かったです。
また、イコライザの設定次第では、自分好みの音質にできます。
元々フラット寄りの音質なので、ほとんどの方に合った音質に設定できるかと。
※ACGはanime(アニメ)、comic(コミック)、game(ゲーム)の頭文字です。
主に中華圏で、日本のアニメ、漫画、ゲームなどを総称する言葉として使われています。
ノイズキャンセリング機能は同価格帯トップクラス
ノイズキャンセリング性能は優秀で、「屋外交通」モードに設定すれば、自動車や鉄道の走行時に響く低音をしっかりとカットしてくれます。
さらに高音域のノイズにも強く、ガソリン車や電車の走行音もガッツリカットしてくれて、高音域の軽い音ぐらいしか聞こえません。
長時間の使用でも圧迫感はなく、通勤や作業中でも問題ありません。
1万円台の同価格帯イヤホンの中では、間違いなくトップクラスです。
ただし、-55dBとされていますが、体感としては3万円帯のハイエンド機よりは控えめに感じました。
とはいえ、十分なノイズキャンセリング機能を備えているため、外出先でも快適に使えます。
モードは4種類用意されていますが、基本的には「適応型ノイズキャンセリング(ANC)」を使うのがオススメです。
ANCは周囲の環境音をリアルタイムに分析し、その場に応じて最適なノイズカットを行う仕組みを備えています。
たとえば、電車内の低音やカフェのざわめきなど、シーンごとに自動で調整してくれるため、常に快適な静寂を保てるのが大きな魅力です。
バッテリー消費はやや大きいというデメリットはありますが、環境に合わせて効果的に働くため、使い勝手の良さでは最も優れています。
外出先や作業中など、さまざまなシーンで安心して集中できる性能を発揮してくれるでしょう。
外音取り込み機能は申し分なし
外音取り込みは強弱の調整こそできないものの、実用上は大きな不便は感じませんでした。
ホワイトノイズもほぼなく、かなり自然な音に近かったので、使っていて特に不満を覚えることも無かったです。
試しにスーパーやコンビニで使ってみましたが、人の声も正確に聞き取れました。
音楽を聞いていて音質が変わった感じも特に無かったです。
ただし、外音取り込み機能が有効な時には、音量を下げるとか曲を一時停止とかはしてくれないので、そこは個人的に気になるところではありました。
外の音を聞きたい時に、音楽聞きたい人っているのかな?
また、「人の声の強調」モードだとちょっと違和感があったので、個人的には「標準モード」だけでも良かったです。
とはいえ、総合的には十分クオリティは高いと思いました。
マイクはノイズに強いが、音質はそれなり
マイクの音質はノイズにかなり強く、騒音だらけの場所で録音しても自分の声がハッキリと入っていました。
とはいえ、iPhoneのマイクの方が自然な音に近いですね。
実際に録音した音声は以下の通りとなっています。
SOUNDPEATS H3
同時期に発売されたSOUNDPEATS Air5 Pro Plus
iPhone 16
正直、iPhone 16の音質が1番良いのですが、どちらも通話する程度なら使えるレベルの性能だと思います。
ゲームモード使用時は低遅延
ゲームモードでゲームをプレイしたり、動画を視聴したりしましたが、遅延はほとんど気にならなかったです。
音質の劣化は全くと言って良いほどありません。
流石に音ゲーはキツいですが、RPGやFPSではレスポンスが良く、快適にプレイできました。
特にRPGは音楽の作り込みが細かく、壮大なオーケストラや繊細な環境音まで表現される作品も多いです。
『SOUNDPEATS H3』なら、その音の広がりを余すことなく再現できるため、物語の世界に深く没入できます。
RPG好きの方にとって、まさに最適なイヤホンといえるでしょう。
SOUNDPEATS H3の良かったところ
『SOUNDPEATS H3』を使って感じた「良かったところ」についてまとめてみました。
・1万円台のワイヤレスイヤホンとしてはトップクラスの音質(コスパが高い)
・最大-55dBのANC搭載で、電車や車内など屋外環境でも静寂を確保できる
・外音取り込みが自然で、会話や周囲の状況確認がしやすい
・専用アプリ『PeatsAudio』で自分好みの音質に調整可能
「良かったところ」としては、音質の高さ・ANCの実用性・外音取り込みの自然さ・アプリによる調整機能・価格以上の満足感が挙げられます。
特に音質とノイズキャンセリング性能は同価格帯トップクラスで、普段使いから映画鑑賞まで幅広く楽しめるイヤホンだと感じました。
SOUNDPEATS H3の気になるところ
ここからは『SOUNDPEATS H3』を使って感じた「気になるところ」について紹介します。
・正確なバッテリー残量が分かりづらい
・細かな便利機能が省略されている
・外音取り込みとノイキャンを個別に設定できない
・アプリ使用時に会員登録する必要がある
SOUNDPEATSから出ているイヤホンに共通しているのが、細かな便利機能が省略されている点です。
例えば「ワイヤレス充電」「装着検知機能(イヤホンを外した時に自動で再生がオフになる)」など。
これらの機能が搭載されていないので、人によっては不便に感じるかもしれません。
また、「コントロールのカスタム(イヤホンにボタンを割り当てるヤツ)」でノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能をそれぞれ独立して設定できないのが残念でした。
H3とAir5 Pro Plusはどちらを選ぶべきか
やはり気になるのは、『SOUNDPEATS H3』と同時期に発売された『Air5 Pro Plus』と比べてどちらが良いのか?という点ですよね。
実際に1週間以上使ったうえで、個人的な主観も交えて紹介すると、それぞれの特徴は以下の通りとなっています。
| イヤホンの特徴 | ||
| H3 | Air5 Pro Plus | |
| 音質の傾向 | 全体的に音一つ一つに金属的な固さはあるがクセは無い 音の分離能力が高く情報量が多い ドンシャリ感はそこまで強くない 低音域に強い | 全体的に高音と低音が強調された“ドンシャリ”な音 バシッとアタック感のある音質 人によっては歯列音がキツく感じるかも? 高音にめちゃくちゃ強く、低音域にもそれなりに強い |
| 解像度 | 高め | そこまで高くない |
| 装着感 | 耳に引っ掛けるような感じでしっかりフィット | 軽い付け心地でしっかりフィット |
| 主な性能 | ほとんど変わらない(ハイレゾ級音質対応・-55dBノイキャン対応など) | |
| バッテリー容量 | 7時間 | 5時間 |
※重要な部分は強調表示しています。
私は普段、アニソン(J-POP・ロック・エレクトロニック系)をよく聞きますが、どちらのイヤホンも相性は良いと感じました。
『SOUNDPEATS Air5 Pro Plus』は、MEMSドライバーならではの力強いアタック感と、高音域の解像度の高さが音楽をより楽しくしてくれます。
さらに装着感も軽く長時間装着してもほとんどズレることが無いので非常に良かったです。
対して『SOUNDPEATS H3』は、音の解像度や音場の広さ、そしてクセのない音質のバランスの良さに軍配が上がります。
正直なところ、その日の気分や聞く楽曲によって好みは変わるものの、H3ならジャンルを問わず安定して楽しめる点が魅力に感じました。
強いて言うなら、ドンシャリが好きならAir5 Pro Plus、そうでないならH3がオススメかな?
イヤホンの装着感は耳に引っ掛ける部分に違和感を覚えるものの、長時間使用してもズレることがなく使い勝手は普通に良かったです。
正直、イヤホンの形状や音質の好みは個人差が大きいため、一概には言えません。
バッテリー容量については、『SOUNDPEATS Air5 Pro Plus』は5時間しか保たず、ワイヤレスイヤホン全体で見てもかなり容量が少ないです。
使い方や住んでいる場所によっては3時間持つか持たないか、かなり絶妙な数値となっているので注意してください。
特にバッテリーは気温の影響を受けやすく、寒冷地では持続時間が短くなる傾向があります。
「寒冷地に住んでいて、寒い場所で使うことが多い」という方は、間違いなくバッテリー容量の多い『SOUNDPEATS H3』が良いでしょう。
SOUNDPEATS H3は1万円台でトップクラスの音質と静寂を体験できる
ということで『SOUNDPEATS H3』のレビューは以上になります。
このモデルは、1万円台ながらハイレゾ級の音質と最大-55dBのANCを搭載し、音楽や映画鑑賞、通勤・通学など幅広いシーンで活躍できる高コスパなワイヤレスイヤホンです。
特に音質面は同価格帯トップクラスで、フラット寄りでほどとい
音の分離感が優れており、バンド演奏ではギターがドラムやベースに埋もれず、ボーカルも他の音に混ざらず独立して響きます。
その効果もあって音の解像度が高く、さらに映画館のように広がりを感じる音場でした。
一方で、細かな便利機能が省略されているなど使い勝手の面では、他社製イヤホンに比べてやや劣る部分もあります。
しかし、音質に対するコストパフォーマンスの高さや、ノイズキャンセリング・外音取り込み機能の優秀さを考慮すると、十分に魅力的なイヤホンです。
多少のデメリットを許容できるなら、価格以上の満足感を得られる最適なイヤホンといえるでしょう。

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・コーデックは aptX Lossless / aptX Adaptive / LDAC / AAC / SBC に対応
・Bluetooth 5.4 対応(※Bluetooth 6.0は未対応)
・デュアル高性能BAドライバー+12mm複合素材ダイナミックドライバーのハイブリッド構成
・最大-55dB のAI適応型ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)対応
・トランスペアレンシーモード(外音取り込み機能) 搭載
・ENC(Environment Noise Cancellation)+防風メッシュによる通話ノイズ低減機能付き
・バッテリー:イヤホン単体 約7時間、ケース併用で最大約37時間再生可能(ANCオフ時)
・急速充電対応(10分充電で約2時間再生可能)
・マルチポイント対応(最大2台の端末と同時接続可能)
・専用アプリ『PeatsAudio』でEQ調整、ANCモード切替、ファームウェア更新が可能
・軽量設計(片側約6g)&人間工学デザインで長時間装着しても疲れにくい
・ワイヤレス充電非対応


































