ゲーム大好きライザーです。
今回は、ASUS製のグラフィックボード『ASUS DUAL-RX5700-O8G-EVO』についてお話していきます。
まず、ASUS製のグラフィックボードASUS DUAL-RX5700-O8G-EVOについて簡単に説明すると
性能:RTX2060Superとほぼ同等の性能を持っている(特にレースゲームに強い)
静音性:大型のグラボで静音性はかなり高い(温度が60度以下であればファンは回らない)
価格:3.5万円前後で購入可能
といった感じで、正直コストパフォーマンスに関してだけ言えば、以前紹介した『PalitのRTX2060Super』よりも良いかもしれません。
ただ、RX5700のゲーム性能に関しては、正確に言うとRTX2060以上、RTX2060Super以下といった感じです。
また、このグラボはRadeon製ということもあるので、ゲームの性能は結構上下しやすいです(ゲーム側がRadeon製のグラボに最適化されていないため)。
なので、性能に関してはRTX2060Superとほぼ同等とは言ったものの、RTX2060の性能を下回るゲームも数は多くありませんがいくつかあります。
ですが、RTX2060は4万円弱、RTX2060Superは5万円弱なのに対して、『ASUS DUAL-RX5700-O8G-EVO』は安ければ3.5万円前後で購入できるので、かなりコスパは良いです。
もちろん性能に関しても他のメーカーで出されている少し高めのRX5700と全く同じくらい性能は良いです。
詳しいスペックとか他メーカーとの比較に関しては後程紹介していくので、良かったら参考にしてみてください。
※BTOパソコンショップ(ドスパラやツクモなど)であれば3.5万円前後で購入できます。
・バトロア系のゲーム(PUBG、Apex Legendsなど)を最高画質でそこそこ快適にプレイできる(平均130FPS)
・グラフィック重視のゲーム(レースゲーム系)を最高画質で快適にプレイできる
Radeon RX 5700の特徴
『ASUS DUAL-RX5700-O8G-EVO』の説明の前に、まずはRadeon RX 5700がどういう性能なのか?というのを解説していきます。
バトロア系のゲームを最高画質でそこそこ快適にプレイできる
取り敢えず、有名どころのバトロア系ゲーム(FPS・TPS)であれば、フルHD最高画質でそこそこ快適に遊ぶことができます。
海外の方が実際にRadeon RX 5700を使ってApex、PUBG、Fortniteをプレイしている動画を見つけたので、良かったらそちらを参考にしてみてください。
動画が見れないという方は下記表を参考にしてみてください。
一応上動画にも載っていないゲームに関しても自分で色々と調べてみました。
ちなみに、平均FPSは最高画質のフルHD設定で測定した際の数値となっています。
ゲーム名 | 平均FPS | 最低FPS(1% Low) |
Apex Legends | 127FPS(高画質だと149FPS) | 90FPS(高画質だと97FPS) |
Battlrfield V | 137FPS | 101FPS |
Forza Horizon 4 | 117FPS | 100FPS |
Fortnite | 125FPS | 47FPS |
Need For Speed | 93FPS | 59FPS |
Rainbow Six Siege | 159FPS | 132FPS |
PUBG | 111FPS | 33FPS |
取り敢えず、平均FPS値を見る限りだとゲームに関しては問題なくプレイできそうです。
ただ、FortniteとPUBGに関しては最高設定でも十分プレイできるものの、平均FPSは130を下回ってしまうので、快適とは言い難いですね。
やっぱりゲームを安定してプレイするのであれば、もう少し良いグラボを買った方が良いのかもしれません。
GeForce製グラフィックボードと比較するとゲーム性能の差が激しい
ゲーム性能は概ね良好といった感じではありますが、GeForce製のグラフィックボードと比較すると「快適にできるゲーム」と「快適にできないゲーム」の差が激しいです。
海外の方が上げてくれたこのRadeo RX5700と、RX5700と同等の性能を持つRTX2060Superとの比較動画を見てみるとそれがよく分かるかと思います。
一応3DベンチマークだとRX5700の方が性能は高く、一部ゲームでもRTX2060Superの性能を越えています。
特に、色々な比較動画を見る限りだと『horizon4』や『Need For Speed』といったレースゲームにはかなりの適正があるように見えます。
レースゲームに関してはRTX2060Superの性能を上回っていました
ですが、この動画を見る限りだと基本的にはRTX2060Superと同等かそれ以下の性能となっているみたいです。
なので、色々なゲームをするって方やバトロワ系のゲームをやりたいってはGeForce製のグラフィックボードの方が良いと思います。
ただ、RX5700の方が1万円以上安いので、一概にGeForce製が絶対に良いってことはないですね。
実際に取り付けてみた
グラボの厚さに関しては占有スロットは3なので、至って普通といったところでしょうか。
ATXマザーボードであれば問題なく設置できると思います。
通電させると光ります。
ついでに横のラインも申し訳程度に光ります。
他メーカー製グラフィックボードとの性能比較
ここからは、他社メーカー性能グラフィックボードとの性能を比較していこうかと思います。
良かったら参考にしてみてください。
他メーカー製RX5700との性能比較
取り敢えず同価格帯の4万円以下で購入できるRX5700性能と価格を比較しました。
ついでにリファレンスモデル(初期モデル)とRX5700の最上位モデルとも比較してみました。
ベンダー | 型番 | ブーストクロック | 価格(2020年4月) |
ASRock | Radeon RX 5700 Challenger D 8G OC | 1725MHz | 38980円 |
ASRock | RX5700-8G(リファレンスモデル) | 1725MHz | 47300円 |
ASUS | DUAL-RX5700-O8G-EVO | 1750MHz | 35178円 |
ASUS | TUF 3-RX5700-O8G-GAMING(上位モデル) | 1750MHz | 46200円 |
SAPPHIRE | SAPPHIRE Radeon RX 5700 8G | 1750MHz | 36014円 |
※価格に関しては価格.comを参考にしています。
実際に表にしてみて分かったのですが、『DUAL-RX5700-O8G-EVO』は3.5万円代で性能は最上位モデルと同等とめっちゃくちゃコスパが良いことが分かりました。
ちなみに、最上位モデルの『TUF 3-RX5700-O8G-GAMING』はファンの数が3つなので、冷却性能が高く静音性に優れています。
グラボは基本的に大きくてファンがいっぱい付いていたら静音性が高いです
なので、静音性や冷却性能にこだわりたいのであれば高くても購入する価値は多少あるとは思いますが、『DUAL-RX5700-O8G-EVO』でもかなり静音性は高くよく冷えてくれます。
そういうこともあって、正直グラボで予算5万円前後で考えているのであれば、もう少し性能が上の『Palit GeForce RTX2060 SUPER JS 8GB』の方を買った方が個人的には良いと思いますね。
静音性はかなり高く、音が全く気にならない
他社製のグラボとも比較してみたのですが、個人的に静音性に関してはかなり高く、静音性の高いケースファンと聞き比べても分からないレベルです。
また、低負荷時(YouTubeを見る程度)であればファンは回らないので音は全く気になりません。
まぁ比較的軽めのゲーム(WoTなど)であってもファンはすぐに回ってしまいますが・・・
一応このグラボでもかなり静音性は高いのですが、もっと静音性にこだわりたいって方は、ファンの数が多い『TUF 3-RX5700-O8G-GAMING』や、同等の性能を有していてファン音が気持ち小さいような気がする『PalitのRTX2060Super』辺りがオススメです。
DUAL-RX5700-O8G-EVOはとにかくコスパが良い!
ということで、『DUAL-RX5700-O8G-EVO』についてレビューしてみました。
まず、4万円以下のグラボでなるべく高性能なグラボを探しているのであればコレ1択と言って良いくらいにはかなりコスパは良です。
ゲームに関しては正直上下の差が激しいのでGeForce製のグラボと比べると少し見劣りするかもしれませんが、それでも高画質で快適にゲームをプレイする分には十分な性能だと思います。
特に、レースゲームなどのグラフィックを重視したゲームは色々と動画を見てみて結構強いのかなぁという印象を受けました。
・なるべくお金をかけずにバトロア系のゲーム(FPS・TPS)を快適にプレイしたい
・グラフィック重視のゲーム(レースゲーム系)を最高画質で快適にプレイしたい
といった方は、『DUAL-RX5700-O8G-EVO』を選んでおけばまず間違いはないのかなぁと思います。