【自腹レビュー】MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G:総合力の高い優秀なグラフィックボード

「フルHD、WQHDのゲームを遊ぶ目的でRTX 4070の購入を検討している」

「消費電力・発熱が少なく、冷却性能の高いグラボを使いたい」

「予算10万円以内で高性能のグラボを探している」

そういった方にオススメなのが『MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』。

※初期のAmazonでの販売価格が約11万円だったのが、8月時点だと9.5万円以下で購入できるので超お買い得です。

「そもそもRTX 4070自体購入するか迷っている」という方のために、RTX 4070を含めた他のRTXシリーズのグラボの性能に対するコスパについてまとめた記事を書いてみました。

下記記事を読めば「RTX 4070を購入して問題ないか?」「他に自分の予算や用途に合ったグラボがあるか?」など判断できるかと思うので、良かったら参考にしてみてください。

RTX 4070は値下げして“買い”なのか?性能に対するコスパを調べてみた

GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12Gの仕様とスペック

製品名 MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G
GPU NVIDIA GeForce RTX 4070
CUDAコア 5,888ユニット
メモリ GDDR6X 12GB
メモリインターフェース 192ビット
ブーストクロック 2,610MHz
メモリクロック 21Gbps
バスインターフェース PCI Express 4.0 x16
ディスプレイ出力端子 DisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1a×1
補助電源 12VHPWR×1
消費電力 最大215W
外形寸法 約338×141×52mm
重量 1,214g
付属品 グラフィックボードガイド、8ピン×2 to 12VHPWR電源ケーブル
型番 GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G

付属品

付属品
グラフィックボード本体
グラフィックスカードホルダー
12VHPWRコネクタ変換ケーブル

最近のグラボは重量1kg超えが当たり前で、3連ファンの場合は大きさもかなり大型なため、一緒にグラフィックカードホルダーが付属している場合が多いです。

グラフィックカードホルダーは、このようにグラボを下から支えてくれるので、マザーボードのスロットに負担がかかりにくくなっています。

後、RTX 4000番台シリーズの一部から『12VHPWRコネクタ変換ケーブル』が採用されています。

まだまだ新しい規格ということもあって、専用の変換ケーブルが付属していました。

挿しにくさは特に無かったのですが、ケーブルが長くなる分、配線にはちょっと困るかもしれません。

外観はマットで高級感のある仕上がり

ゲーミングモデルは上位モデルなため、外観のつくりもかなり良い感じ。

全体的にプラスチック感はなく、マットな仕上がりで高級感があります。

ライティングは控えめだがPCケース全体を明るく照らす

側面のライトはロゴと3つのラインが光る程度。

3つのファンにはそもそもライトが付いていないため光りません。

ただ、ファン中央付近の上下3本のライトが光るおかげか、グラボのライトだけでもPCケース内は比較的明るい印象になります。

GeForce RTX 4070自体のスペック

GeForce RTX 4070自体はどれくらいの性能なのか?同じ性能と言われているRTX 3080と比較するとざっとこんな感じです。

RTX 4070とRTX 3080の比較
RTX 4070 RTX 3080
CUDAコア数 5888 8704
ブースト クロック 2480 MHz 1710 MHz
ベースクロック 1920 MHz 1260 MHz
メモリタイプ 12GB GDDR6X 10GB GDDR6X
メモリスピード 21Gbps 19 Gbps
メモリバス幅 192-bit 320-bit
L2キャッシュ
36 MB 5 MB
レイトレーシングコア 第3世代 第2世代
Tensorコア 第4世代 第3世代
NVIDIA アーキテクチャ Ada Lovelace Ampere
メモリ帯域幅 504 GB/秒 760 GB/秒
インターフェース PCI-E 4.0 X16 PCI-E 4.0 X16
DLSS DLSS 3 DLSS 2
ポート HDMI 2.1 x1
DisplayPort 1.4a x3
HDMI 2.1 x1
DisplayPort 1.4a x3
HDCP 2.3 2.3
最大消費電力 200W 320W
システム電源容量 650W 750W

性能はRTX 3080並みだが、4K性能はやや劣る場合がある

上記動画を見ての通り、4K性能はRTX 3080に若干劣ります。

L2キャッシュを大幅増量した代わりに、VRAM帯域幅の削りすぎたのが原因です。

ちなみに、WQHD性能はほぼ同じ、フルHD性能はRTX 4070が上回っています。

フルHD、WQHDであれば快適に遊べる

プレイするゲームにもよりますが、激重なグラフィック重視のゲームでもフルH・WQHD共に最高画質60FPS以上で快適に遊べます。

また、日本の競技人口の多いメジャーどころのFPSやバトロア系のゲームであれば、フルHDだと200FPS程度、WQHDでも144FPS以上で快適にプレイ可能です。

一応DLSS 3.0を使用すれば4Kでも問題なくプレイできますが、やはり性能的にはフルHD、WQHDあたりの画質で遊ぶのが1番良いと思います。

DLSS 3.0対応だが、そもそもDLSS 3.0に対応しているゲームが少ない

DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、深層学習AIを活用した超解像技術のことです。

低解像度でゲーム画面をレンダリングして超解像アップスケール処理後に、高解像度のゲーム画面を出力します。

簡単に言うとAIを使ってリアルタイムで低解像度の動画を高解像度に変換させるってことです。

実際の性能についてざっくり説明すると、DLSS 3.0は以前のDLSS 2.0よりも最大2倍パフォーマンスが、最大4倍のFPSが向上したとのこと。

で、このDLSSを使えばFPS値を大幅に上げられるのですが、いかんせん対応しているゲームがめっちゃ少ないです。

ライザーライザー

対応していないゲームが少ない=使う機会がない

特に、DLSSの特性上応答速度が低下してしまうため、日本でもプレイ人口の多いFPSやバトロア系のゲームでは使用できない場合がほとんど。

かくいう私もDLSS 3.0対応のゲームは1つしかやったことがありません。

しかも私は基本フルHDでゲームをプレイするので、DLSSを使うまでもないという・・・

GPU使用率100%でも消費電力は200Wで70℃くらいしか上がらない

あまりピックアップされませんが、消費電力はたったの200Wとかなり低く、RTX 3060Tiと同じくらいです。

参考までに、同等の性能と言われているRTX 3080の消費電力は320Wと非常に高く、GPU使用率100%を継続した場合、室温25℃でグラボの温度は110℃に達するとのこと。

もちろん、メーカーや使用しているPCケースにもよりますが、3連ファンのRTX 4070であれば、GPU使用率100%だったとしても消費電力は200W程度でグラボの温度は70℃程度に収まります。

実際に室温26℃の状態でOCCTを使って30分間『GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』のテストした結果、私の環境ではこのようになりました。

ちなみに、私が使用している『CORSAIR 110Q』は気密性の高いPCケースで、構造上熱が籠もりやすい設計となっているにもかかわらず、70℃までしか上がりませんでした。

グラボの適正温度は高負荷時で90℃程度、欲を言えば80℃台に収めたいと言わていることを考えると、高負荷時で70℃なのはめっちゃ良いですね。

温度が低いとPCパーツにかかる負担が少なくなるため、RTX 4070は長く使うには持って来いのグラボだと思います。

高圧縮かつ高画質な次世代コーデックAV1のハードウェアエンコードに対応

AV1エンコードは従来のHEVC(H.265)やH.264を上回る画質で、エンコード速度もかなり速くなったとのこと。

実際にAV1エンコードを使用してゲームの動画をエンコードしてみるとこのような結果になりました。

エンコード結果(フルHD 動画時間:7分40秒)
映像エンコード 総エンコード時間
AV1 5分16.4秒
HEVC(H.265) 5分23.9秒
AVC(H.264) 5分20.9秒

何故かHEVCとH.264の数値が逆転していますが、結果としてAV1の1番エンコード時間が短かったことには変わりませんね。

とはいえ、フルHDの場合だとエンコード時間の短縮にはなりませんでした。

4Kの場合であればもっと差が出るのかもしれませんが、わざわざ次世代コーデックであるAV1のためにグラボを新調する必要はなさそうです。

後、私の環境だとOBSを使用して録画した動画ファイル(mp4)が、なぜか映像エンコードをAV1に設定するとサムネイルが表示されませんでした。

一応ネットでも色々と試してみたものの、今のところ解決には至ってません。

まぁAviUtilでエンコードしなおすとサムネイルが表示されるので、Windows 11側の問題な気がします。

といった感じで、AV1エンコードが凄いのに間違いはないのかもしれませんが、エンコードの速度自体は前世代と比較しても、そこまで大きな差はありませんでした。

後、今のところはサムネが表示されないのが不便なので、個人的にはまだHEVC(H.265)で良いかな?って感じです。

MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12Gを実際に使ってみた

ということで、実際に『MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』を使ってみました。

ファンの回転数70%あたりからうるさく聞こえる

人によって聞こえ方やPCケースの気密性などで一概には言えませんが、ファンの回転数に対する音の聞こえ方についてまとめてみるとこんな感じ。

ファンの回転数に対する音の聞こえ方
ファン回転数 聞こえ方
100~80% 爆音
70% エアコンの音と同じくらいうるさい
60% まぁ普通に聞こえるかな?程度
50% 室内が無音状態じゃないとほとんど聞こえないレベル
40% ほぼ無音

取り敢えず、ファンの回転数は60%程度であればそこまで気にならないレベルのノイズでした。

3連ファンなので回転数を上げれば上げるほどうるさくなるのは必然ですが、その分冷却性能は高いので、ファンの回転数をある程度抑えることができます。

50%以下だと全くと言って良いほど聞こえないレベルで、ここまで来ると環境によってはケースファンの音の方が大きいと感じるかもしれません。

グラボの温度は70℃程度で頭打ちになる

グラボ本体の温度は室温26℃に対して最大70℃程度とかなり低く、個人的にめっちゃ驚きましたね。

一般的にグラボの適正温度は平常時で「30度~40度前後」で、高負荷時で「80度~90度前後」と言われていて、それを大きく下回っていますから。

ライザーライザー

参考までに、同等の性能と言われているRTX 3080はGPU使用率100%を継続した場合、室温25℃で温度は110℃に達するとのこと

ただ、デフォルトの状態だとグラボ使用率100%の状態で、ファン回転数は75~85%と3連ファンということもあり結構うるさいです。

そのため、私の場合はなるべく静音性を高めるために『MSI アフターバーナー』というソフトを使用して、グラボのファン回転数を下げて使用しています。

参考までに、私の環境だとファンの回転数に対するグラボの温度はざっとこんな感じでした。

高負荷時のファンの回転数に対するグラボの温度(室温26℃で測定)
ファン回転数 グラボ温度
40% 80℃
50% 76℃
60% 74℃
70% 73℃
80% 70℃

※OTTCを使ってグラボに30分間高負荷をかけた状態で測定しています。

私の環境だと回転数50%でも76℃までしか上がらなかったため、80℃を超えない限り回転数50%以下になるよう『MSI アフターバーナー』で設定しました。

その結果、高負荷時でもファンの回転数が少ないため全くうるさいとは感じず、快適にゲームができています。

特に、ゲーム配信・実況者の方で「ファンのノイズが気になる」という方は、様々なゲームで発熱の少ない、RTX 4070が役立ってくれるはずです。

ゲームは快適にプレイ可能

といった感じで、性能自体はRTX 3080と同等で、RTX 3070からもそこまで向上はしていないため「現在RTX 3080ないしは3070に近い性能のグラボを使用している」という方は購入を見送って良いかもしれません。

逆に「RTX 2000シリーズから乗り換える予定」という方であれば、購入を検討して良いと思います。

他社メーカーのRTX 4070と比較してみた

2連ファンと3連ファンのモデル両方のファンノイズ、冷却性能、価格などをいくつかのサイトを参考に比較してみました。

MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』とどれだけの差があるのか見てみましょう。

温度とノイズの比較1
アイドル時 ゲームプレイ時
GPU Noise GPU Hotspot Memory Noise RPM
ASUS RTX 4070 Dual 41 ℃ Fan Stop 61 ℃ 72 ℃ 72 ℃ 31.2 dB 1460 RPM
ASUS RTX 4070 Dual (Quiet BIOS) 42 ℃ Fan Stop 67 ℃ 79 ℃ 78 ℃ 25.2 dB 1095 RPM
ASUS RTX 4070 TUF 39 ℃ Fan Stop 61 ℃ 72 ℃ 64 ℃ 23.3 dB 1041 RPM
ASUS RTX 4070 TUF (Performance BIOS) 39 ℃ Fan Stop 59 ℃ 70 ℃ 62 ℃ 26.9 dB 1346 RPM
Galax RTX 4070 EX White 37 ℃ Fan Stop 62 ℃ 76 ℃ 60 ℃ 34.8 dB 1660 RPM
Gainward RTX 4070 Ghost 42 ℃ Fan Stop 72 ℃ 87 ℃ 72 ℃ 36.1 dB 1817 RPM
MSI RTX 4070 Gaming X 44 ℃ Fan Stop 62 ℃ 75 ℃ 58 ℃ 25.6 dB 1033 RPM
MSI RTX 4070 Ventus 3X 45 ℃ Fan Stop 64 ℃ 77 ℃ 74 ℃ 28.1 dB 1403 RPM
NVIDIA RTX 4070 FE 36 ℃ Fan Stop 69 ℃ 82 ℃ 72 ℃ 32.5 dB 1787 RPM
Palit RTX 4070 JetStream 39 ℃ Fan Stop 58 ℃ 71 ℃ 64 ℃ 29.2 dB 1210 RPM
PNY RTX 4070 38 ℃ Fan Stop 69 ℃ 81 ℃ 72 ℃ 32.2 dB 1653 RPM
PNY RTX 4070 XLR8 36 ℃ Fan Stop 67 ℃ 79 ℃ 74 ℃ 24.2 dB 1046 RPM

参考:TECH POWER UP

温度とノイズの比較2
ゲームプレイ時
GPU Hotspot Memory Noise
GIGABYTE AERO OC 53.7 ℃ 64.8 ℃ 55.4 ℃ 39.3 dB
GIGABYTE AERO OC(S) 59.6 ℃ 71.9 ℃ 62.0 ℃ 36.5 dB
GIGABYTE GAMING OC  55.3 ℃ 66.3 ℃ 53.7 ℃ 39.9 dB
GIGABYTE GAMING OC(S) 60.2 ℃ 72.0 ℃ 60.0 ℃ 36.7 dB
MSI RTX 4070 Gaming X 60.7 ℃ 71.8 ℃ 61.7 ℃ 33.5 dB
NVIDIA RTX 4070 FE 59.6 ℃ 71.9 ℃ 62.0 ℃ 37.9 dB
Palit RTX 4070 JetStream 54.7 ℃ 64.9 ℃ 60.1 ℃ 37.2 dB

参考:Gigabyte RTX 4070 Gaming OC & Aero OC Review

(S)はSilent Bios 静音モードのことで、GYGABYTEのグラフィックボードはOCモードとサイレントモードのデュアルBIOSを搭載しています。

冷却性能は『GIGABYTE GeForce RTX 4070 AERO OC 12G』が優れている

3連ファンモデルを選ぶ大きなメリットとして挙げられるのが冷却性能。

様々なメーカーと比較した結果『GIGABYTE GeForce RTX 4070 AERO OC 12G』が最も冷却性能に優れていて、GPU温度およびコア温度(Hotspot)が1番低かったです。

そのため、冷却性能にこだわるのであれば『GIGABYTE GeForce RTX 4070 AERO OC 12G』は最も良い選択肢になると思います。

それに対して、今回レビューした『MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』は62℃と3連ファンモデルの中では最も高温でした。

ただし、2連ファンモデルと比較すると、10℃近く冷えているといった感じです。

静音性は『MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』が最強

静音性については、ファンの回転数とノイズの大きさを比較してみたところ『MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』が最も優れていることが分かりました。

正直、ノイスの大きさについて○○dBといった数値を言われてもピンと来ませんが、ファンの回転数の低さはノイズに直結することを考えると、静音性はかなり高いと思います。

後、私が実際に使用した感じではほぼ無音に近かったので、静音性を重視するのであれば個人的にも『MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』を推奨したいです。

メーカーによるゲーム差はほぼ無し

出典:Gigabyte RTX 4070 Gaming OC & Aero OC Review

メーカーごとにクロックスピードは異なるものの、メーカーによるゲーム性能については全くと言って良いほど差がありません。

価格は『PNY GeForce RTX4070 12GB VERTO』が1番安いが・・・

RTX 4070販売価格(2023年8月価格.comおよびAmazon調べ)
ASUS RTX 4070 Dual 87,480円
ASUS RTX 4070 TUF 98,970円
Galax RTX 4070 EX White
Gainward RTX 4070 Ghost 88,570円
GIGABYTE GeForce RTX 4070 AERO 103,290円
GIGABYTE GeForce RTX 4070 GAMING 95,980円
MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 93,799円
MSI GeForce RTX 4070 VENTUS 3X 94,980円
NVIDIA RTX 4070 FE
Palit RTX 4070 JetStream
PNY GeForce RTX 4070 12GB 86,980円
PNY GeForce RTX 4070 12GB XLR8 115,608円

私が調べた中で最も安かったのは、2連ファンモデルの『PNY GeForce RTX4070 12GB VERTO』で、価格は2023年8月時点で86,980円でした。

PNY GeForce RTX4070 12GB VERTOの性能自体も先ほどの比較表を見る限りでは、2連ファンモデルの中でも決して悪くない性能だと思います。

「とにかく安く済ませたい」という方であれば、最適の選択肢になるかと。

ただし「2連ファンモデルで価格と性能のバランスが良いRTX 4070が欲しい」という場合であれば『ASUS RTX 4070 Dual』がベスト。

ちなみに、3連ファンモデルの中では『MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』が最も安く、価格は2023年8月時点で93,799円でした。

他の3連ファンモデルのRTX 4070の一部は10万円以上で、冷却性能に優れている『GIGABYTE GeForce RTX 4070 AERO OC 12G』も約10万円と中々の値段。

9万円台のグラボも性能自体はそこまで悪くないものの、これといった特徴はありません。

そのため、性能的にも価格的にも3連ファンモデルの中では『MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』が1番良いと思います。

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MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12Gは総合力の高い優秀なグラフィックボード

ということで『MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』のレビューは以上になります。

今回解説したことを踏まえた上で「良かったところ」「気になるところ」をまとめるとこんな感じ。

MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12Gの良かったところ

・3連ファンモデルの中で最もコスパが高い
・静音性が高く、使用率100%でも70℃程度までしか上がらない
・冷却性能が高く、ファン回転数が低くてもよく冷える
・消費電力が少ないため、グラボ本体があまり発熱しない

・フルHD、WQHDであれば高フレームレートでゲームをプレイできる
・DLSS 3.0を使うことでFPSが向上する
AV1エンコードで高画質で超高速な処理ができる

MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G気になるところ

・2連ファンモデルより価格が高い
・グラボ本体が横に長いため、ケースと干渉する場合がある

・ファン回転数を上げるとうるさい
・4K性能はイマイチでRTX 3080以下
・DLSS 3.0対応ゲームが少ない

まず、他社メーカーのRTX 4070と比較した結果、価格と静音性に優れており、3連ファンの中では最もコスパに優れていました。

もちろん、実際に使ってみた感想としても特に不満はなく本当に良かったです。

発熱が少ないからゲームをプレイしてても音が静かで、ストレスなく快適にゲームできました。

ただし、4K性能は前モデルのRTX 3080に劣り、そこまで快適にプレイもできないため、4Kでゲームをプレイする場合はRTX 4070Tiを選んだほうが良いかもしれません。

総合的に判断して、個人的に特にオススメなのは以下の方たちです。

「フルHD、WQHDのゲームを遊ぶ目的でRTX 4070の購入を検討している」

「消費電力・発熱が少なく、冷却・静音性能の高いグラボを使いたい」

「予算10万円以内で高性能のグラボを探している」

「RTX 2000シリーズから乗り換える」

そういった方であれば『MSI GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G』を選んでまず間違いありません。