ゲーム大好きライザーです。
今回はゲーミングチェア業界でも1、2を争うほど有名なブランド『AKRACING』の中で、最も標準的なゲーミングチェア『AKRACING Overture』をについてレビューしていきます。
このゲーミングチェアはプロゲーマーの方はもちろんのこと、長時間PCに向かって作業をするクリエイターやライターの方など幅広く愛用されています。
特に、『AKRACING Overture』は高級感のあるレザー調の椅子で、座った時に「これぞ王道かつ本格的なゲーミングチェアだな!」という感じでとても良かったです。
使用感の詳細や他のゲーミングチェアの比較等に関しては記事内で詳しく紹介していくので、
「本格的なゲーミングチェアを購入したい」
「AKRACING Overtureシリーズの購入を検討している」
「どのゲーミングチェアを購入するか迷っている」
といった方は是非この記事を参考にしてみてください。
・価格は5万円台(Amazon価格)
・アームレストは上下に稼働可能
・180度リクライニング
・座面の高さ調節範囲は34~41.5cm(床から座面下までの高さ)
・カラーバリエーションが豊富
・身体にフィットする感覚が強め
・低反発のランバーサポートが気持ち良い
【本格的ゲーミングチェア】AKRACING Overtureの特徴
上の仕様書は店に置いてあったゲーミングチェアにくっついていました。
この仕様書にはAKRACING Overtureの仕様だけでなく、ゲーミングチェア本体の特徴についても色々書かれています。
ただ、ちょっと読みにくいと思うので書き起こしてみました。
上質な素材感:耐久性に優れたスポーツカーのシートのようなPUレザーを採用することで見た目にも美しく、レザーなのでお手入れも簡単です。
ロッキング機能:座面と背もたれの角度を固定したまま、最大12度の角度まで全体を傾けることができます。
最大180度のリクライニング機能:希望の角度になったらレバーを話離します。作業途中でリラックスしたいときに最適です。
高さ調節:座面下のレバーを引き上げて調節できます。座面の高さ調節範囲は34~41.5cm(床から座面下までの高さ)です。クッションを含めた座面の高さは44cm~51.5cmになります。
PU(ポリウレタン)キャスター:床を傷つけにくいPU製キャスターは転がる時の騒音がほとんどなく安定感があります。
ヘッドレスト:頭と首を支え、長時間座っていても疲れにくい姿勢を作ります。※取り外し可能
メタルフレーム:内部の目たるフレームは、高い安全性と耐久性を兼ね備えています。
アームレスト;座面下のレバーを引き上げることで、上下に調節できます。
ランバーサポート:腰椎をしっかりと支え正しい姿勢をサポートします。長時間座っていても疲れにくい姿勢を作ります。※取り外し可能
クッション:圧力を分散し、集中的に圧力がかかる部分を無くすことで、疲労を軽減します。
DIN 4550 規格 クラス4 ガスシリンダー:DIN4550規格クラス4に適合した高品質なガスシリンダーが採用されています。
といった感じでゲーミングチェアにくっついていた仕様書に書かれていることを書き起こしてみました。
ここに書いてある特徴だけでも十分すぎるくらいなんですが、他にもここに載っていない情報で「個人的に良かったなぁ」って思った特徴もいくつかあるので紹介したいと思います。
カラーバリエーションが豊富
最近のゲーミングチェアは結構カラーバリエーションが増えてきた方なんですが、それでも2~4種類くらいしかありません。
ですが、AKRACING Overtureの場合は現時点で白・紫・青・赤・ピンク・黒の合計6種類ものカラーバリエーションがあります。
特にピンクとホワイトは女性の好きな色ランキングで1位、2位を取るくらい人気が高いのですが、ピンクとかホワイトのゲーミングチェアってほとんど見ませんから。
なので、ピンクやホワイトといった女性好みのカラーがあるというのは個人的にかなりポイントが高いです。
体全体を包み込むような座り心地
こればかりは自分自身で実際に座ってみないと分からないと思うのですが、ゲーミングチェア特有の「体全体を包み込むような座り心地」は他のゲーミングチェアと比較しても強いのかなぁと思います。
私は身長173cmと平均的な身長だったのですが、座った時の窮屈感も全く感じませんでした。
座面もウェービングベルトが付いていることもあって、座った時に板に当たっているといった感覚も無くほどよい硬さで丁度良いと思います。
また、腰のクッションも相まって座り心地に関してはとても良かったです。
構造的に造りがとても頑丈
AKRACINGのOvertureに限らず、基本的にゲーミングチェアは造りがとても頑丈です。
よくある椅子(例えばオフィスチェア)の場合は大体画像のように「1本で繋がっているモノ」や「背もたれと座面をネジで直接留めているモノ」が多いと思います。
で、こういった構造の場合だと、背もたれと座面を繋ぐ部分が歪んでしまい壊れてしまうことが多々あります。
以前私が使用していた椅子の場合は、座面(合板)の耐久度が足らずに壊れてしまいました。
ですが、ゲーミングチェアの場合は構造が全く異なります。
ほとんどのゲーミングチェアの場合は下の画像のように、背もたれ部分と座面部分を接続する際に一枚の金属製の板を使っています。
また、金属製の板と背もたれ・座面をネジで留める際は、ネジを地面と平行にすることで、強度を増しています。
なので、背もたれに体重を思いっきりかける人でも長く使い続けることができます。
また、椅子全体も私が以前使っていたような合板(木材)ではなく、スチール製のフレームを使っているので、より耐久性が増しています。
とにかく、構造的に耐久性に関しては普通の椅子よりかは全然良いってことですね。
AKRACING Overtureのメリット
↑実際に私が座ってきたAKRACING Overture
『AKRACING Overture』の特徴については以上です。
ここからは、他のゲーミングチェアと比較して、実際に私自身がAKRACING Overtureを使った時に感じた「メリット」についてお話します。
・“ゲーミングチェア感”が強い
・最大180度リクライニングできる
・低反発のランバーサポートが腰にしっかりフィットする
“ゲーミングチェア感”が強い
「ゲーミングチェアなんだからそんなの当たり前だろ!」って思うかもしれませんが、実はこれ結構良いところだったりします。
まず、AKRACINGは先ほどもお話した通りゲーミングチェア業界ではトップクラスで有名です。
次に、全体的にレザー調でレーシングカーのような見た目、そして体を包み込むような座り心地。
低価格帯のゲーミングチェアとは明らかに異なります。
これぞまさしく本格的なゲーミングチェアといった感じです。
なので、「自分はゲーミングチェアを使っている」と堂々と胸を張って言うことができます。
いや、実際そんな機会は無いとは思うんですが、自分自身がゲーミングチェアを使っているという“実感”が持てるのは良いことだと思います。
もちろんそれが自己満足だったとしてもです。
だからこそ記事のタイトルにもある通り、「王道かつ本格的なゲーミングチェアを使いたい」という方には特にオススメなんですよね。
最大180度リクライニングできる
同価格帯のゲーミングチェアだと最大150度の場合が多く、完全に寝ることが出来ません。
ですが、AKRACING Overtureの場合は最大180度までリクライニングできるので完全に寝れます。
出典:Amazon
なので、ちょっとした休憩をはさむ際に椅子に思いっきり寝たい人には超オススメです。
低反発のランバーサポートが腰にしっかりフィットする
先ほども紹介したのですが、座り心地はゲーミングチェア特有の体全体を包み込むような感じで良かったです。
で、これに関しても実際に座ってみて分かったのですが、地味にランバーサポート(腰のクッション)もかなりクオリティが高かったですね。
ランバーサポートの特徴に「圧力を分散し、集中的に圧力がかかる部分を無くすことで、疲労を軽減します。」と書かれていたのですが、実際に座ってみたらその言葉通りで驚きました。
低反発のクッションを使用していると思うのですが、ランバーサポートに寄りかかったら瞬間腰をしっかりと受け止めてくれます。
そして、腰に寄りかかった力はふわっとどこかへ行ってしまったのではないかと錯覚してしまうほど柔らかくてとても気持ち良かったです。
あのランバーサポートであれば腰に負担はかからないと思いますし、長時間座った際も腰を痛めなくて済むと思います。
また、ランバーサポートはベルトで上下に動くので、自分が丁度良いと思った位置に稼働させることができます。
AKRACING Overtureのデメリット
ここからは、他のゲーミングチェアと比較して、実際に私自身がAKRACING Overtureを使った時に感じた「デメリット」についてお話します。
・PUレザーだから蒸れやすい
・アームレストが前後左右に動かない
・背もたれの戻りが遅い
PUレザーだから蒸れやすい
この価格帯だとピンホール加工がしてあるゲーミングチェアは多いのですが、AKRACING Overtureの場合はレザーにピンホール加工がしていないので蒸れやすくなっています。
特に汗とかで蒸れない人は良いのですが、レザーにピンホール加工がしてあると通気性も多少は良くなるので蒸れにくくなりますから。
私は結構汗っかきで蒸れやすいので、レザーにピンホール加工がして無いのは個人的にイマイチでした。
シートに関しては全体的にPUレザーで質感、肌触りは高級感があって良かったです。
アームレストの首振り機能が無い
アームレストは上下には動くのですが、前後左右には動きません。
特に背もたれに寄りかかって作業をする方は、アームレストが後ろに稼働しないと肘を置くのが困難だと思います。
ですが、私みたいにアームレストを使わない方にとってはそこまで重要ではないので私にとってはそこまでイマイチだとは感じませんでした。
背もたれの戻りが遅い
これに関しては私がヨドバシで試した製品が悪いだけかもしれませんが、なんか背もたれの戻りが若干遅いような気がしました。
普通だったら背もたれを起こすためのレバーを引いくと勢いよく背もたれが起きると思います。
ですが、このゲーミングチェアはレバーを強く引いてもゆっくりとしか起き上がりません。
なので、私は多少じれったく感じたのでイマイチな点だと思いました。
ただ、背もたれの戻りが遅い分、背もたれを稼働させる“ギア”の負担が必然的に小さくなるため、耐久性が上がっている(かもしれない)というメリットもあります。
背もたれの戻りの遅さをメリットと捉えるか、デメリットと捉えるかで大きく評価が変わってくるかもしれません
ちょっと痛いデメリットもあるがその分メリットも大きい
実際に私が使ってみた際のメリットとデメリットに関しての話は以上です。
メリットとデメリットについてまとめるとこんな感じ。
・“ゲーミングチェア感”が強い
・最大180度リクライニングできる
・低反発のランバーサポートが腰にしっかりフィットする
・PUレザーだから蒸れやすい
・アームレストが前後左右に動かない
・背もたれの戻りが遅い
「アームレストの可動域の少なさ」や「背もたれの戻りが遅い」といった機能面についてのデメリットは大きいかもしれませんが、メリットはそれ以上に大きいと思います。
特に、座り心地については他のゲーミングチェアと比べてもトップクラスで良いです。
個人的にはランバーサポートの感触が好きでした
なので、アームレストをあまり使わないという方や、背もたれの戻りが遅いといったデメリットを許容できるのであれば、まず買って後悔することは無いでしょう。
本格的なゲーミングチェアを使いたいを使いたい方にオススメ
ということで、『AKRACING Overture』のレビューは以上になります。
最大手のゲーミングチェアということもあって、ゲーミングチェアの造りはかなり良かったです。
実際に座ってみましたが、体全体を包み込むような座り心地は最高でした。
機能面に関しては少し物足りないところもありましたが、本格的なゲーミングチェアであることは間違いありません。
もし、機能面に関してもっと充実したものが欲しいという方はAKRACING Overtureのワンランク上の『AKRACING Pro-Xシリーズ』がオススメです。
Pro-Xはアームレストも上下左右前後に動きますし、座面も若干厚めになっているのでクッション性が高くなっています。
「高品質のゲーミングチェアが欲しかった」という方であれば、まず『AKRACING Overture』を選んで間違いないでしょう。
・価格は5万円台(Amazon価格)
・アームレストは上下に稼働可能
・180度リクライニング
・座面の高さ調節範囲は34~41.5cm(床から座面下までの高さ)
・カラーバリエーションが豊富
・身体にフィットする感覚が強め
・低反発のランバーサポートが気持ち良い
ワンランク上のPro-Xシリーズ↓
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