
バッグの中で充電ケーブルが絡まり、取り出すたびにイライラ…そんな経験はありませんか。
その小さなストレスを解消してくれるのが、巻取り式USB-Cケーブルを内蔵した『Anker Nano Power Bank(10000mAh, 45W, 巻取り式 USB-Cケーブル)』です。
この記事では、実際に使ってわかった携帯性・充電速度・使い勝手を徹底検証。
外出先でもケーブルいらずでサッと充電できる、このモバイルバッテリーの魅力と注意点を筆者のライザーが紹介していきます。
良かったらぜひ参考にしてみてください。
・サイズ:約82 × 36 × 51(W × D × H)mm
・重量:約230 g
・バッテリー容量は10000mAh(最新iPhone約2回充電)
・単ポート最大45 W出力可能
・複数ポート利用時の合計最大出力は24W
・USB-Cポート、USB-Aポート各1つずつ搭載
・最大3台のデバイスを充電可能
・最大70 cm伸びる巻き取り式ケーブル搭載
・ケーブルは6~70 cmの間で8段階での長さ調節が可能
・パススルー対応でスマホを充電しながらバッテリーも充電できる
・ディスプレイでバッテリー残量や使用回数などを確認できる
・Qi2(ワイヤレス)充電非対応


Anker Nano Power Bank(10000mAh, 45W, 巻取り式 USB-Cケーブル)の仕様
コンパクトでスタイリッシュな外観
カラーバリエーションは現時点だとブラック1種類ですが、今後ホワイトやミントブルーで出る予定です。
見ての通り手に収まる程度のサイズ感で非常にコンパクト。
ただし、見た目よりもズッシリと重さが伝わります。
厚みは10000mAhのバッテリーとして抑えられている方ではありますが、それでも少し分厚く感じるかもしれません。
まぁそれでも、全体的な大きさは持ち運びに十分適していると感じます。
巻取り式ケーブルは取り回しやすい
ケーブルのUSB-C端子部分にマグネットが採用されていて、本体に完全に収納できます。
カバンの中でケーブルが飛び出し、他の荷物と絡まる心配はありません。
ケーブルは6~70cmの間で8段階での長さ調節が可能。
70cmという長さは、普段室内で1.5mのケーブルと使っている方からすると短く感じるかもしれません。
ですが、実際に使ってみると屋外で使う分には丁度よい長さだと個人的には思いました。
合計3台のデバイスを充電できる
本体内蔵の巻取り式のUSB Type-Cケーブル、USB Type-Cポート、USB Type-Aポートそれぞれ1つずつ備わっていて、合計3台のデバイスを充電できます。
ただし、複数ポートを使用して充電する場合の合計最大出力は24 Wと低く、充電に時間がかかるので注意!
ディスプレイでバッテリー残量や使用回数などを確認できる
このモバイルバッテリーにはディスプレイが搭載されており、バッテリーの残量、各ポートのリアルタイムの入出力、充電回数、温度などが確認できます。
ディスプレイの品質は最低限で、明るいところだと光が反射したり、指紋や汚れが付いて見えづらく感じる場面もありました。
とはいえ、使えないレベルでは無いので、個人的にはこれでも十分ですね。
表示される項目について簡単に説明するとざっとこんな感じ。
C1:本体内臓の巻取り式ケーブル
C2:USB Type-Cポート
A1:USB Type-Aポート
低電力モードで小型デバイスの充電もできる
電源ボタンを1回押してディスプレイを表示した後、電源ボタンを素早く2回押すと低電力モードになります。
有効にすると100%という文字の左上が青く光り、無効にしたい場合はもう1度電源ボタンを素早く2回押せばOKです。
この機能は、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチのような、充電する際の電力が低い小型デバイスを充電する際に最適なモード。
低電力モードについて簡単に説明すると、USB type-Aにごくわずかな電力を継続的に出力することで、給電が途中で止まらないようにする機能となっています。
使う機会は少ないとは思いますが、覚えておいて損は無いでしょう。
Ankerモバイルバッテリーの類似製品と比較してみた
『Anker Nano Power Bank(10000mAh, 45W, 巻取り式 USB-Cケーブル)』を以下製品と比較してみました。
丸の多さだけ見れば、この記事で紹介しているモバイルバッテリーが1番でした。
最大出力45Wに対応していて、最新のiPhoneはもちろんのこと、今後新しいiPhoneが大出力の急速充電に対応した時でも十分性能を発揮できるほどの将来性があります。
後、巻取り式のケーブルは最大70cmと申し分ない長さ。
・新幹線の座席に付いているポケットにモバイルバッテリーを入れた状態で充電する場合は長めに出す。
・スマホを手に持った状態で充電する場合は、モバイルバッテリーのストラップを手に引っ掛けてケーブルは短く出す。
といった感じでAnker Nano Power Bankはケーブルの長さの使い分けができてかなり便利でした。
ですが、他にも色々と優れているところはいえ、これらの評価はあくまで目安。
価格帯や利便性を考慮すると、他の製品の方が良かったりするので、注意してください。
例えば、価格はやや高めでサイズや重量もそれなりにある『Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)』には、“コンセントプラグ付き”という唯一無二の強みがあります。
USB電源アダプタやケーブルを別途持ち歩く必要がなく、外出先でスマホを頻繁に使う方や旅行のお供としても、この1台で十分まかなえるのは大きな魅力と言えるでしょう。
また、目立った特徴が無い『Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)』は、価格が3,990円とかなりコスパが高いです。
余計な機能は必要とせず、ケーブルの短さも気にならないのであれば、最高の選択肢になり得るかもしれません。

自分の用途に合ったモバイルバッテリーを選ぼう!
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Anker Power Bank (10000mAh, 22.5 W)←現在取り扱いは無いが、今後再販されるかも?


Anker Nano Power Bank(10000mAh, 45W, 巻取り式 USB-Cケーブル)の良かったところ
ここからは、実際に『Anker Nano Power Bank(10000mAh, 45W, 巻取り式 USB-Cケーブル)』を使っていて良かったところを紹介していきます。
・単ポート最大出力が45 Wと高く、iPadの充電にも最適
・内蔵ケーブルは6〜70cmの長さに調整でき、さまざまな場面で使える
・ケーブル端子が磁石で固定できるため、カバンの中でも絡まない
・パススルー対応でデバイスを充電しながらバッテリーも充電できる
・ディスプレイでバッテリー残量や使用回数などを確認できる
単ポート最大出力が45 Wと高く、iPadの充電にも最適
単ポート最大出力が45 Wと高く、iPadをはじめとするタブレットなど比較的大型のデバイス充電にも最適です。
モバイルバッテリーの充電速度が30 wと高速
モバイルバッテリーは最大30 Wで急速充電が可能です。
0%から100%まで約1時間30分で充電できるため、最新モデルならではの快適さを実感できます。
内蔵ケーブルは6〜70cmの長さに調整でき、さまざまな場面で使える
カバンの中に入れた状態で充電する際は、ケーブルを長めに引き出して使用します。
一方、スマホを手に持って充電する場合は、モバイルバッテリーのストラップを手に掛け、ケーブルを短く調整。
ケーブルの長さは自在に変えられるため、使用中に絡まることはありません。
後、ストラップは取り外しできるようになっていて、カバンの持ち手などに引っ掛けることもできます。
手に引っ掛けて使うよりも手への負担が少なく、カバンから取り出す必要もないため、外出中にパッと使えてめちゃくちゃ便利です。
それでいて、ケーブルが内蔵型の巻取り式なので、ケーブルの煩わしさがなく、使い勝手は最高でした。
ただし、防水加工はされていないので、雨の日に使う際は気をつけてください。
パススルー対応でデバイスを充電しながらバッテリーも充電できる
パススルーに対応しているので、モバイルバッテリーを充電しながら、他のデバイスも充電できます。
寝ている間に全てのデバイスを満充電にできるは嬉しいですね。
ディスプレイでバッテリー残量や使用回数などを確認できる
ディスプレイにバッテリー残量や充電回数、各ポートの出力、温度まで表示できるから、使いながら“今の状態”が一目でわかります。
残量の不安や充電効率のムダを減らせるのはもちろん、バッテリーの健康管理までできるのは最新モデルならではの安心感です。
実際、バッテリーを何回充電したかなんてほとんどの人は全く覚えてないですから、これでバッテリーの買い替え時が分かります。
Anker Nano Power Bank(10000mAh, 45W, 巻取り式 USB-Cケーブル)の気になるところ
実際に使ってみて気になったところをいくつかピックアップして紹介します。
・ディスプレイに指紋や汚れが付きやすい
・パススルーおよび複数充電時に合計最大出力が24Wに抑えられる
・フラットケーブルだから引っ張られたときの強度に不安がある
ディスプレイに指紋や汚れが付きやすい(ディスプレイが見にくい)
ディスプレイの表面はツルツルとした素材で、光が反射しやすく、汚れや指紋も結構目立ちます。
ディスプレイ自体も滲んだように見えるので、お世辞にも品質が高いとは言えません。
コスト面を踏まえると、ディスプレイは必要十分な品質だと思います。
しかし、汚れの目立ちにくさにももう少し重点を置いた設計であれば、さらに満足度が高まったかもしれません。
パススルーおよび複数充電時に合計最大出力が24Wに抑えられる
合計最大出力5V 4.8Aの24Wに抑えられており、体感でもハッキリと分かるくらい充電速度が遅くなります。
検証したところ、内蔵ケーブルでバッテリーを充電しつつ、USB Type-CとA端子にケーブルを接続してスマホとイヤホン充電した場合、合計出力は約20 Wにとどまりました。
内蔵ケーブルとUSB Type-C端子のみ使った場合でも結果は同じです。
なので、Anker Nano Power BankをUSBハブのように扱うのはオススメしません。
バッテリーの仕様上やむを得ない部分はありますが、最大45W出力のモバイルバッテリーであれば、最低でも合計40 W程度は出力してほしいと感じます。
実際、USB電源アダプターであれば、合計出力と最大出力がほとんど変わらない製品も多いですから。
フラットケーブルだから引っ張られたときの強度に不安がある
ラットケーブルは断線しやすい構造です。
折り曲げや圧迫、繰り返しの衝撃に弱く、こうした負荷が加わると断線や破損のリスクが高まります。
特に巻取り式ケーブルは頻繁にケーブルの出し入れをしますから、個人的にはちょっと不安ですね。
大容量で持ち運びにも最適なモバイルバッテリー
ということで、『Anker Nano Power Bank(10000mAh, 45W, 巻取り式 USB-Cケーブル)』のレビューは以上になります。
まず『Anker Nano Power Bank(10000mAh, 45W, 巻取り式 USB-Cケーブル)』の特徴をまとめると以下の通りです。
・ケーブルの煩わしさを解消する巻取り式構造
・単ポート最大45 Wの高出力と最大30 Wの本体急速充電に対応
・バッテリー残量や使用回数まで把握できるディスプレイ
これら機能性を、手のひらサイズに凝縮した、非常に扱いやすいモバイルバッテリーとなっています。
特に、外出先でスマホやタブレットを頻繁に使う方、ケーブルの絡まりにストレスを感じている方にはめちゃくちゃオススメです!
総じて、日常使いから旅行まで幅広く活躍できる1台であり、「ケーブルを持ち歩かずに、必要なときサッと充電したい」そんな方にとっては、非常に頼れる相棒になるでしょう。
・サイズ:約82 × 36 × 51(W × D × H)mm
・重量:約230 g
・バッテリー容量は10000mAh(最新iPhone約2回充電)
・単ポート最大45 W出力可能
・複数ポート利用時の合計最大出力は24W
・USB-Cポート、USB-Aポート各1つずつ搭載
・最大3台のデバイスを充電可能
・最大70 cm伸びる巻き取り式ケーブル搭載
・ケーブルは6~70 cmの間で8段階での長さ調節が可能
・パススルー対応でスマホを充電しながらバッテリーも充電できる
・ディスプレイでバッテリー残量や使用回数などを確認できる
・Qi2(ワイヤレス)充電非対応

