ライザーです。
今回は私も現在使っているマイクアーム(マイクスタンド)『Blue Microphones Compass』をレビューしていきたいと思います。
マイクアームの中ではそこそこ高価な部類に入りますが、その分品質はかなり良いです。
作りも高級感があり、全体がバネがアームに内蔵されているので見た目がスッキリしています。
しかもスタイリッシュでめっちゃカッコいい!
使いやすさに関しては、ちょっとバネが強くてクセはあるものの、正しい使い方をすればちゃんとスムーズに動いてくれるのでとても使いやすいです。
なので、マイクアームで何を買うか迷っているって方であれば、取り敢えずこのマイク選んでおけばまず間違いないです。
・Blue Microphones Compassについて詳しく知りたい
・どのマイクアーム(マイクスタンド)を買うか迷っている
といった方は是非参考にしてみてください。
・C型クランプの厚さが5mm
・自由自在にマイクアームを動かすことができる
・ケーブルをアーム内に収納できる
・バネの調節はできるが硬い
・ある程度重量のあるマイクでないと固定できない
・マイクを低位置で使用できない
Blue Microphones Compass 概要
付属品は本体とクランプと説明書(日本語)のみとなっています。
まず、マイクアーム本体はこんな感じ。
クランプと可動部分を含めると大体90cmくらい
これだけの長さがあれば余程大きなデスクでない限り問題ないと思います。
後、見た目はかなりスタイリッシュで、バネもむき出しになっていないのでかなり良い感じですね。
安価なマイクアームだとバネがむき出しで見た目かっこ悪いですから。
ただ、こちら側だとサムスクリューがむき出しなので、配信等で使用する場合は反対側のロゴが付いている方を正面にした方が見栄えが良いかもしれません。
次に、C型クランプはこんな感じ。
C型クランプの厚さ5mmと他のマイクアームと比較するとかなり薄いです。
特に、デスクと壁の間にマイクアームの設置を考えている方にとってはかなり良いと思います。
また、円形の部分もかなりコンパクトなので場所を取りません。
デスクにあまりスペースが無いという方にはかなり良いと思います。
ただ、マイクアーム自体はそれなりに大きいのでそこら辺はよく検討してから購入するかどうか決めた方が良いですね。
マイクアームの設置方法
マイクアームの設置はとても簡単です。
まず、デスクにクランプを固定します。
次に、マイクアームにマイク本体を取り付けます。
最後に、マイクを取り付けたマイクアームをクランプにくっつけて設置は完了です。
後は、内部のバネをサムスクリューでバネの反発力を微調整をすればOKです。
Blue Microphones Compassの良かったところ
実際にBlue Microphones Compassを使ってみて良かったところをまとめてみました。
C型クランプの厚さが5mmなので、どこにでも設置できる
C型クランプの厚さが5mmなので、こんな感じでデスクと壁の隙間にも設置できます。
また、クランプの円形部分も他のマイクアームと比較するとかなり小さいので場所も取りません。
自由自在にマイクアームを動かすことができる
このマイクアームはクランプを中心に360度、アーム自体はそれぞれ約90度~180度ずつ曲げることができます。
これだけ動かせれば十分だと思います。
しかも、動かす時は安物と違ってちょっとの力ですんなり動く(きしむ音とか一切しない)ので、ストレスがほとんどかかりません。
ケーブルをアーム内に収納できる
このマイクアームは、このようにアームの内部にケーブルを収納できます。
ケーブルを収納することによって見た目もスッキリしますし、ケーブルが変なところに引っかかってしまうという心配もなくなります。
中にはケーブル内蔵型のマイクアームもありますが、それだと自分の好きなケーブルを使うことができませんし、ケーブルが壊れてしまった時に交換できません。
なので、個人的には好きなケーブルを選べるスナップで閉じるタイプのマイクアームの方が好きです。
Blue Microphones Compassの気になるところ
Amazonのレビューを見る限りだとデメリットをちゃんと理解していなさそうな方が多くかったです。
まぁYouTubeの動画や他の方の記事を見てもあまり詳しいデメリットについての情報が出回っていなかったので、仕方ないといえば仕方ないのですが・・・
なので、実際にBlue Microphones Compassを使ってみて気になったところを個人的にまとめてみました。
Blue Microphones Compassを検討している方にとってはかなり有益だと思います。
バネの調節はできるが硬い(慣れるのに時間がかかる)
まず、Amazonのレビューでも書かれている通り、とにかくバネの反発力が強く、マイクを付けていない状態だと全然曲がらないくらい硬いです。
一応マイクアームの裏側にバネを調節できるネジがあって、これを緩めればある程度バネの力は弱まりますが、それでも強い方だと思います。
なので、最初のうちは結構使いづらく感じる方も多いかもしれません。
ですが、使っていくうちに段々このマイクアームの特性(バネの反発力やどのくらい曲げられるかなど)が分かってきます。
マイクの特性さえ分かるようになってくれば、自由自在にマイクを好きな位置に持ってこれるようになりますから。
私の場合はもうバネの硬さは全くと言って良いほど気にならなくなりました。
ある程度重量のあるマイクでないと固定できない
正直「どれくらいの重さなら大丈夫なのか?」私も詳しくは分からないのですが、軽すぎるマイクだとバネの反発力に負けてしまうみたいです。
一応参考までに、現在私が使用しているマイクは『audio-technica AT2035』という重量約400gのマイクなのですが、問題なく使用できています。
有名どころのマイクを調べてみたのですが、400gは割と平均的な重量みたいです
なので、マイクの重量に関してはそこまで気にする必要は無いかと思いますが、あまり軽すぎるマイクだとバネの反発力に負けてしまうので注意してください。
ちなみに、Amazonのレビューを見る限りだとAT2035よりも軽いAT2020(約345g)でも問題なく使用できているみたいです。
内角を90度以下にすることはできない(マイクを低位置で使用できない)
Blue Microphones Compassの最大のデメリットです。
このマイクアームは内角を90度以下で保つことができない(マイクの重量にもよる)という大きなデメリットがあります。
90度以下にしようとすると強力なバネの力で自然と浮き上がってしまいます。
っていうかこのマイクアームは角度を90度にしてバランスを取ることを前提として作られていますから、当たり前といえば当たり前なんですけどね。
なので、マイクを低位置で使用したいと考えている方は買わない方が良いです。
個人的にマイクを低位置で使用するのであれば、『RODE PSA1 Studio Arm』というマイクアームの方がオススメです。
このマイクアームであれば内角を90度以下にできるので、実質的な可動範囲もBlue Microphones Compassより優れています。
もちろん低位置での使用も問題なくできます。
Blue Microphones Compassは最高のマイクアーム
ということで、Blue Microphones Compassのレビューは以上になります。
他のマイクアームと比較しても作りが頑丈でかなり品質が高いですし、使い勝手も良いので個人的にはかなりオススメです。
ちょいちょいデメリットはあるものの、デメリットさえしっかりと抑えておけば買って損するようなことは無いと思います。
取り敢えず、
・マイクの重量が(ポップガード、ケーブル等を含む)300g以上ある
・マイクを低位置で使用しない
といった方であれば、このマイクアームを選んで失敗するようなことはないはずです。
・C型クランプの厚さが5mm
・自由自在にマイクアームを動かすことができる
・ケーブルをアーム内に収納できる
・バネの調節はできるが硬い
・ある程度重量のあるマイクでないと固定できない
・マイクを低位置で使用できない