ライザーです。
Windowsをクリーンインストールすると全て初期設定の状態に戻ってしまいます。
なので、インストールしたゲームはもちろんのこと、下手すればWordとかExcelとかウイルス対策ソフトとかその他もろもろの重要なソフトウェアまで消してしまうことになります。
だからクリーンインストールした際に今まで使ってきた環境を復元するのって、また一からソフトを入れ直さなきゃいけないのでとても面倒くさいです。
多分この記事を見ているってことは、「一からソフトを入れ直すのが面倒くさい」っていう方だと思いますw
結論を言うと、一からソフトを入れ直さずに元のシステム環境に復元する方法は・・・あります!
ということで、今回は、Windows10をクリーンインストールして、元のシステム環境に復元したい人のために一つずつ工程を説明していきます。
っていうかWindows10になってからクリーンインストールするのめっちゃ楽になりましたね。
この記事を見ながら作業すれば必ずできるはずなので、是非参考にしてみてください。
Windows10をクリーンインストールして、元のシステム環境に復元する方法:準備編
まずは、クリーンインストールする前の準備について解説していきます。
クリーンインストールする前にバックアップを取ろう!
まずは、現環境のシステムとか写真とか諸々のバックアップを取ります。
ここはとても簡単な作業なので、順を追って作業の説明をしていきます。
ちなみに、データのバックアップをするためには外付けのHDD又はSSDが必要です。
持っていないという方は事前に購入しておいてください。
容量に関してはあなたが現在使っているパソコンの容量の倍くらいあると良いですね。
写真(ピクチャ)、動画(ビデオ)、音楽(ミュージック)は外付けHDDにバックアップする
この作業はとても簡単です。
単純に写真ファイルや動画ファイル等をそのままドラッグ&ドロップするだけでOKです。
※私の場合は内蔵のHDDがあるので、そちらに全てバックアップしました。
大切なファイルの場合はなんだかんだでこういった地道な作業が一番効率が良いんですよね。
Program Files (x86)のバックアップ
多分ほとんどの方のPCはこの中に今までダウンロードしてきたソフトがいっぱい入っているはずです。
Cドライブ(Windows:C)をそのままコピペするのが一番手っ取り早いとは思うんですが、一気にそのままコピペしようとすると管理者権限とかで色々面倒くさい工程を踏むことになります。
なので、個人的にはソフトが入っているProgram Files (x86)だけコピペすれば良いかと思っています。
バックアップの方法は先ほど紹介した方法と同様、外付けHDD等にそのままコピペするやり方でOKです。
ただし、WordやPhotoshop等の場合はそのままコピペした場合、ソフトにロックがかかってしまい、使うためにはプロダクトキーが必要になるので注意が必要です。
一応プロダクトキーを使わない方法もあるにはあるんですが、その場合は「クローン化」という技術を使うことになるのですが、これに関しては今回解説はしません。
あくまで、そういう方法もありますよってことだけ覚えておいてください。
Windows10をクリーンインストールして、元のシステム環境に復元する方法:クリーンインストール編
ここからは、クリーンインストールの方法についてお話していきます。
そもそもインストールメディアとは?
まずはクリーンインストールするためのインストールメディアを作ります。
Windows10のインストールディスクは、Windows7 8 10 にて、マイクロソフトが提供するツールで簡単に作成する事ができます。
インストールメディアを作るためには、USBメモリ(8GB以上)又はDVDディスクが必要です。
ただ、DVDディスクの場合はパソコンにDVDドライブが付いてないといけないっていうのと、なんかDVDドライブだと不具合が多いという噂を聞いたことがあるので、USBメモリを使ってインストールメディアを作ることをオススメします。
USBメモリは8GB以上であれば何でも良いので、もし持っていないければ事前に購入しておいてください。
インストールメディアを作成する手順
ということで、ここからはインストールメディアの作成方法について解説していきます。
これもとても簡単です。
まず、Windows10のダウンロードページにアクセスしてください↓
アクセスしたら「ツールを今すぐダウンロード」をクリックして、ダウンロードしたモノを実行します。
実行すると「適用される通知とライセンス条項」が表示されます。
これは同意すればOK
同意した後は、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択して「次へ」をクリック
次の「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」もそのまま「次へ」をクリック
使用するメディアに関しては「USBフラッシュドライブ」を選択して「次へ」をクリック
次の項目では、あなたがインストールメディアを作成したい場所を選びます。
この場合、私はリムーバブルドライブE:に接続しているUSBメモリにインストールメディアを作成したいので、E:(ESD-USB)を選択して「次へ」をクリックしました。
「次へ」をクリックするとダウンロードが開始され、数分後にUSBフラッシュドライブの準備が完了します。
Windows10をクリーンインストールする手順
ここではWindows10を起動した状態でのクリーンインストールの手順について解説します。
先ほど作成したインストールメディアを開いて、「setup」をダブルクリックして起動してください。
起動すると、「更新メディアのインストール」というものが表示されると思いますが、これは「更新プログラム」をダウンロードでも「今は実行しない」でもどっちでも良いです。
更新プログラムをダウンロードした場合は規約が表示されると思うんですが、これも「同意」でOKです。
次に、「インストールする準備ができました」という項目が出てくるとは思いますが、その前に個人用ファイルとアプリを引き継ぐの下にある「引き継ぐものを変更」を選択してください。
選択すると、「引き継ぐ項目」を選べるようになるんですが、これは「何もしない」を選択してください。
確かに、「個人情報ファイルとアプリを引き継ぐ」を選択すればバックアップをしなくてもWindowsを上書きでインストールできるので楽です。
ですが、個人情報ファイルとアプリを引き継いだ場合、「Windowsの不具合の原因になっているファイル」も引き継いでしまうため、あまりオススメ出来ません。
Windowsの不具合の原因になっているファイルっていうのは、簡単に言うとブルースクリーンを頻繁に起こしてしまうファイルっていう意味です。
私もこの方法で一度Windowsをクリーンインストール(厳密には上書きインストール)したんですが、ブルースクリーンを解消できませんでした。
なので、Windowsをクリーンインストールする際は「何もしない」を選択することをオススメします。
これで、インストールする準備は完了です!
この画面と同じ表示に出来たら、「インストール」をクリックしてください。
クリーンインストールする際は何度か再起動を繰り返しますが、その間はPCの電源を落とさずに待ちましょう。
クリーンインストールが終了すると、パソコンを一番最初に起動した際のWindows10の設定画面(マイクロソフトアカウントの設定等)が表示されます。
後は、流れ作業で適当に進めておけば作業は終わりです。
Windows10をクリーンインストールして、元のシステム環境に復元する方法:復元編
復元方法はとても簡単。
事前にバックアップしておいたファイルをそのままコピペするだけでOK。
多少元の環境に戻すのに手間はかかりますが、それでも今回紹介した方法であれば比較的素早く復元できるかと思います。
ただ、バックアップに関しては、
・WordやExcel等のプロダクトキーが必要なソフト(プロダクトキーを入力すれば使えるようになる)
・デスクトップ画像
・スタートバー及びスタートメニュー
等はバックアップ出来ないので、手動で設定していく必要があります。
Windows10をクリーンインストールして、元のシステム環境に復元する方法まとめ
ということで、Windows10をクリーンインストールして、元のシステム環境に復元する方法についての解説は以上になります。
一連の作業をまとめるとこんな感じです。
・クリーンインストールする前に大切なデータのバックアップを取る
・インストールメディアを作成する
・インストールメディアを使ってクリーンインストールする
・バックアップしたデータをそのままパソコンに取り込む
・元の環境になるように手動でデザイン等を変更する
この流れさえ覚えていけばクリーンインストール後も作業に手間取ることはまずないと思います。
クリーンインストールのやり方は他のサイトにも載っていると思うんですが、そのデータがどのようになってしまうのか?ってところまで解説しているサイトは私が探した限りだと無かったので、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
インストールメディアでOSを再インストールまでの記事はどこにでもあったのですが、出荷状態に戻った後のWindows oldからの復元方法は、探しても見つかりませんでした。(現在ネット状況も全て空になっています)
初心者で申し訳ないのですが、oldから前のシステムやログイン状況等に戻すには、クリーンインストールの際に作成した仮のアカウントで現在ログインしているのですが、そちらの方へのデータのコピー&ペーストでしょうか??
その辺りがよく分からず困っていてこちらに辿り着きました。oldからの復元は、やはりソフト購入の方が良いのでしょうか??
初心者の質問で申し訳ありませんが、ご回答いただければ幸いです。
コメントしていただき大変ありがたいのですが、Windows 10のクリーンインストールしたのは
だいぶ前の話なのでほとんど記憶にありません。
申し訳ございません。
ただ、結論としてはWindows oldから「完全にデータを復元するのは不可能」と思ってください。
私の記憶では、oldに入っているのはあくまで「一部のシステムファイルやプログラム等のデータ」であり、
ログイン状況や一部のソフトウェアや設定等を戻すためには自力で何とかするしかありません。
記事内でも紹介していますが、例えばOfiiceのプロダクトキーなんかはクリーンインストール時に消えてしまうので、
再度入力する必要があります。
次に、バックアップの方法なのですが、主なやり方は2つあります。
1.手作業で大切なデータを「別のストレージ」にコピペする
2.別のストレージに今の「Windows:Cフォルダ内のデータを全てクローン化」する
「1」の方法はストレージ内のデータを完全にクリーンにできるため、ブルースクリーンなどの不具合を改善できる可能性があります。
今回私がこの記事で紹介しているのがこの方法です。
ただし、Windows oldに大切なデータが残っているとはいえ、一部のソフトやログインデータは完全に消えてしまい、
復元するためには手動で何とかするしかありません。
「2」の方法であればログインデータやソフトなど全て残せますが、
ウイルスだったり破損したファイルも全てコピーされてしまうためクリーンインストールとは言えません。
A.yさんがどのような目的でクリーンインストールするのか分からないので何とも言えませんが、
Windows oldから全てのデータを復元するのは不可能と思ってもらえて差し支えないかと。
すぐに丁寧なご回答ありがとうございました。
そうなのですね。
Windows10のアップデート中に画面がブラックアウトになり、一日半放置しても戻らず、ポイントからの復帰も再起動も失敗した為、Scanやcheckなどでも不具合は見つからずインストールメディアでのsetupでOSの再インストールを行いクリーンインストールとなりました。
色々な情報で調べてみたやり方でしたので、クリーンインストールをもう少し調べてから行えば良かったかなと思います。
データのバックアップ等を毎回取れていなかったのは自己責任ですので、1からの初期設定やPC購入時に作成したリカバリーUSBでの普及も考えてみます。あまりデータを入れていなかったPCでもありますので、ご丁寧にありがとうございました。
os」をクリーンインストールした際 やはりバックアップとってないと動画を元に戻すのはむずかしいでしょう
「動画を戻す」というのがよく分からないので何とも言えませんが、
単純にMP4などの動画ファイルであれば適当にSSDやHDDなどのストレージに
コピー&ペーストでバックアップを取って、OSをクリーンインストールしたのち
先ほど保存した動画をそのままPCに戻すだけで大丈夫です。
クリーンインストール後にprogram files x86をコピペで戻しましたが、Windows10のアプリ一覧に戻したいアプリが全く表示されないのですが。
ソフトをインストールする際になにも操作しなければ『program files x86』又は『program files』のどちらかにソフトが入っているはずです。
私がクリーンインストールをしたのはかなり前なので記憶は曖昧なのですが、もしかしたらWindows 10のアプリ一覧に表示されていないだけで、『program files x86』内にソフト自体入っているかもしれません。
Program Files (x86)のバックアップを再インストール後にコピペするだけだと、レジストリの書き換えまでできるのか疑問なので何か不具合が起きる気がしてならないのですが、この方法でその辺りは大丈夫なのでしょうか?
私が実践した際はインストールしていたソフト(ゲームやdiscordなど)はそのままコピペするだけで使用できていたと記憶しております。
ただ、プロダクトキーが必要なソフトに関してはもう一度認証しないと使用できなかったです。
不具合に関しては、特別パソコンが起動しなくなったりとかソフトがおかしくなったとかは特になかったと思います。
ですが、あくまで私のパソコンが大丈夫だっただけであって、他の方のパソコンがどうなるかは正直どうなるかは分からないです。
良記事ありがとうございます!
まさに一からソフトを入れ直すのはめんどくさいと思いこの記事にたどり着きましたw
質問なのですが、
復元編での
>また、Cドライブの中に「Windows.old」というフォルダが作られていると思うので、そこから必要なファイルを取り出せば復元はほぼ出来ているかと思います。
こちらの部分ですが、画像などのファイルについてはわかるのですが、
ChromeやOfficeなどのアプリ復元する為に
どの様な操作が必要なのか具体的に教えて頂けませんでしょうか?
初心者過ぎる質問かもしれませんがすみません。
宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます!
質問の回答に関してなのですが、まずWindows.oldの中身に関してはchromeやofficeはもちろんのこと、ゲームやファイルなど「以前使っていた全てのファイル、ソフト、更新する前のOSなど」が入っています。
ただ、質問者様は初心者とのことなので、『Windows(C;)』というファイルをそのままドラッグアンドドロップでバックアップ用の外付けハードディスク(USBメモリなど)にコピーして、クリーンインストール後にバックアップしたファイルをそのまま同じ場所に戻すといったやり方の方が良いかもしれません。
ちなみに、『Windows(C;)』には今までダウンロードしたソフト全てが入っています。
これでchromeはもちろんのこと、今までにダウンロードしてきたソフトはほぼ全て使えるようになっていると思います。
で、chromeの復元方法についてなのですが、chromeの場合はそのまま残っていると思うので特にすることは無いです。
一応ブックマークが消えるのが心配ということであれば、ブックマークを『エクスポート』するのがオススメです(やり方は検索すれば出てきます)。
ブックマークに関しても『Windows(C;)』の『自分のWindowsのアカウント名』のファイルに入っているのでそのまま流用できたとは思うのですが、一応念のため。
後、アカウントに関してもクリーンインストール後でもGoogleのサーバー上にデータが残っているので特にやることはないです。
ただ、こちらも念のためパスワードやアカウント名などはメモしておいた方が良いかもしれません。
ずっと自動ログイン状態になっていて、いざ、使おうと思った際に「パスワードやメールアドレスを忘れてログインできなかった」なんてこともありますから。
次に、Officeについてなのですが、officeなどの場合も他のソフトと同じくバックアップしたものをそのままペーストすればOKです。
ただ、プロダクトキーの認証をしないと、全く入力できない状態になってしまうので、使用するためには『プロダクトキーの認証』をする必要があります。
プロダクトキーの認証方法はとても簡単で、バックアップしたoffice起動直後に『プロダクトキーの認証画面』が表示されるので、そこにプロダクトキーを入力するだけでofficeは使えるようになります。
ただし、officeに関しては大きく分けて
・製品版(単品で購入できるやつ)
・パソコンを買った時に付いてくるやつ
以上に2種類があります。
製品版のofficeであれば、製品版に付いてくるプロダクトキーをそのまま入力するだけで使えるようになるのですが、パソコンを購入した時に付いてきたofficeの場合は、最悪の場合使えなくなることもあります。
なので、クリーンインストールする前に必ずパソコンを購入した際の仕様書などを熟読することをオススメします。