【Windows 11】バックアップと復元が0x81000001で失敗する場合の解決策

0x81000001エラーは「容量は十分足りているのにバックアップができない」という方でも発生するエラーです。

原因はとても単純で、「ファイルサイズが大きすぎる」たったそれだけ。

なので、エラーの発生源である大きすぎるファイルを削除するか、バックアップ時に除外すれば解決できます。

この記事ではバックアップと復元が0x81000001で失敗する場合の対処法を詳しく解説していくので、良かったら参考にしてください。

【Windows 11】バックアップと復元が0x81000001で失敗する場合の解決策

0x81000001が発生する原因を特定して、それらを解決し、バックアップができるよう設定する方法を紹介します。

まずは記事を全文読んで作業の流れをある程度把握してから実践してみてください。

0x81000001は1つのファイルが大きすぎて発生するエラー

調べたところによると、0x81000001のエラーはファイルサイズが大きすぎて発生するらしいです。

64bit版のWindowsだと約162GBで、32bit版では約152GBに制限され、バックアップと復元がこれらのファイルのプロパティを扱えないよう設計されているとのこと。

参考WEB:Windowsのバックアップと復元が0x81000001で失敗する件

つまりは、大きすぎるファイルを見つけてアンインストールすれば、正常にバックアップできる可能性が高いってことです。

WizTreeをダウンロードしてファイルサイズを確認する

大きすぎるファイルを見つける方法は簡単で、『WizTree』をダウンロードすれば一発で判断できます。

まずは、窓の杜からWizTreeをダウンロードして、実行してください。

ダウンロードはコチラから

WizTree

WizTreeを任意の場所にインストールしたらソフトを実行。

「調べたいドライブを選択」して、「スキャンを実行」し、「サイズの大きい順に並び替え」れば特定できます。

例えば上図の場合だと、userdata.imgというファイル自体の大きさは9.9GBですが、最大サイズは512GBになっていました。

ファイル自体はそこまで大きくないものの、512GBと認識されていて、エラーが発生したということです。

なので、このような容量の大きいファイルは、アンインストールするか、バックアップ設定時で除外しておきましょう。

ちなみに、フォルダの場所は、「確認したいファイルを右クリック」して、「エクスプローラーで開く」を選択すれば表示されます。

エクスプローラーを開けば、そこから検索することなくファイルの削除が可能。

ファイルを削除したくない場合でも、バックアップ時に一部ファイルを除外する際、ファイルの場所を探す手間を省くため、パスのコピーが必要です。

ライザーライザー

パスのコピーはメモ帳に貼って保存しておこう!

ちなみに、パスのコピーは「パスのコピーをしたいフォルダまたはファイル」を右クリックして、「パスのコピー」を選択する方法もあります。

一応、パスをコピーするだけであれば、WizTreeだけでも可能です。

ただ、ファイルが破損していたり、何かしらの不具合が発生してリンクをコピーできていたとしても、エラーでリンク先に飛べないこともあります。

なので、パスのコピーは一度エクスプローラーを開いて、エクスプローラーからパスのコピーをしてください。

バックアップ時に一部ファイルを除外する方法

Windows 11でファイル履歴のバックアップ対象から特定のフォルダーを除外します。

まず最初に「コントロールパネル」を開いて、「バックアップと復元(Windows 7)」をクリック。

「バックアップと復元(Windows 7)」という項目がない場合、表示方法を「小さいアイコン」にしてみてください。

次に、画面左下の「ファイル履歴」をクリック。

そして、左端の「除外するフォルダー」をクリック。

後は除外したいフォルダーを追加して、「変更の保存」をすればOK。

この時、事前に用意した“パスのコピー”を使えば、スムーズに追加できます。

「領域を管理する」から除外する

除外してもバックアップできなかった場合は、「領域を管理する」から除外してください。

まず、バックアップに失敗したら「オプション」をクリック。

次に「バックアップ設定の変更」をクリック。

もちろん、バックアップ前でも「バックアップと復元」から「設定を変更します」を選択すれば、同様に設定可能です。

次に「保存先を指定」して「次へ」

今回は除外設定したいため「自分で選択する」を選択して「次へ」をクリック。

ここで、バックアップが不要なファイルのチェックを外して「次へ」

設定に間違いが無ければ「設定を保存して終了」を選択。

この方法でも除外設定ができます。

除外できなかったら諦めよう

除外してもバックアップのエラーが発生する場合は、潔く諦めてフォルダをアンインストールするしかありません。

バックアップできるか確認する

ということで、バックアップと復元が0x81000001で失敗する場合の解決方法については以上です。

やること自体は単純で、「WizTree」を使って大きいファイルを見つけて、当該ファイルを削除するか、バックアップから除外すればOK。

もし、0x81000001エラーが原因で、バックアップと復元ができなかった場合は、ぜひこの記事を参考にして頑張ってみてください。

データは外付けストレージにバックアップするのがオススメ

余談ですが、先ほど紹介したバックアップ方法よりも、OneDriveを使った「Windowsバックアップ」の方が簡単にデータをバックアップできます。

ただ、OneDriveはクラウドストレージで、無料で使えるのはたったの5GBと少なく、容量を増やすためには定期購入するしかありません。

ライザーライザー

OneDriveを1TB利用するのに1年間で約2.1万円とコスパは最悪です

なので、PCデータのバックアップする際は、コントロールパネルから「バックアップの設定」を利用するか、バックアップ用の専用ソフトウェアの購入を強くオススメします。

以上の方法であれば、外付けのストレージを使ってバックアップができるのでコスパ最強。

参考までに、外付けHDDであれば1TB買い切りで1万円弱。

耐久年数は使い方次第ですが、10年程度は交換せずとも使えると思います。

外付けストレージはHDDがオススメ

データをバックアップする際、外付けのSSDないしはHDDなどのストレージが必須です。

で、バックアップ先としてどちらがオススメなのか?っていうと個人的には断然HDDがオススメ。

SSDよりもHDDが優れている点

・容量に対する価格が安い
・大容量の製品が多く流通している
・構造的に長期間データを保存しても損失しづらい
・データの復旧が比較的カンタン

実際に私も『WD My Book Duo』という外付けのHDDを利用しています。

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「HDDをオススメする理由について詳しく知りたい」という方は下記記事で詳しく紹介されるので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

データのバックアップはSSDよりもHDDがオススメな理由