
Nintendo Switch 2 Proコントローラーに買い替える価値があるのか?
Switch 2ユーザーないしはSwitch 2を購入予定の方なら一度は疑問に感じたはずです。
重量やグリップ感、バッテリー持続時間、背面ボタンの有無など、スペック面では確かに進化が見られる一方で、見た目や基本的な操作性はほぼ同じまま。
だからこそ「初代SwitchプロコンからSwitch 2プロコンに買い替える必要はあるのか?」と迷ってしまうのも無理はありません。
この記事では、筆者のライザーがSwitch 2 Proコントローラーを1か月以上使い込んだ経験をもとに、それぞれの使用感の違いを比較して詳しく解説します。
良かったら参考にしてみてください。


初代SwitchプロコンとSwitch 2プロコンを比較してみた
まずは大前提となる、初代のNintendo Switch ProコントローラーとNintendo Switch 2 Proコントローラーの仕様の違いについて簡単に紹介していきます。
性能比較表 | ||
項目 | Nintendo Switch Proコントローラー | Nintendo Switch 2 Proコントローラー |
発売日 | 2017年3月3日 | 2025年6月5日 |
希望小売価格 | 6,909円(Amazon調べ) | 9,980円(任天堂公式調べ) |
サイズ (W×H×D) | 約106×152×60 mm | 約105×148×60.2 mm |
質量 | 約246 g | 約235 g |
バッテリー容量 | 1,300 mAh | 1,070 mAh |
バッテリー持続時間 | 約40時間 | 約40時間 |
充電時間 | 約6時間 | 約3時間 |
通信機能 | Bluetooth 3.0、NFC | Bluetooth、NFC |
センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー |
振動機能 | HD振動 | HD振動2 |
ボタン構成 | L/Rスティックボタン、A/B/X/Y、L/R、ZL/ZR、+/-、十字ボタン、HOMEボタン、キャプチャーボタン、シンクロボタン | 左記に加えCボタン、GL/GRボタン、3.5 mmステレオミニ端子 |
USB端子 | USB Type-C™端子 | USB Type-C™端子 |
※優れている箇所を青、劣っている箇所を赤で色分けしました
以上を踏まえたうえで、ここからは私が実際に1ヶ月ほど初代SwitchプロコンとSwitch 2プロコンを交互に使ってみて思ったことを紹介していきます。
明確な差は無いが、不思議な魅力がある
まず結論を先に言ってしまうと明確な差は無かったです。
ただし、Switch 2プロコンを一度使ってしまったら、二度と初代Switchプロコンには戻れなくなるほど魅力的にも感じました。
それぞれの使用感の違いを比較してみるとこのようになります。
初代SwitchプロコンとSwitch 2プロコンの使用感の違い | ||
項目 | Nintendo Switch Proコントローラー | Nintendo Switch 2 Proコントローラー |
使える機種 | 全てのSwitchシリーズ | Switch 2のみ |
グリップ感 | 中指が若干窮屈 | 握りやすい |
触り心地 | ツルツルとした触り心地 | サラサラとした触り心地 |
ボタンの押しやすさ | ボタンの大きさ・高さは異なるが、気にならない | |
スティックの静音性 | 低い | 高い |
背面ボタン | ない | ある |
Cボタン | ない | ある |
3.5 mmステレオミニ端子 | ない | ある |
汚れの溜まりやすさ | 側面に溝があり溜まりやすい | 溝がなく溜まりにくい |
重量 | 体感できるほどの差はあるが、気にならない | |
スリープ解除 | できない | できる |
充電時間 | 6時間(遅い) | 3時間(速い) |
振動 | 強弱の幅が増えたが、必要性はあまりない |
※優れている箇所を青、劣っている箇所を赤で色分けしました
表を見ても分かる通り、初代SwitchプロコンよりもSwitch 2プロコンの方が圧倒的に優れています。
ですが、「これがめちゃくちゃ優れている」とかは特にありません。
背面ボタンは無くても普通にゲームはプレイできますし、3.5mmステレオミニ端子もヘッドホンを使わない方にとっては不要な機能です。
HD2振動もマリオカートワールドの木製の吊り橋を渡る時、小刻みに振動する部分は心地よかったのですが「それ目当てに買い替えるか?」と聞かれたら何とも言えません。

強いて言うなら、個人的には「サラサラとした触り心地」と「スティックの静音性の高さ」は、Switch 2プロコンにして良かったなと思ったくらいかな?
Switch 2プロコンの入手難易度が高い
Switch 2プロコンは現状、公式サイトで抽選者のみが購入できるか、家電量販店(ネットではなく実店舗)で購入するしかありません。
いくら使用感にそこまで差がないとは言え、入手難易度の高さを考えると買っておいて損はないかと思います。
ただ、今回は入手難易度の高さを抜きに、総合的に判断して購入するべきか考えてみました。
Nintendo Switch 2 Proコントローラーを使ったら二度と戻れない
ということで、初代のNintendo Switch ProコントローラーとNintendo Switch 2 Proコントローラーの違いについて解説してきました。
まず、以下のような方であれば、初代Switchプロコンのままでも問題ありません。
・金銭的にコントローラーを購入する余裕がない
・Switch 2プロコンにあまり興味がない
・初代プロコンで不便に思っていない
初代Switchプロコンでもストレスなく使えると思いますし、コントローラーの差がプレイングの差に繋がることも少ないでしょう。
唯一、気をつけるべき点をあげるとするなら、ホームボタンを押した時のスリープ解除。
Nintendo Switch 2の場合、Switch 2プロコンでしかスリープ解除できないので注意してください。
後、ゲームチャットをする場合も、Cボタンが搭載されたSwitch 2プロコンがあると便利かな?って思うくらいです。
私はゲームチャットを全く使ったことがないので分かりませんが、それらで特に不便に感じないのであれば、初代Switchプロコンのままでも問題ないかと。
ですが、一度でもSwitch 2プロコンを使ってしまったら、二度と初代Switchプロコンに戻れないと思ってください。
「背面ボタンの有無」や、「ホームボタンのスリープ解除」など色々と便利になった部分がありますが、それ以上に私の場合は「触り心地の良さ」と「スティックの静音性」に惹かれました。
たったそれだけの理由でも、私は初代Switchプロコンを使う気は無くなります。

もしかすると、私が「気にしていない」と思い込んでいるだけで、実は小さなメリットが積み重なって大きな違いを生んでいるのかもしれません
いわゆる、塵も積もれば山となるってヤツです。
Switch 2プロコンを購入するかはあなた次第ですが、私はSwitch 2プロコンを使ってから「まぁ買っておいて損はないのかな?」と思うようになりました。

