ライザーです。
今回は、コンパクトで使い勝手最高のショートカットキーボード『HUION ミニキーボードKD100』をHuionアニメーション・テクノロジー株式会社様からご提供いただきました。
Huion(フイオン)中国の深センに拠点をおくグラフィック関連企業です
まず、このミニキーボードの特長は大きく分けて3つあります。
・ワイヤレス接続かつコンパクトで使い勝手が良い(有線接続も可能)
・左右どちらに配置しても手に馴染むデザイン
・ソフト毎にショートカットを割り当て可能
ちなみに、このミニキーボードは2021年にゴールデン・ピン・デザインとゴールドリード工業デザイン賞、2022年レッド・ドット・デザイン賞を受賞しました。
端的に言うと国際的にデザインが認められた凄い製品ということです
もちろん、実際に使ってみて、私も使い勝手の良さに驚きました。
特に、ミニキーボードの左上にダイヤルコントローラーによって、キャンバスのズームやスクロール操作がスムーズに行えるのが非常に良かったです。
少なくとも「クリエイティブな作業をする」「作業効率を上げたい」という方であれば、間違いなく役に立ってくれる製品だと思います。
・有線、ワイヤレス接続対応
・ソフトウェア毎にボタンの割り当てができる
・ソフト毎に割り当てたキーのプリセットは自動で切り替わる
・左右どちらの手でも快適に操作できる
・ダイヤルがめちゃくちゃ便利
・複数キーの同時押しに対応していない
HUION ミニキーボードKD100の仕様
付属品 | |
本体 | |
USBレシーバー | |
USB Type AtoCケーブル | |
クイックスタートガイド |
HUION ミニキーボードKD100の外観
まず、キーボード自体はダイヤル以外シンプルにテンキーそのままといった感じです。
裏面には滑り止めが付いていて、液タブに置きながらの作業でもズレにくくなっています。
キーの使い心地は一般的なノートPCとほぼ同じ
キーボードはノートPCによく使われているパンタグラフ式で打鍵音はかなり静か。
打鍵感は比較的軽めですが、押した感じハッキリと分かるので誤操作は少なそうです。
キーボードを使用するために専用ソフトが必須
『HUION ミニキーボードKD100』を使いこなすためには専用ソフトの『Huion Tablet』が必須で、このソフトをダウンロードしないとボタンの割り当てができません。
なので、専用ソフトを公式サイトの「サポート」という項目の「ダウンロード」からダウンロードしてください。
後は、ダウンロードしたファイルを実行して手順通り進めれば簡単にインスト―ルできるかと。
ちなみに、キーボードをUSBまたはワイヤレス接続してキーボードが認識されるとこのように『HUION ミニキーボードKD100』の画像が表示されます。
HUION ミニキーボードKD100を使って感じた良かったところ
ここからは実際に『HUION ミニキーボードKD100』を使って感じた良かったところについてお話していきます。
・ワイヤレス接続可能で使い勝手が良い
・ソフトウェア毎にボタンの割り当てができる(しかも自動で切り替わる)
・割り当てたボタンを確認できる
・左右どちらの手でも快適に操作できる
・ダイヤルがめちゃくちゃ便利
ワイヤレス接続可能で使い勝手が良い
ほとんどの方は、ケーブルを接続したまま液タブの上に載せて作業するのを煩わしいと感じるでしょう。
実際、有線接続だと液タブやマウスといった他のデバイスのコードと絡まってしまう可能性もありますから。
ですが、『HUION ミニキーボードKD100』の場合はUSBレシーバーを使用することでワイヤレス接続が可能です。
コードレスなのでケーブルが絡まる心配は必要ないですし、コンパクトなので頻繁にキーボードの位置を変えるのもストレスに感じません。
つまりは、使い勝手が凄く良いってことです。
ソフトウェア毎にボタンの割り当てができ、自動で切り替わる
ClipStudioで線画してPhotoshopやillustratorで色を塗る場合でも、そのソフト毎に全く異なるキーを割り当てられるため、そのソフトで使いたい最適のボタンを割り当て可能です。
特に、ソフトによって多用するキーが全く異なるという方にはかなりありがたい機能だと思います。
しかも、使用するソフトに応じてボタンの割り当てが自動で切り替わるので使い勝手は最高。
例えば、下の動画だとGoogle使用時はダイヤルに音量調節ボタンなどを割り当てていますが、クリスタを立ち上げた際はブラシサイズの調整ができるように割り当ててみました。
割り当てたボタンを確認できる
自分が割り当てたボタンを忘れてしまっても「設定プレビュー」というボタンをキーボードに割り当てることで、いつでも自分が割り当てたキーを確認できます。
キーボード本体には印字が全くないため、使い始めやボタンの割り当てを新しくした時に便利です。
左右どちらの手でも快適に操作できる
右利きの方はもちろんのこと、左利きの方でも問題なく操作できます。
実際、私は左利きなのですが、一般的な左手用デバイスと比較してかなり使いやすかったです。
ショートカットキーを多用する方の中でも、特に左利きという方であればまず買って間違いありません
ダイヤル操作がめちゃくちゃ便利
キーボードに付いているダイヤルによって「ブラシサイズの調整」や画面の「ズームイン、アウト」を感覚的に操作できるのも大きなメリット。
一般的なキーボードや液タブに付いているボタンによる操作と比べると、操作のしやすさは全然違いますね。
HUION ミニキーボードKD100を使って感じた気になるところ
ここからは実際に『HUION ミニキーボードKD100』を使って感じた気になるところについてお話していきます。
・複数キーの同時押しに対応していない
複数キーの同時押しに対応していない
例えば、普通のキーボードだと“コピー”をする場合「CTRL」と「C」を同時に押すことで文字や画像などを“コピー”できます。
ですが、『HUION ミニキーボードKD100』だと複数キーの同時押しに対応していないため、「CTRL」と「C」を同時に押しても反応しません。
そのため、ショートカットキーを入力する際は、1つのキーに「CTRLとC」を割り当てる必要があります。
普段ショートカットを使わない方であれば気にする必要は無いのですが、私のようにゲームをよくする方だと複数同時押しに対応していないと不便に感じる可能性は高いです。
とはいえ、ショートカットキー自体が使えないわけではないので、イラスト制作や動画編集などで不便に感じることは無いかもしれません。
むしろ1つのキーにショートカットキーをまとめられるのってかなり便利だと思います。
実際、ショートカットを使うためにデカいキーボードを引っ張って入力するのも大変ですから。
HUION ミニキーボードKD100はコンパクトで使い勝手最高のミニキーボード
ということで、『HUION ミニキーボードKD100』のレビューは以上になります。
まず、製品の特長について簡単にまとめるとこんな感じ。
・有線、ワイヤレス接続対応
・ソフトウェア毎にボタンの割り当てができる
・ソフト毎に割り当てたキーのプリセットは自動で切り替わる
・左右どちらの手でも快適に操作できる
・ダイヤルがめちゃくちゃ便利
・複数キーの同時押しに対応していない
個人的にはやはり「使い勝手の良さ」に惹かれました。
ワイヤレス接続で場所を頻繁に変えてもストレスがなく、ソフトウェア毎にボタンの割り当てができ、しかも使用するソフトに応じてボタンの割り当てが自動で切り替わる。
この時点でミニキーボードとしての使い勝手の良さは申し分ありません。
後、個人的にはダイヤルによって直感的にペンの太さが調節できるのも良かったですね。
唯一のデメリットである複数キーの同時押しについても、正直普段使いで困ることはほとんどないため、ハッキリ言ってデメリットはほぼ無いと言っても良いでしょう。
少なくとも「作業効率を上げたい」という方であれば、きっと役に立つはずなので持っておいて損は無いと思います。