出雲市内のホテル『いにしえの宿 佳雲(共立リゾート)』の評判は?実際に泊ってみた感想

ライザーです。

先日、島根県の出雲大社近くにある『いにしえの宿 佳雲』に泊まってきました!

今回は実際にいにしえの宿 佳雲に泊ってみてどうだったのか?というのを紹介していきたいと思います。

いにしえの宿 佳雲
公式サイト

いにしえの宿 佳雲

いにしえの宿 佳雲の評判は?

2020年11月現在、Googleの評価は417件の口コミに対して☆4.4、トリップアドバイザーの評価は口コミ47件に対して評価4.0とかなり高めで、口コミ内容に関しても高評価なモノが多いです。

高評価の例としては、

「部屋が広い(しかも露天風呂が付いている)」

「全館畳張りでリラックスして歩ける」

「出雲大社からほど近い場所にあり、立地最高」

といったものが多かったです。

特に、立地に関しては駅も出雲大社も徒歩圏内ということで、車を持っていない方でも十分散策できるというのがかなり大きいと思います。

低評価の意見に関しては、一部ではあるものの

「スタッフの対応が良くなかった(荷物を持ってくれないなど)」

「調理スタッフと意思疎通が取れていない」

といった意見もありました。

私が行ったのはコロナの時期ではありますが、普通に荷物は持ってくれましたし、サービスに関してもむしろ充実しすぎてたくらいなので、あまり気にしなくても良いかもしれません。

もちろん、スタッフの方が毎日のように完璧とは限りませんが。

調理スタッフに関しては、中学生がいるにも関わらず食前酒が提供されていたり、夕食の時間通りに行っても待たされる、アレルギーと伝えてあるのに普通に出されるといったことです。

私の場合は成人していて、アレルギーも特に無いのでその辺のサービスに関しては良く分からないのですが、一応そういった意見もありました。

いにしえの宿 佳雲へのアクセス

一畑電車大社線 出雲大社前駅から徒歩10分。

出雲大社へも徒歩10分くらいで行けます。

また、出雲大社前はお土産屋や食事処(出雲そばやぜんざいやなど)も結構あるので、立地はかなり良いですね。

玉造温泉も良い場所ではありますが、温泉よりも観光メインであれば出雲市内のいにしえの宿 佳雲の方が楽かもしれません。

いにしえの宿 佳雲 館内の紹介

館内はほぼ畳張りで新鮮さを感じる

ロビーは撮り忘れてしまったのですが、まずホテルには玄関があり、土足厳禁となっています。

そして、ホテルの廊下はこんな感じ。

床が全部畳です!

これは他のホテルや旅館では中々無いと思います。

私はご飯に行くときもいちいちスリッパに履き替えるのとか面倒なタイプの人間なので、裸足でどこでも行けるというのは個人的にかなりの高ポイント!

後、これは館内の話とは関係ないのですが、この廊下の右に枕が置いてある棚があります。

この中には10種類近くの枕が置いてあって、高反発枕とかそば殻の枕とか、墨の枕とか・・・

どれも無料で自由に持ち込むことができます。

これも他の宿には無い面白いシステムですね。

サービスが充実していて、色々なモノがタダで使える

先ほどもお話しましたが、いにしえの宿 佳雲では枕を自由に選ぶことができます。

また、それ以外にもサービスが充実していて、例えばお風呂上りにアイスを1本もらえたり、フロントに行けば1日1本ビールやソーダなどの飲み物を貰えたり。

とにかく色々なモノがタダで使えたり貰えたりします。

他にも、メインディッシュが選択制だったり、色々と融通が利くところも良いですね。

室内はスタンダードでも超広々

室内の写真は忘れたのですが、かなり広かったです。

公式サイトからの引用になりますが、私が泊ったのは「本館・和洋室(1階)」の部屋で、こんな感じでした。

出典:お部屋 佳雲

ベッドもふかふかで、枕も自分好みの枕を選べるので快適に寝ることができました。

また、スタンダードなお部屋だったにもかかわらず、部屋には1階だったということもあって露天風呂が付いていました(2階以上だと室内の檜風呂)。

ライザーライザー

標準の部屋で露天風呂が付いているとかヤバくないですか???????

といった感じで、部屋に関しては満点と言っても良いでしょう。

しかも値段もそこまで高くないですからね。

これはヤバい。

後、スタンダード料金にプラス1万円程度で離れに泊まれるっていうのも凄いですよね。

普通だったら離れなんてプラス1万じゃ効かないですから。

料理は美味しいが、割と普通だったかな?

公式サイトには一部載っていたのですが、全ては載っていなかったので紹介しておきます。

夕食は地のものを使った和食料理

お品書きはこんな感じ↓

まず最初は土器盛りに入った食材たち。

そして、秋といえば松茸!ってことで土瓶蒸し!

松茸の香りも良いですし、味も松茸だけでなく様々な食材から出汁を取っているので体に染みわたる奥深い味を感じます。

ポッドに入れて毎日のように飲みたい。

そして、お造り。

見た目も綺麗で新鮮な山陰の魚を使っているみたいです。

やっぱり地のものは食べたいね。

個人的には勘八のサクッと歯切れの良い触感が良かったです。

そしてこれがメインのすき焼きと手前にはオプションで付けた島根牛のステーキ。

島根牛は霜降り具合も良い感じで、脂がめっちゃ美味しかったです。

3種類のタレとお塩で食べたのですが、特に塩だれにわさびを付けて食べるのが個人的に好みでした。

肉の脂と強めの塩だれをわさびで爽やかに食す!

中々の美味でした。

あ、デフォで付いているすき焼きも美味しかったですよ!

すき焼きって普通卵を溶いて付けて食べると思うのですが、ここではトロ卵という溶いた温泉卵に昆布茶を加えてとろみを付けたタレが出されます。

このトロ卵が普通の卵と違って味に深みがあって、かなり美味しかったです。

家でも真似したいですね。

後、プラス料金に関しては他にものどぐろの煮付けや紅ズワイガニもありました(時期によって異なります)。

まぁ山陰といったらのどぐろですかね。

身もふっくら柔らかく、味付けもほどよく、良い感じ。

大きさはそこまで大きくないのですが、1人用でコースの一部と考えれば申し分ない大きさ。

紅ズワイガニは蟹の種類自体が小ぶりで実もそこまで多くないのですが、味に関してはしっかりと蟹の味でした。

冷凍焼けとか水っぽさも全く無く、とても美味しかったです。

まぁ欲を言えば本ズワイガニ(松葉ガニ)とか食べたかったのですが、いかんせん時期的に漁が始まっていなかったということで食べることができませんでした。

残念!!!!

写真を撮り忘れてしまったのですが、ご飯はへしこ茶漬けを選びました。

へしこは魚を塩漬けにした料理で、独特の風味とめちゃくちゃ強い塩気が何とも言えません。

正直、好き嫌いは分かれますねw

そして、デザート。

牡蠣も甘く、ゼリーも美味しく、文句無しです。

ということで、1日目の料理は以上。

プラスで料理も頼んだということもあってかなりボリュームがありました。

正直、かなり食べる方でない限りはプラスで料理は頼まない方が良いかもしれません。

疲れていてそこまで食欲はなかったとはいえ、それでも量は多く感じました。

そして、こちらが2日目の夕食↓

2日目は何故か説明書きがありませんでした。

これはちょっと個人的にはマイナスポイントですね。

まず最初に季節の前菜。

記録していなかったので何が何だかさっぱり(食べてからかなり空いた状態で記事を書いています)。

まぁ記憶に無いってことは味は普通だったってことだと思います。

そして、コチラがすっぽんと本日の旨い魚。

すっぽんってコラーゲンでトロトロのイメージが強かったのですが、身はしっとりとしていてかなり食べやすかったです。

魚は何だったのか忘れました。

そしてまさかの2日目にも島根牛が!!!!

相変わらず美味しいです!!!

ただ、量はオプションで付けたヤツの方が多かったですね。

次に、左から海老磯部揚げ、酢の物の盛り合わせ、穴子の玉蒸し。

まぁ味は普通だったかな?

そして、2日目の食事は鴨せいろ蕎麦を選びました。

特に挽きぐるみというわけでもなく、食べやすいオーソドックスな蕎麦でした。

出雲そばっぽくはなかったですね。

まぁでも普通に美味しかったです。

そしてデザート!

フルーツはどれも甘くて美味しかったです。

余談なんですけど、スーパーで買う時それなりの確率で美味しくないのに当たってしまうんですけど、アレってどうにかなりませんかね?

朝食もなかなか良さげ

1日目の朝食↓

焼き魚は既に火が通っていましたが、一人用の焼き機で温めることができます。

そして、朝食でのどぐろの焼き物が出たのは高ポイント。

量は普通だと思います。

2日目の朝食↓

写真で見て気づいたのですが、2日目の方が量多く感じますね。

でも、体感的にはそこまで変わらなかったかな?

一般的な旅館の朝食と比較したら量は多い方だと思います。

料理は美味しかったが、普通すぎる

ということで、2日間泊った際の料理はざっとこんな感じでした。

料理自体はどれも美味しく、質も良かったです。

特に、島根牛は脂の質、肉の柔らかさ、共に文句無しで美味しかったです。

ただ、少し辛口な評価をしてしまうと、他のホテルや旅館とそこまで変わらないかな?という感じがしました。

もう少し個性的な料理を出してくれるとより良くなるんじゃないかと思います。

地のものを使っているという時点で他には無いと言えばそれまでになってしまうのですが、もう少し地のものを使いつつ創意工夫を凝らした料理が食べられたら良かったなぁと。

旅館のサービスは良かったので、ここさえ何とか頑張ってくれればかなり良い宿になるかと思いました。

温泉の泉質はアルカリ性単純温泉

一応公式サイトによると天然温泉とのことで、泉質に関しては近畿日本ツーリストのページを見る限りアルカリ性単純温泉とのこと。

ライザーライザー

公式サイトにもどういった温泉なのかはちゃんと書いてほしかったな

出典:お風呂 佳雲

で、アルカリ性単純温泉に関してなんですが、簡単に説明すると「体にやさしい成分の薄い温泉」です。

なので、小さいお子様とか高齢者の方、肌の弱い方でも安心して入ることができます。

ただし、成分の薄い温泉というのは逆に言えば“温泉”という感じが薄いということでもあり、強い温泉が好みの方だと物足りなく感じるかもしれません。

まぁ温泉は普通に広いですし、寝湯なんかもあってゆっくり浸かれるので大浴場としては申し分ないと思います。

後、休み処でアイス1本サービスしてくれるのも良かったです。

5つの貸切風呂はあるが、並んでいて入れなかった

出典:お風呂 佳雲

いにしえの宿 佳雲は特徴的な5つの貸切風呂があって、宿泊者ならどれも無料で入ることができます。

ただ、回転率が悪く、ほぼ必ずと言っても良いほど並ばなければなりません。

なので、私は入ることができませんでした。

まぁこればかりは仕方のないことですね。

時間があれば入りたかったな。

旅館 大橋の総評

ということで、島根県の出雲大社近くにある『いにしえの宿 佳雲』に行ってきました。

総評としては、建物も綺麗でサービスも充実していて、部屋も広く、料理も美味しいし、温泉も入れてアクセスも良し!

普通に良いお宿だと思いました。

ただ、1つ欠点を上げるとするならやはり料理ですかね。

味自体は美味しかった(特に島根牛)のですが、料理は他の旅館やホテルの食事とあまり差がないというのが残念なポイント。

もう少し他と差別化できるともっと良いのかなぁと思いました。

ですが、その欠点があったとしても泊まる価値は十分あります。

やはり、出雲市内(しかも出雲大社まで徒歩10分)で館内は綺麗で畳張り、部屋も広く、サービスも充実しているというのはかなり大きいです。

なので、出雲市内を観光されるという方は、玉造温泉や湯の川温泉以外の候補地として『いにしえの宿 佳雲』も選択肢に入れても良いのではないかと思います。

P.S.朝の出雲めっちゃ幻想的に撮れたから共有します。

いにしえの宿 佳雲