この記事では、巷で神ゲーだと絶賛されている鳴潮がクソゲーだと思う理由についてお話していきます。
ちなみに、筆者のライザーは2024年5月23日のリリース開始日からコツコツ毎日プレイしている鳴潮初期勢です。
ユニオンレベルは最大の80で、リナシータ含め全てのエリアのマップ探索度100%にするくらいにはやりこみました。
正直、これだけやり込んでいれば、色々な方が神ゲーだと絶賛する理由は十分理解しています。
グラフィックとキャラデザは良いし、戦闘もマップ探索も面白いし、ユーザーの要望にもすぐ答えて反映してくれる。
ですが、鳴潮も完璧というわけではなく、いくつか不満点もあり、その不満点があるせいでクソゲーに感じてしまうこともありました。
ということで、今回は敢えて「クソゲーだと思う人」の立場として、鳴潮がクソゲーだと思う理由についてお話していきます。
鳴潮がクソゲーだと思う3つの理由
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逆境深塔・戦闘の難易度が高すぎる
個人的に1番クソゲーだと感じたのが、逆境深塔の難易度です。
私はそこまで強いキャラを所持してないとはいえ、「カルロッタ無凸餅武器」「ツバキ1凸餅武器」「長離無凸恒常星5武器」「今汐無凸恒常星5武器」。
その他サブアタッカーやサポートキャラも最低限揃っています。
もちろんYouTubeの動画やXの情報などを見ているので、以下の通り攻略するうえで必要最低限以上の知識は持っているつもりです。
逆境深塔を完全攻略するうえで重要なこと | |
・耐性が高すぎてダメージが通らないので、敵と同じ属性のキャラ(特にアタッカー)で攻略しない | |
・戦闘時間短縮のためにクイックスワップを駆使する | |
・アタッカーには火力の高い餅武器(モチーフ武器)を装備する | |
・アタッカーのレベルはMaxに近い状態、必要なスキルレベルは8以上にする | |
・キャラに最適の音骸を厳選して装備する |
取り敢えず、無課金でもガチャ回数はかなり多いため、コツコツプレイしていれば最低限アタッカー餅武器を揃えるのは容易。
キャラのレベルやスキルレベル上げ、音骸の厳選といった育成リソースもかなり大きいです。
とはいえ、ある程度時間が経てば解決するでしょうし、実際に私はそれなりに厳選できています。
この中で特に問題なのは、「戦闘時間短縮のためにクイックスワップを駆使する」ということ。
クイックスワップというのは、キャラが攻撃している途中で別のキャラに切り替えることで、攻撃時間を短縮するプレイヤースキル。
感覚としては、格ゲーのコマンドみたいにコンボを決めるイメージ(詳しくはYouTubeなどで調べてください)。
クイックスワップに成功すると、フィールドに2体以上のキャラクターを出せる▼
特に、逆境深塔の中央にある「深境の塔」はクイックスワップを使えるようになるか、キャラを凸する以外、制限時間内での攻略はほぼ不可能と言っても過言ではありません。
色々な方の動画を見ましたが、無凸クリアしている方の全員がクイックスワップを駆使していました
ですが、このクイックスワップは必要だと分かっていても、実践するのはめちゃくちゃ難しいです。
キャラ切り替えやスキルのクールタイム、共鳴回路ゲージの溜まり具合など、キャラ操作するうえで把握するべき項目が色々あります。
もちろん、ただクイックスワップするだけでなく、それと並行して敵の攻撃をかわしたりパリィする必要もあるため、キャラの操作はかなり複雑。
しかも攻略の大前提として、キャラやスキルのレベル上げ、理想の音骸セットなども必須です。
キャラがしっかり育っていないと、スキルが上手く噛み合わず時間がかかってしまい、クイックスワップを使っても制限時間内での攻略は難しくなっていきます。
キャラ、装備、編成、キャラコン全ての条件が揃わないと攻略不可能
そして、以上全ての条件をクリアできたとして、めちゃくちゃ上手い方でも制限時間残り5~10秒以下での攻略と超シビア。
正直、原神やゼンゼロなどの他アクションゲームと比較しても難易度は高すぎだと思います。
ですが、私自身クイックスワップそのものは否定しません。
単純にクイックスワップというシステム自体はめちゃくちゃ面白いです。
私は今まで様々なゲームをプレイしてきましたが、これだけ戦闘が楽しいゲームには出会ったことがありません。
“戦闘のスピード”が速く爽快感があり、パリィや回避、キャラ切り替えなど様々な技を駆使して戦う複雑な戦闘は、難易度が高い反面、面白さにも直結しています。
後、プレイ画面を見て上手い人は「プレイヤースキルが凄い」っていうのがハッキリ分かるのも魅力と言えるでしょう。
とはいえ、クイックスワップは誰でも実践できるほど簡単ではありません。
仮に実践できたとしても、音骸の厳選難易度が高く、逆境深塔に挑戦するためのボーダーラインにすら立たせてもらえないくらい攻略難易度が高いです。
体感ではあるものの「高難易度コンテンツの攻略」という点に限って言えば、原神やゼンゼロの方が無課金に優しく、攻略のハードルも低めな気がしました。
なので、もう少し余裕を持って逆境深塔をクリアできるよう敵のHPを減らして、制限時間に余裕を持たせても良いのでは?と個人的には思っています。
音骸厳選がキツすぎる
音骸厳選はエンドコンテンツなので、そう簡単に良い音骸が出たら困るってのも重々承知しています。
ですが、それを加味したうえでもかなりキツすぎです。
・必要なメイン・サブステータスがつかない
・レコードセットが足りなさすぎて、音骸レベルが上げられない
まず、音骸は原神で言うところの聖遺物。
鳴潮でもキャラを強くするために音骸厳選が必須。
ですが、必要なメイン・サブステータスは全然揃いません。
仮に良いメイン音骸が出ても、こんな感じでサブステータスが壊滅的なんてのもザラ。
しかも、原神とは異なり音骸入手時点ではサブステータスが一切付いておらず、サブステを確認するために、必ずレベル上げをしなければいけません。
それが「レコードセットが足りなさすぎて音骸のレベルが上げられない」ってところに繋がります。
まず、根本的な問題として、単純にレコードセットが全然足りません。
鳴潮の場合、音骸レベルアップ用の素材として育成済みの音骸を使えるものの、それを加味したとしても不足しがち。
とまぁ音骸厳選については、原神をはじめとしたホヨバゲーとさほど変わりません。
むしろ原神とは異なり、無音区(原神で言うところの秘境)だけでなく「マップ上の敵を倒すことで、一定の確率で音骸が入手できる」のは、とても素晴らしいシステムだと思います。
ただ、鳴潮の場合は何でか分かりませんが、理想の音骸が全然出ないです。
あくまで個人的な見解ではありますが、理想の音骸で出づらいのは以下が原因だと考えています。
・サブステータスが13個と多い
・セット効果を発動させるために5つ揃える必要がある
・音骸被りだとセット効果が発動しない
サブステータスだけに限って言えば、原神が10個に対して鳴潮は13個。
更にその中に下限と上限があり、例えば会心率の場合だと最低6.3%、最高10.5%です。
高難易度コンテンツ攻略の際は取り敢えずサブステが付けば良いものの、下限と上限でほぼ倍の差があるので、より厳選難易度の上昇に拍車がかかっています。
しかも、鳴潮の場合コスト4の音骸はメインと同じステータスがサブに付く場合もあるのが曲者(メインクリティカルにサブクリティカルが付くなど)。
5枠あるとはいえ、理想のサブステータスが付くのは超低確率。
せめてサブステータスの実数値は廃止にしてくれ!
それでいて、先程も紹介した通り、ちゃんと音骸厳選しないと逆境深塔の完全クリアは困難。
特に攻略に必須とされる「完璧なクイックスワップ」を実現するためには、単純にサブステが率ダメだけでなく共鳴効率も必須。
とにかく要求されるステータスが多いからこそ、音骸厳選がキツすぎると感じるのかもしれません
ゲームの最適化ができていない
上記記事でも紹介したのですが、PC版鳴潮の場合はシステムの最適化されておらず、グラボやCPUの性能を最大限発揮してくれません。
特に120FPSを実現させるためには、必要以上のスペックが必要となります。
例えば、WQHD画質でグラボはRTX 4070super、CPUはIntel Core i5 14400Fだったとしても平均100~110FPS程度しか出ません。
しかも、グラボの使用率は50%、CPUの使用率は30%とかなり余力を残しています。
そのため、鳴潮を魅力を最大限発揮するためには、鳴潮公式で公開されているスペック以上のPC性能が必要です。
スマホ版も同様で、多少改善されたとはいえ、発熱の問題やカクつきなどはあまり改善されていないような気がします。
実際、私はiPhone 16ユーザーでスマホのスペックは十分足りているものの、それでもかなりキツイと感じました。
なので、この辺の最適化がどんどん進んで、比較的低スペックなPCやスマホでも快適にプレイできるようになればもっとプレイ人口が増えたら良いなって思っています。
鳴潮は不満な点をすぐ改善してくれる
ということで、鳴潮がクソゲーだと思う理由を、なんとかひねり出して3つ紹介してみました。
鳴潮は筆者もめちゃくちゃプレイしているゲームなので、良いところも悪いとこともほぼ全て把握しているつもりです。
ですが、そんな私ですらたったの3つしかクソゲーだと感じる要素はありませんでした。
他ゲーだったら間違いなく10個以上は挙げられます。
っていうか鳴潮は今まであった不満点をほとんど改善してくれたんですよね。
・デイリー任務の緩和(結晶波長板の消費で活躍度が貯まるようになった)
・結晶波長板(スタミナ)2倍消費による周回時間の短縮
・“結晶波長板精錬板”の実装でスタミナが溢れても問題なくなった
・スマホでゲームパッドが使えるようになった
・「サポート機・射撃」の追加で拳銃のキャラを編成する必要が無くなった
ここでは書ききれないくらい、上記以外にも様々な不具合や不満点を解決してくれました。
少なくとも、これだけしっかりと改善してくれるゲームなんてのは他には無いでしょう。
実際、私がプレイしている某ウマのゲームなんてユーザーの要望なんてちっとも聞いてくれません。
ユーザーとの乖離が凄まじいです。
もちろん、全ての要望に答えろだなんてのは微塵も思っていませんが、多少なりとも聞いてくれないとユーザー離れが進んでしまいます。
その点、鳴潮はユーザーが感じている不満点をしっかりと汲み取って改善してくれるので、これだけでも間違いなく神ゲーと評価しても良いレベル。
現在鳴潮に不満を持っている方もいるかと思いますが、その不満はいずれ公式が解決してくれるかもしれないので、気長に楽しくプレイしていきましょう。