ライザーです。
今回は、SOUNDPEATS様から上質な音とコスパの良さがウリの完全ワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS MINI Pro HS』をご提供いただきました。
今回提供していただいた完全ワイヤレスイヤホンは全体的な性能がかなり高く、同価格帯ではトップクラスといっても過言ではありません。
まず、音質はフラットで1つ1つの音がハッキリと聴こえるほど高音質で、イコライザーの設定次第で高音と低音を強調した迫力ある音質に変更も可能。
機能面は全体的に完成度が高く、ANCは環境音を大幅にカットしてくれますし、外音取り込み機能はかなり自然な音に近くほとんど違和感がありません。
正直、性能面においては2万円以上の高級イヤホンにも匹敵するほど高性能。
それでいて『SOUNDPEATS MINI Pro HS』の価格は1万円以下と考えるとかなりコスパが高いです。
「今まで完全ワイヤレスイヤホンを使ったことがない」
「1万円以下で様々なジャンルの音楽を楽しみたい」
「なるべく安くてANC・外音取り込み機能が高性能なワイヤレスイヤホンを探している」
といった方であれば『SOUNDPEATS MINI Pro HS』は最適な選択肢になると思います。
この記事では『SOUNDPEATS MINI Pro HS』の仕様や使い方について詳しく解説していくので、興味のある方は是非この記事を参考にしてみてください。
・コーデックはAAC、SBC、LDACに対応
・Bluetooth 5.2対応
・IPX5防水対応
・最大約8時間再生可能(ANC OFF)
・ケース込みで最大28時間再生可能(ANC OFF)
・Hi-Res認定されていて、高解像度な音を楽しめる
・低遅延を実現するゲームモード搭載
・片耳でモノラル再生可能
・高性能ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能付き
・高性能外音取り込み機能付き
SOUNDPEATS MINI Pro HS 概要
付属品 |
ケース本体 |
イヤホン本体 |
USB Type-AtoCケーブル(20cm)1本 |
イヤーピースS/M/L 各サイズ1ペア |
取扱説明書(日本語対応) |
専用アプリダウンロードマニュアル |
【コンパクトで軽い!】SOUNDPEATS MINI Pro HSの外観
ケースの質感はマットで手になじむような触り心地。
ゴールドのアクセントが高級感を醸し出しています。
背面にはUSB Type-Cポートが備わっており、ここから充電可能です。
ちなみに、ワイヤレス充電には対応していないため、充電する際はケーブルが必須となっています。
本体サイズは60(W)×22.5(H)×48(D)mm重量は37.5gと非常にコンパクトかつ軽量で、カバンに入れてもかさばることはありません。
手のひらに収まるほど小さいです↓
続いてイヤホンの紹介。
イヤホンは左右約4.97gと非常に軽く、耳に装着した際にも重量はほとんど感じなかったです。
ロゴが書かれている部分にはタッチセンサーが搭載されています。
裏にはLRが書かれているため、左右どちらか分からなくなる心配もありません。
専用アプリのダウンロードが必須
専用アプリ『SOUNDPEATS』を使うことで、イコライザーを調節することで自分好みの音質にできますし、ファームウェアアップデートにもアプリが必須となっています。
そのため、『SOUNDPEATS MINI Pro HS』の性能を最大限発揮する際には必ず専用アプリをダウンロードしてください。
ちなみに、アプリの評価がめちゃくちゃ低いのですが、『SOUNDPEATS MINI Pro HS』の場合は特に問題なく使用できました。
タッチセンサー付きでスマホに触らず操作可能
センサー感度は良好で、素早く2回タップした際もしっかりと反応してくれました。
ただし、音楽を聴いてる際に使用する「前の曲」は何故かタップ操作に割り当てられていないため、スマホで操作する必要があります。
ちなみに、タップ操作の割り当ては固定となっているため、アプリで変更できません。
SOUNDPEATS MINI Pro HSを実際に使ってみた
専用アプリで諸々の設定を終えた後、実際に『SOUNDPEATS MINI Pro HS』を使ってみました。
結論を先に言ってしまうと、1万円以下のワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスに高性能です。
イヤホンを取り出した瞬間に自動で接続される
まず、ケースからイヤホンを取り出した時にペアリングが始まり、接続先のBluetooth接続がONであればすぐに接続されます。
反対に、イヤホンを耳から取り外し、ケースに収めた場合はすぐにBluetoothの接続が自動で切れます。
スマホ側でON OFFを切り替えたり設定する必要がないので超便利。
音質はフラットで聴きやすい(イコライザーの設定次第)
『SOUNDPEATS MINI Pro HS』はHi-Res(ハイレゾ)認定されているということもあって、全体的な音の解像度が高く、低~高音域の細かい音までしっかり聴き取れました。
音に広がりあり、1つ1つの音やボーカルの小さい息遣いもハッキリと認識できます。
音質については、デフォルトの状態だと“フラットで聴きやすい”という印象を受けました。
高音は輪郭がくっきりとしていて、結構高い音まで出ています。
低音は響くような感じはあるものの、ボワボワとした感じは全くありません。
もちろん、高音と低音がハッキリとしているからと言って、ボーカルが楽器に埋もれているような印象もなかったです。
といった感じで、全体的にフラットで聴きやすく、解像度も高いため幅広いジャンルの音楽を楽しめるかと思います(まぁ私は基本アニソンしか聴きませんが)。
しかも、音質はイコライザーの設定次第で音質がガラリと変わるので、設定によってはドンシャリ感強めの迫力ある音質にも調整可能です。
フラットな状態だと迫力に欠けますが、イコライザーの設定次第ではライブ会場のような重低音強めで迫力ある音楽も楽しめます。
といった感じで、音質について素人なりに色々語ってみましたが、1万円以下とは思えないほどかなりクオリティが高かったです。
少なくとも「ワイヤレスイヤホンを使うのが初めて」といった方であればきっと満足のいく製品だと思います。
また、イコライザーの設定次第で音質が変わるので「ライブ感を味わったり、ロックやRPG系のゲームなど迫力のある音楽を楽しみたい」という方でもきっと気に入るはずです。
イヤホンがしっかりフィットしてくれるので軽い運動程度であれば落ちない
正直、付け心地は「いつズレ落ちてしまうのか」心配になるほど軽い付け心地でした。
ですが、実際にはイヤホンがしっかりとフィットしてくれたため、私の場合は軽い運動程度であれば全然落ちなかったです。
もちろんフィットするかは個人差があるので何とも言えませんが。
専用アプリで自分好みの音質に細かく設定可能
専用アプリの『SOUNDPEATS』は、UIがシンプルで使いやすくバグもないためストレスフリー。
で、この専用アプリでできることは以下の4つ。
・イコライザー設定
・ANC、外音取り込み機能のON OFF
・ゲームモードのON OFF
・ファームウェアアップデート
その中でも特に重要なのがイコライザーの設定です。
ここでイヤホンの低音、中音、高音の調節ができます。
他のイヤホンでもこのようにイコライザーの設定はできますが、SOUNDPEATSのイヤホンはかなり細かく調節が可能です。
「手動でイコライザーを設定するのが難しい」という方でも、事前にいくつかプリセットが用意されているので安心してください。
例えば、「低音強調」という項目であれば、鼓膜が振動するほど低音が強調され、「電子音」という項目だとシンセサイザーなどの電子音が強調されるようになります。
このイコライザーをうまく使えれば自分好みの音質が見つかるかと。
ただ、一部のプリセットは音質が極端に変わってしまう場合もあるため、再生する音楽によっては音質が悪く聴こえてしまう場合もあるので注意。
可変的なイコライザー設定で自分に合った音質に
アプリで「可変的なイコライザー設定」をすると、自分の耳に最適のイコライザー設定にできます。
設定はカンタンで、安静な室内で普段自分が音楽を聴く時と同じボリュームにして「音が何回鳴ったか?」というテストをするだけです。
テストが終わるとこんな感じで自分の聴力に最適化されたイコライザー設定になります。
私の場合だとボーカルをそのままにドラムやギター、ベースの音が強調され、より迫力のある音質になりました。
全体的に低音が強くなってにもかかわらず、ボーカルは埋もれていないのでかなり良い機能だと思います。
厳密に言うと、自分の耳では聴き取りづらい小さな音が大きくなっている感じです
特に「ライブ感を味わったり、ロックやRPG系のゲームなど迫力のある音楽を楽しみたい」という方であれば気に入るはずです。
ゲームモードは低遅延でRPGやFPSに最適
ゲームモードで様々なジャンルのゲームをプレイしてみましたが、遅延はほとんど感じなかったです。
少なくとも、RPGとFPSについては遅延感はほとんどなく快適にプレイできました。
ただし、音ゲーをプレイ中は遅延を感じ、快適にプレイできなかったです。
今回は試しにデレステをやってみましたが、ワイヤレスイヤホンだと16遅延だったのに対し、有線イヤホン使用時では-4とその差は20。
ワイヤレスイヤホン使用時↓
有線イヤホン使用時↓
人によって遅延の感じ方は音ゲーの練度で異なるかもしれませんが、私の場合は有線とワイヤレス使用時の感じ方にかなり違いがありました。
そのため、「音ゲー自体はできなくはないが快適にプレイできない」というのが個人的な感想です。
片耳でモノラルが再生可能
片方のイヤホンをケースにしまうだけで自動でモノラルになるので非常に便利。
もちろん、モノラル再生なので片方だけでも問題なく音楽を楽しめます。
ちなみに、もう片方のイヤホンを取り出すと自動でステレオ再生になります。
ANC・外音取り込み機能の性能はかなり高い
ANC(アクティブノイズキャンセリング)は、環境音をしっかりカットしてくれたのでかなり高性能だと感じました。
イヤホン自体の遮音性がそこまで高くないのですが、ANCをONにすると最大-40dBということもあって圧迫感があると錯覚するほどノイキャンがしっかりと効きます。
ガソリン車の走行音が電気自動車並みに、トラックの走行音が自動車並みにといった感じです
音楽を流した状態で試してみた際は、周囲の音がほとんど聴こえないくらいにはANCが機能するためより音楽に没入できました。
例えば、電車の車内アナウンスなんかはACNがONの状態かつ音楽を流した状態だと全く聞きとれなっかったです。
ちなみに、ANCをONにすると重低音が若干強めになりますが、ほとんど気にならないレベルの差しかありません。
外音取り込み機能もかなり高性能で、価格の割にはかなり自然に近い音で驚きました。
ぶっちゃけ下手な1万円台のイヤホンの外音取り込みよりかは明らかに性能が高いです。
ビニールのガサガサ音、人の声、テレビの音、どれも自然に近い音で違和感はほとんどありません。
ただし、デメリットも以下の2つあります。
・無音状態だと掃除機をかけてるような「サー」というノイズがある(環境音がする場合であれば全く気にならないレベル)
・集音性がそこまで高くないせいか、若干人の声が聞き取りづらい(コンビニ店員の声は余裕で聞き取れるレベル)
とはいえ、ANC・外音取り込み機能ともに同価格帯では群を抜いて良かったです。
ということで、実際に様々な環境で使ってみましたが、総評としてはANC・外音取り込み機能どちらも日常使いはできるレベルだと個人的には思いました。
マイク音質は高くテレワークやボイスチャットにも使える
マイクの音質はかなり高く、ノイズが少なく環境音にも強いため、自分の声をハッキリと認識してくれます。
実際に録音した音声はこんな感じ。
環境音ほぼ0
環境音アリ
外音取り込み機能をONにすれば喋りやすくなりますし、オンライン会議や友達とのボイスチャットにも最適です。
SOUNDPEATS MINI Pro HSの良かったところ
『SOUNDPEATS MINI Pro HS』を数日間使って感じた「良かったところ」についてまとめてみました。
・ケースがコンパクトで軽いので持ち運びしやすい
・イヤホンを取り出した瞬間に自動で接続される
・デフォルトの音質はフラットで、イコライザーの設定次第で自分好みの音質に変更可能
・ゲームモードは低遅延で違和感があまりない
・片耳でモノラル再生可能
・ANC・外音取り込み機能の性能がかなり高い
・マイク音質は良好でテレワークやボイスチャットにも使える
全ての良かったところを説明すると文章が長くなってしまうので今回は割愛させてください。
って言ってしまうくらいには良いところが多かったです。
ただ、あえて挙げるとするなら「価格に対する音質の良さ」と「ANC・外音取り込み機能が高性能」の2つは個人的に感動しました。
特に、ANC・外音取り込み機能は2万円以上の高級ワイヤレスイヤホンにも匹敵するレベル。
何なら、1万円以下で買えるワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスで性能は良いかもしれません。
SOUNDPEATS MINI Pro HSの気になるところ
ここからは、SOUNDPEATS MINI Pro HSを数日間使って感じた「気になるところ」について解説していきます。
・イヤホンの割り当てが変更できない
・機能はそこまで充実していない
・タッチセンサーの範囲が狭く誤操作しやすい
イヤホンの割り当てと音声アシスタントの変更ができない
特に気になったのは、イヤホンの割り当てや音声アシスタントの音量が変更できない点。
私の場合「前の曲」を多用するため、できればアプリで割り当てを変更できればなぁと思いました。
後、音声アシスタントの音量が少し大きいので、そこも調節できれば良かったですね。
まぁそこまで大きなデメリットではないため、使っていくうちに次第に慣れていくと思います。
機能はそこまで充実していない
最近のワイレスイヤホンは「ワイヤレス充電」や「マルチポイント(複数の端末に同時接続)」など、様々な機能が搭載されています。
専用アプリについても、他社だとイヤホンのボタン割り当てに対応していたり、外音取り込み機能のレベルなどの調節も可能です。
ただし『SOUNDPEATS MINI Pro HS』の場合は必要最低限の機能しか搭載していないため、人によっては不便に感じるかもしれません。
アプリについても致命的なバグがなく、シンプルで使いやすいとは思いますが「できること」は限られています。
まぁ必要最低限の機能しか搭載していないからこそ、1万円以下でこれだけ高性能で高音質になったと考えれば、むしろ良いことだと思いますが。
実際、私の場合はワイヤレス充電もマルチポイントも全く使いませんから、むしろ余計な機能を省いて価格を安くしてくれてかなりありがたいです。
私と同じように、必要最低限の機能しか必要ないのであれば『SOUNDPEATS MINI Pro HS』を選んでも問題ないかと。
タッチセンサーの範囲が狭く誤操作しやすい
タッチセンサーの精度の問題なのか、2回タップの反応が悪く、1回タップ判定になってしまうことが結構ありました。
色々と検証してみましたが、1回タップと長押し、3回タップはしっかりと反応してくれるため、やはり2回タップの反応だけが悪いように思えます。
対策方法は以下の2つ。
・2回タップするコツはイヤホンをこするように素早く2回タップする(難易度やや高め)。
・専用アプリで「タッチキーのワンクリック機能を無効にする」を有効にする(オススメ)。
タッチキーのワンクリック機能を無効にすると音量の調節ができなくなりますが、その分2回タップを失敗して1回タップ判定になってしまうのを防げます。
また、有効にすることで「2回タップが反応するまで何回も挑戦できる」のが魅力的。
イヤホン側で音量を調節しない場合はぜひ有効にしてみてください。
また、私の場合イヤホンをタップする際、どうしても「イヤホンの角(淵?)」をタップしてしまうことが多かったです。
よくイヤホンを観察してみると、イヤホン自体が小型なためタッチセンサーが備わっている面積が小さいように感じました。
なので、個人的にはイヤホンの角にもタッチ判定があるとありがたいですね。
SOUNDPEATS MINI Pro HSは1万円以下で購入できるコスパ最強のワイヤレスイヤホン
ということで『SOUNDPEATS MINI Pro HS』のレビューは以上になります。
総評としては、1万円以下でありながら2万円以上の高級イヤホンに匹敵する性能でとても素晴らしかったです。
まず、音質はHi-Res(ハイレゾ)認定されているということもあって、高い音も低い音も潰れることなくしっかりと出ていて、1つ1つの楽器の音もハッキリと聴こえました。
しかもデフォルトの状態だとフラットな音質で音楽を楽しめ、イコライザーの設定次第では重低音強めで迫力ある音質にしてゲームを楽しんだり、電子音強調してアニソンを楽しめたり。
どのようなジャンルの音楽でも楽しめるのが良いですね。
機能面については必要最低限しか備わっていないものの、どれも高品質で普段使いも余裕でできます。
特に、環境音をガッツリカットできるANC(アクティブノイズキャンセリング)と自然の音に近い外音取り込み機能はめちゃくちゃクオリティが高いです。
「今まで完全ワイヤレスイヤホンを使ったことがない」
「1万円以下で様々なジャンルの音楽を楽しみたい」
「なるべく安くてANC・外音取り込み機能が高性能なワイヤレスイヤホンを探している」
といった方であれば、まず『SOUNDPEATS MINI Pro HS』を選んで間違いありません。