【2025年最新】ゲームが快適に!オススメの有線LANケーブルと選び方のコツ

有線LANケーブルの選び方で困ったことはありませんか?

「どの規格を選べばいいのか?」「ゲームに最適なのは?」と迷う方も多いでしょう。

結論から言うと、PS5やNintendo Switch 2、PCゲームを快適に楽しむならCAT6AのUTPケーブルを選べば安心です。

価格・性能・扱いやすさのバランスが良く、ゲーム機からPCまで幅広く使える、誰にでもオススメできる定番の選択肢といえるでしょう。

特にオンライン対戦ゲームでは通信速度よりも安定性が重要ですが、CAT6AのLANケーブルならラグの少ない快適なプレイ環境を構築可能です。

この記事では「なぜCAT6AのUTPケーブルが最適なのか?」を分かりやすく解説し、さらに用途別にオススメの有線LANケーブルも紹介します。

読み終えたときには、自分の環境にピッタリのケーブルが選べるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

「取り敢えずオススメのLANケーブルだけ知りたい」という方は、下の商品リンクから好みに合うLANケーブルを選べば間違いありません。

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購入の際は、ケーブルの長さや形状に注意してください。

特にケーブルの長さは短すぎると設置場所を制限されるので注意しましょう。

ゲームが快適に!有線LANケーブルの選び方

筆者のライザーが、CAT6AのUTPケーブルをオススメする理由について、有線LANケーブルの選び方とあわせて解説していきます。

通信速度は最大10Gbpsあれば十分

現在使われている有線LANケーブルの通信速度および伝送帯域を以下の表にまとめました。

有線LANケーブル規格比較(CAT5e〜CAT8)
規格伝送帯域最大通信速度(100 m)10 Gbps以上出せる距離
CAT5e100 MHz1 Gbps45 m
CAT6250 MHz1 Gbps55 m
CAT6A500 MHz10 Gbps100 m
CAT7600 MHz10 Gbps100 m
CAT82000 MHz25〜40 Gbps(最大30 m)

伝送帯域とは、データ伝送に使われる周波数の幅のことで、「Hz(ヘルツ)」を単位とし、帯域が広いほど多くのデータを一度に送れることを示します(例えるなら道路の幅)。

インターネットにおける通信速度とは、1秒間に送受信できるデータ量で示します。

例えば「1 Gbps」の場合は、「1秒間に約1Gbit(ギガビット)分のデータを送受信できる速度」ということになります(例えるなら車の速度)。

有線LANケーブルメーカーの公式サイトでも触れられていませんが、実はCAT5eやCAT6でも短距離の通信であれば10Gbps出せるんですよね。

例えばELECOMの公式サイトではこのように紹介されている▼

出典:ELECOM

ゲーミングPCは使用しているマザーボードによって変わりますが、高性能なPCであれば最大通信速度は10Gbps、一般的なPCであっても1.0~2.5Gbps程度。

そして、PS5やNintendo Switch 2のLANポートの場合は「1000BASE-T」に対応しているので、最大通信速度は1Gbpsとなっています。

なので実際のところ、PS5やSwitch 2、PCでも短距離の通信であればCAT6やCAT5eでも全く問題ありません。

ただし、後から「これPS5用だった?」「昔のノートPCで使ってたやつ?」「CAT5eって今でも使えるんだっけ?」と迷うことも考えられるので、規格は揃えておくと安心です。

そして、10年後を見据えると価格差もほとんどないため、家庭用としては最高水準であるCAT6Aを選んでおけば安心だと私は考えています。

とはいえ、ここまで記事を読んで「CAT6やCAT5eのLANケーブルでも十分では?」って思うのであれば、それでも全く問題ありません。

最終的には利用環境や好み、考え方にもよりますから。

ゲーム用途ならシールド無しのUTPが無難

有線LANケーブルに使われる「シールド」には、通信に悪影響を与えるノイズから信号を守る役割があります。

そして、シールドが無いものを「UTP」、シールドがあるものを「STP」と呼び、それぞれの特徴は以下の通りです。

UTPとSTPの違いと特徴
UTP(Unshielded Twisted Pair)ケーブルシールドがないためノイズにはやや弱いが、家庭やオフィスで最も一般的に使われており、価格が安く取り扱いも容易。
STP(Shielded Twisted Pair)ケーブルシールド付きでノイズに強い。ただし、正しくアース(接地)処理を行わないと、シールドに電気が溜まり逆にノイズ源となる場合がある。

日本製線株式会社の公式YouTubeの実験では、UTP配線で速度が10Gbpsから6Gbpsに低下するケースが確認されています。

一方、すべてをSTPで統一した場合は「リターン効果」によりノイズ耐性が高まることも確認されました。

他の方のブログやYouTubeでは「STPケーブルはアース処理しないとノイズが増幅するため買う価値がない」と書かれていることが多かったので、この結果は従来の見解とは異なる興味深い内容でした。

ただし、これは特殊な検証環境での話です。

家庭用の1Gbps〜2.5Gbps回線では影響はほとんどなく、よほど電子機器と近い場所に設置しない限り、電子レンジや照明を使っても通信速度が落ちることは無いでしょう。

筆者も現在、実際にCAT6やCAT6AのUTPケーブルを使っていますが、ノイズの影響で速度が低下した経験はありません。

そのため、家庭用途ではUTPで問題ないと言えます。

宅内配線がすべてSTPで統一されている場合のみ、STPを選べば良いでしょう。

また、現状CAT8ケーブルを使っている家庭もありますが、ノイズによる不具合の報告はほとんどありません。

もし問題が頻発していたなら、現在の市場では流通していないでしょう。

ここまでの話をまとめると以下の通りとなります。

・家庭用途ならCAT6AのUTPケーブルで十分

・宅内配線がすべてSTPなら、CAT6AのSTPケーブルを選んでも良い

・ただし、ほとんどの住宅はUTP配線なので、ゲーム用にはUTPが最適

・STPケーブルであるCAT7やCAT8でも問題ないが、オーバースペックなのでわざわざ選ぶ価値は無い

PoEはゲーマーなら気にしなくてもOK!

たまに「PoE対応」と書かれているケーブルがあると思います。

PoE(Power over Ethernet)は、LANケーブルを通じて電力を供給できる仕組みです。

ネットワークカメラ(マンションの監視カメラなど)やデジタルサイネージ(駅でよく見かけるディスプレイ)など、電源ケーブルを別途用意しにくい機器を接続する際に役立ちます。

ただし、ゲーマーにとってはあまり関係の無い機能と言えるでしょう。

短距離なら”より線”、長距離なら”単線”がオススメ

出典:ELECOM

有線LANケーブルの芯線には「単線」「より線」の2種類があります。

それぞれの特徴を比較は以下の通りです。

有線LANケーブル芯線の種類比較
項目単線ヨリ線
構造1本の導線で構成複数の細い導線を撚り合わせて構成
特徴・通信品質が高い
・耐久性が強い
・曲げにくく重い
・軽く柔らかい
・取り回しやすい
・通信品質や耐久性は単線より劣る
オススメ用途・長距離配線(10m以上)
・一度設置したらあまり動かさない環境
・短距離配線(5m以下)
・ケーブルの抜き差しが多い環境

※用途は目安であり、環境や機器によって最適な選択は異なります。

単線とより線は好みや使用環境、ゲーム機やPCの設置場所によってオススメが変わるため、最適な選択は人それぞれです。

ただ、基本的には短いケーブルがより線、長いケーブルが単線で作られています。

CAT6AのUTPケーブルが価格と性能のバランスが優れている

ここまで解説してきた通り、有線LANケーブルにはCAT5e〜CAT8まで様々な規格がありますが、ゲーム機やPCに最適なのはCAT6AのUTPケーブルです。

最適だと思う理由は以下の通り。

性能面:CAT6Aは最大500MHzの帯域を持ち、100mでも10Gbps通信が可能。現行のゲーム機が必要とする1Gbpsはもちろん、将来の高速環境にも対応できる。

価格面:CAT7やCAT8は高価ですが、家庭用では最大限性能を活かしきれません。CAT6Aなら十分な性能を手頃な価格で得られる。

扱いやすさ:UTPはシールドなしでもノイズの影響はほとんどなく、取り回しが簡単。

以上の理由から、「安い・速い・使いやすい」の三拍子が揃ったCAT6AのUTPケーブルを選んでおけば間違いと考えます。

ゲームに最適なオススメの有線LANケーブル7選

検証環境ではノイズによる速度低下が確認されたが、家庭用の有線LANケーブルはCAT6AのUTPで十分です。

ただし、現在1Gbps以上の通信速度が出せるCAT6やCAT5eのLANケーブルを持っていて、使用時に支障が無ければそのまま使っても問題ありません。

ということで、ここでオススメするケーブルも全てCAT6Aとなっています。

【迷ったら取り敢えずコレ】エレコム LANケーブル CAT6A スタンダード

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1番無難なタイプのケーブルです。

ゲーム機やPCとWi-FiルーターやONU(モデム)の間に壁がなく、直接LANケーブルを接続できる環境であれば、このケーブルで問題ありません。

この記事では使用シーンに応じてさまざまなケーブルを紹介していますが、価格と性能のバランスを考えると、最終的に一番おすすめできるのはこのケーブルです。

特にこだわりがなければ、『エレコム LANケーブル CAT6A スタンダード』を選んでおけば安心でしょう。

【細くて取り回しやすい】エレコム LANケーブル CAT6A スーパースリム

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エレコムのスタンダードタイプより柔らかく、直径約3mmと非常に細身で取り回しやすさに定評があります。

黒色なのでインテリアに馴染みやすく、家具の隙間や壁際に沿わせたい方に最適です。

価格はやや高めですが、見た目を重視する方には安心して選べる一本です。

【細身なのに低価格】サンワダイレクト LANケーブル CAT6A ツメ折れ防止 やわらか細径

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『エレコム LANケーブル CAT6A スーパースリム』と同じく直径約3mmの細身タイプですが、価格が比較的安くコスパに優れています。

色はブルーなので設置場所によっては目立ちやすいですが、実用性重視の方にオススメです。

【高耐久なケーブル】エレコム CAT6A メッシュケーブル

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犬や猫、ウサギなどのペットがいるご家庭では、メッシュタイプの有線LANケーブルが役立ちます。

本来であれば金属外皮のケーブルが最も耐久性に優れていますが、現在は販売終了しており入手できません。

そのため、現状入手可能なケーブルの中ではメッシュタイプが最も高耐久といえます。

ペットにかじられるリスクがある場合は、迷わずメッシュタイプを選びましょう!

仮にメッシュタイプのケーブルでも不安な場合は、配線カバーで保護したり、床近くに配線しないなどの工夫をしておくと安心です。

【カーペットの下に這わせやすい】サンワサプライ LANケーブル CAT6A フラット

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「見た目をスッキリさせたい」「家具や床下に沿わせたい」という方には、フラットタイプの有線LANケーブルがオススメです。

耐久性やノイズ耐性は丸型に比べて劣るといわれていますが、家庭用途ではほとんど気にする必要はありません。

ただし、LANケーブルの留め具やクリップは丸型に合わせて設計されているため、部屋全体にケーブルを張り巡らせる場合は丸型の方が扱いやすいと思います。

【カラーバリエーション豊富】シズカウィル LANケーブル CAT6A

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シズカウィルは、スマートフォンアクセサリーの通信販売(輸出入事業)を手がける山口コーポレーション株式会社のブランドです。

LANケーブル自体はおそらく中国製ですが、販売元が日本ブランドであるため、不具合があっても保証対応を受けられる安心感があります。

このLANケーブルはCAT6Aに対応しており、価格が安価でカラーバリエーションも豊富なのが特徴。

色にこだわりたい方には特にオススメできる製品です。

【プロ仕様のLANケーブル】パンドウイットコーポレーション LANケーブル CAT6A

通常モデルはSTPケーブルで直径約6.1mm▼

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業務用途でも採用されるパンドウイットコーポレーションのLANケーブル。

ほとんどの方に馴染みのない企業かもしれませんが、アメリカに本社を置く老舗の配線材料・ネットワーク関連製品メーカーです。

プロ仕様で価格も高めですが、品質が高いのはもちろんのこと、カラーバリエーションも豊富で、一般家庭でも選びやすい製品となっています。

ただし、通常モデルはSTPケーブルで直径約6.1mmと比較的太く、取り回ししづらいので注意してください。

ライザーライザー

色の選択肢は減りますが、一般家庭で使う場合はUTPケーブルの超極薄モデルがオススメです!

ちなみに、パンドウイットのSTPケーブルには「AXテープ」と呼ばれる非常に薄いアルミ箔のようなテープが使われています。

出典:PANDUIT

このテープには細かい切れ目が入っており、ブロック状に分割することでノイズが帯電しても全体に広がりにくい構造になっています。

そのためノイズが帯電しにくく、UTPケーブルのように扱うことが可能で、STPケーブルに必要なアース処理も不要です。

ライザーライザー

ノイズに強く安定した通信環境を構築したいなら、全てパンドウイットのLANケーブルにするのが良いかも?

ゲーマーはCAT6Aの有線LANケーブルを買っておこう!

PS5やNintendo Switch 2、PCゲームを快適に楽しむなら、有線LANケーブルはCAT6AのUTPケーブルを選べば安心です。

価格・性能・扱いやすさのバランスが良く、現行の1Gbps通信はもちろん、将来の高速環境にも対応できます。

迷ったら「CAT6AのUTPケーブル」を選ぶ!

特に、家中の通信環境を最強にしたいのなら、プロ仕様で品質もかなり高いパンドウイットのLANケーブルがオススメです。

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